本日はアンコールワットの周辺にある、普段あまり観光ツアーでは回らないマイナーな遺跡を9個ご紹介いたします。
有名どころを回り終わった方は、さらなる遺跡探索を楽しんでみましょう。
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目次
①アンコールワット周辺にあるマイナーな遺跡
アンコールワット周辺の小回りコースや大回りコースから行ける遺跡を取り上げました。
マイナーな遺跡は観光客が少ないので、ゆっくりと鑑賞できるメリットがあります。
もし気になった遺跡があれば、ドライバーに言ってそこだけ追加してもらうのもありでしょう。
ここでご紹介する遺跡は全て入場にはアンコール・パスが必要となります。
※個人的には「タ・ネイ」がよかったですね~。
紹介する9個の遺跡の中では一番アクセスわるいですけど、気になった方は行ってみてくださいね。
②トマノン
アンコールトムから勝利の門を抜けて、数百メートル進むと見えてくるのが、「トマノン」と「チャウサイテヴォーダ」です。
この二つの遺跡は道をはさんで向かい合うように建てられており、北側がトマノン、南側がチャウサイテヴォーダです。
この二つの遺跡は小回りコース上にあるので、車窓から見ることができます。
ドライバーによっては停まってくれるかもしれません。
どちらもヒンドゥー教の平面型のこじんまりとした遺跡です。
ではまず「トマノン」。
遺跡の東の方にはお土産屋もならんでいます。
上部ペディメントにはいろいろとレリーフが彫られているのが見えます。
左右には城壁の一部がのこっており、当時は城壁に囲まれていたことが推測されます。
中央祠堂の内部。
頭のない像が祀られています。
【観光の所要時間 約15分】
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③チャウサイテヴォーダ
トマノンの南側にある「チャウサイテヴォーダ」
写真右下の木のまわりに置かれた像が、どこからやって来たのか、いつからあるのか気になるところです。
遺跡の手前には、中国語による遺跡に関する展示小屋がありました。
何かしら中国がかかわったのか、中国人の団体客もたくさん観光に来ていました。
東側にはアンコールトムのバプーオンを彷彿とさせる空中参道が伸びています。
こちらの方まで見に来ている観光客は少なく独占です。
ファッションショーのランウェイのようですね。
恥ずかしがらずに堂々と空中参道の上を歩いてみましょう(笑)
遺跡の中央部にはヨニの奥に小さな彫刻がひとつ置かれていました。
【観光の所要時間 約20分】
④スピアン・トモー
トマノンより東へ進むと小さな橋があり、その手前にあるのが「スピアントモー」です。
ほんと写真のこの道のわきにポツンとあります。
小さな遺跡ですがベンメリアを凝縮させたような風貌で、つい見入ってしまします。
「スピアントモー」は石の橋という意味があって、昔はここの橋が使われていたようですね。
中に入るほどの広さはなく、止まって道から写真を撮る程度です。
【観光の所要時間 約3分】
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⑤タ・ネイ
「タ・ネイ」はタケウの北にある公共トイレの所から、舗装されていない森の小道を1kmほど進んだ先にあります。
先には誰もいないからか遺跡までまだ距離があるにもかかわらず、トイレの先でチケットチェックがあります。
アンコール・ジップラインも同じ道で、途中で枝分かれします。
森の小道を抜けると見えてきます。
森林に埋もれたマイナー遺跡感バッチリでいい感じです。
他の遺跡ではあまり見かけない、細くて背の高い木が遺跡エリアのいたるところから生えています。
ひっそりとしており、物音もほとんど聞こえません。
セキュリティのようなスタッフが一人いるだけで、他には観光客も誰もいませんでした。
かなり崩壊は進んでいて、遺跡の内部も崩れた石が散らばっています。
どこを歩いたらよいのか分からない感じで、足場はかなりわるいです。
隙間からレリーフが見えますが、これ以上近づけそうにありません。
外壁にはデバターもたくさん彫られています。
人気がないからかもしれませんが、ここのデバターはとても引き込まれるものがありました。
じっと眺めているとまるで生命が宿っているかのようで、当時の世界へ引きずり込まれそうな不思議な感覚に襲われました。
矢印のような王冠のような面白い形で残っていたので写真を一枚。
【観光の所要時間 約30分】
⑥バクセイ・チャムクロン
「バクセイ・チャムクロン」はプノンバケンとアンコールトム南大門の間にあります。
ピラミッド型の遺跡で規模のわりには非常に高さのある遺跡です。
上へ登る階段は、急角度なうえ手すりもなく一段一段の幅も狭いので要注意です。
足を横にしないと登れません。
上まで登りきって、見下ろすとけっこうな高さです。
狭いくせに高いので、高所恐怖症の人はちょっと怖いと思います。
頂上の祠堂の中には横になった像が祀られており、「よう登ってきたのう、まあゆっくりしなはれ。」とでも言わんばかりです。
祠堂扉の左右には細かな文字がたくさん刻まれていました。
遺跡へのアクセスはわるくないので、自転車やバイクをかりて回ってる人はちょくちょく停まって見に来ていましたね。
【観光の所要時間 約15分】
⑦プラサット・ベイ
上記「バクセイ・チャムクロン」のほど近く、南大門のすぐ手前を外濠に沿うように西へ進むとあります。
3つの祠堂が並んで建っており、両側の二つは屋根がすっぽりとなくなっています。
プラサット・クラヴァンのような雰囲気がありますが、祠堂の中には見ごたえのあるレリーフは見当たりませんでした。
【観光の所要時間 約5分】
⑧クロル・コー
「クロル・コー」は大回りコースにあるニャック・ポアンのすぐ北東に位置する小さな遺跡です。
遺跡へ続く道にはちょっとした柵のようなものが半開きになっていて、「入ってもいいのかな?」と思うような雰囲気でした。
観光客にはひとりも会いませんでしたが、遺跡内部からは地元の人が訪れてお供え物をしている様子がうかがえました。
【観光の所要時間 約10分】
⑨クロル・ロメアス
「クロル・ロメアス」はアンコールトム北大門を出て、プリアカンへ行く道の途中にある小さな遺跡。
いちおう道には消えかけた遺跡案内の看板はたっている。
ただし誰も見に行かないんだろうなと安易に想像できる道か道じゃないのか分からない木の間を数十メートル歩くと現れる。
ほとんど何もないように見える。
ただ円形に石で囲まれた壁のようなものが確認できました。
少し歩きまわってみようかと思いましたが、人の歩いた形跡があまりないので止めときました。
【観光の所要時間 5分】
⑩プラサット・バッチュム
「プラサット・バッチュム」は小回りコースのプラサット・クラヴァンとスラスランの間にある道を東へ進んだ先にあります。
未舗装のカンボジアの田舎道といった雰囲気の道を進みます。
よく見かける祠堂が三つ並んだ容貌です。
三棟ともに木でしっかり補強された状態で、立ち入りは禁止になっていました。
じっくり近くで見れませんでしたが、アナログ的な支え方がこれはこれでよかったです。
【観光の所要時間 約15分】
以上、いかがだったでしょうか。
遺跡観光は遺跡に関する知識がふえれば増えるほど楽しくなってきますよ。
ぜひ、みなさんもカンボジアの遺跡にどっぷりハマってみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございます。
↓こちらはアンコールトム内のマイナー遺跡です。
↓王道ルートは小回りコース