「最近どうも体調が良くないな~」
「体がだるいな~」という方。
カンボジアには有名な二つの民間療法があります。
ひとつは「コォックチョール」というコインで背中を赤くなるまでゴシゴシとこするというもの。
もうひとつが「チョップ・クチョル」です。
この記事では二つめの「チョップ・クチョル」についてご紹介いたします。
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目次
①チョップ・クチョルとは
カンボジアの伝統民間療法のひとつで、小さなガラスのビンのようなものをたくさん使用します。
まず火であぶりビンの中に真空状態を作り出します。
そして、真空状態ができた瞬間に背中にポンとつけることによって背中にぴったりとくっつくのです。
気圧が戻ろうとする作用により背中の肉がビンの中に吸引されます。
カンボジアではそれによって体の中にたまっている「悪い気」や「悪い運」なども吸い出してくれるとされています。
「チョップクチョル」をしたあとは背中に赤いまるい跡がたくさん残るのが特徴的です。
この赤い跡はだいたい一週間くらいすると、キレイに消えてなくなります。
②チョップ・クチョルが体験できる場所
基本的にマッサージ屋さんで体験することができます。
ただし民間療法なだけに街中にあるマッサージ屋ではあまりメニューに入ってなく、いがいと見つかりません。
街中で聞いても近くにはないと返事がかえってきました。
体験できるのは少し街のはずれにある小さなローカルのお店が多いです。
料金の相場はだいたい$3程度らしいです。
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③実際に体験してきた
最近、あまり体調がすぐれなかったので前々から一度やってみたいなと思っていた「チョップクチョル」を実際に体験してきました。そのときのレポートです。
料金は$3.75(15000R)で聞いてた相場より少し高かったです。
でもやっと見つけたのでここでやってみることにしました。
1、すごいペースで背中にビンがくっつけられる
「チョップクチョル」と伝えると、とりあえず上は脱いでうつぶせで寝ころぶように言われます。
すると例の小さなガラスのビンがたくさん入ったカゴを持って来てくれます。
やって来ました。
ひとつひとつのビンは想像していたよりも小さかったです。
オシャレなかわいらしいジャムが入ってるような容器でした。
他にはアルコールと綿の付いた棒がセットで入ってます。
そして棒の先の綿にアルコールをつけて、点火します。
とりあえず一つ付けてもらうと思ったより吸引力が強かったです。
ちょっと痛いくらいでした。痛気持ちいくらいです。
火を使っていますが、特に熱いとうことはありません。
その後は炎でビンの中をあぶりながら、背中にどんどんくっつけてきます。
このビンをくっつけるペースが予想以上にめちゃくちゃ早いです。
1秒にひとつくらいの間隔で背中にくっつけられます。痛気持ちさもあって笑いそうになってしましました。
背中全体と肩や腕の上の方にもいくつか付けます。
後で跡が見えるのが嫌なかたは腕には付けてもらわないようにしたらいいですね。
↑分かりますでしょうか。ビンの中に肉が吸い込まれている様子。
予想ではビンの中にだんだん吸い込まれていくのかと思ってたのですが、違いました。
付けた瞬間にビンの中に肉が吸い込まれます。
合計で30個くらいのガラスのビンが背中に貼り付けられました。
全体につけ終ると5分~10分くらい放置されます。
慣れてくると最初は痛気持ちいだったのが、背中全体のいい刺激になってふつうに気持ちいいになってきました。
もうずっと付けていたくなってきたころに外しにやってきます。
外すときはビンを傾けるように引っ張れば簡単にポンとはずれます。
全部取りおわり終わりかと思いきや、二回目が始まりました。
二回くらいやるのがふつうとのことでした。
はい、できあがり。
2、背中の跡は一週間くらいで消える
やってみての感想は気持ちよかったです。
ビンの付いた状態でもっと寝てたかったですね~
手で触ると体も凸凹になってます。
お店の人いわく、この赤いあとは4、5日たてば消えると言っていました。
当日の夜にお風呂に入るのも全然問題ないです。
仰向けでゴロンと寝ようとするとちょっと刺激を感じる程度です。
今回私はキレイさっぱりに跡が消えるまでに10日くらいかかりました。
慣れてくると消えるのも早くなってくるとか。
特に色が濃く残るところは、悪いところらしいです。
改めて考えると一週間くらいも跡が残るということは、皮膚の下はけっこうなダメージを受けてるんじゃないか…なんて思ったり。
3、効果は!?
肝心な体調はというと、元気になった気がします。
正直な話よく分かんないけど、なんか面白かったんで気持ち的に元気になりました。
ほどよい刺激を背中全体に浴びることによって、細胞が活性化するようなそんな感じがしました。
④「カッピング」や「吸い玉」
1、世界中でも行われている
ここまで少し謎めいたカンボジアの民間療法というテイストでお送りしましたが、日本や世界中でも同じような療法が存在しています。
英語では「カッピング」と呼ばれており文字にすると「Cupping」でカップですね。
日本にもあるそうで、「吸い玉」とも呼ばれています。
まったく同じなのか分かりませんが、似たようなもののようです。
世界ではアスリートの方にも「カッピング」の愛用者がいるそうです。
最初は半信半疑のカンボジア伝統療法でしたが、どうもしっかり認知されており効果もある療法のようですね。
以上、いかがだったでしょうか。
痛気持ちい「チョップ・クチョル」、ぜひあなたも体験してみてくださいね。
あとはお風呂に入るときに自分の背中をみて、驚いてスッ転ばないように。
自分では跡が残っていることなんで、すっかり忘れますのでね。
最後までお読みいただきありがとうございます。