本日はカンボジアでのSNS事情。
この記事ではカンボジアで一番利用されているであろう「Facebook」を中心に取り上げてみたいと思います。
そんな大人気の「Facebook」の使い方で、
日本とは違うびっくりしたとこ、特徴的なところを5つご紹介いたします。
※最近では傾向も変わってきて、人によって使い方もバラエティ豊かになっています。
知ってる人には今さら感が強いと思いますが、どうぞお付き合いくださいませ。
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目次
①カンボジアのSNS事情
カンボジアでどのSNSが人気かといわれれば、間違いなく「Facebook」が市民権を得ていると思います。
少しずつ多様化は見せているものの、まだまだぶっちぎりでしょう。
他ではオシャレ好きな人とか、ちょっとリッチめの人には「インスタ」も流行ってきてるようにも感じます。
日本では使用者も多い「ツイッター」はというと、カンボジアではまったく使用者を見かけません。
「LINE」はポツポツくらい。
アカウントは持ってても、サブのサブくらいの重要度。
外国人と関わる機会が多い人はその国に合わせて「WeChat」を入れていたり、「WhatsApp」を使ったりもしていますね。
②Facebookでのびっくりした使い方5つ
そんな圧倒的認知を得ている「Facebook」ですが、国が違うと使い方も違ってきます。
日本とは異なるびっくりした使い方が5つあります。
- アカウントを何個も持つ(名前は適当)
- いいねやシェアをしまくる
- タグの付け方
- モザイクのないグロイ写真がバンバン流れてくる
- セルフィー大好き、自撮りだらけ
最近は少しずつ変わってきて、上記の傾向もうすくなってだんだん世界基準(?)な使い方に近づいて来たように思います。
特に現代的な人達(ちょっと裕福層な人達とか)や、外国人と関わりの多い人達はあまりしなくなっています。
あまりお金がない人達に、まだこの5つの傾向が強いような気がしますね。
それではびっくりした使い方5つを順に詳しくご紹介いたします。
1、アカウントを何個も持つ(名前は適当)
日本ではアカウントは一人ひとつで、それを長く使いつづけるのが普通だと思います。
でもカンボジアでは一人でアカウントをいくつも持っている人が多いです。
Facebookを一度でも使ったことがあるカンボジア人であれば、おそらく複数回アカウントを作ったことがあると思います。
理由はと言えばいろいろあるでしょうけど、そんなに深い意味はない場合が多いでしょう。
「パスワード忘れてログインできない。」とか(これが一番多い?)
カンボジアでは簡単に電話番号変えれるんで、その度にアカウントも変更。とか
用途によって使い分けてるみたいな人もたまにはいるのかな。
なので同じ人から何度も友達申請が来たりします。(アカウントが変わるからね。)
ちなみにアカウントの名前は適当な人が多いです。
(正確な実名みたいな人はほとんどいないと思う。)
↓下の画像は検索覧に「新人」みたいな意味を入れてみたのですが、いっぱいアカウントが出てきました。
あだ名をつけてる人もいれば、「愛してる」とか「さびしい」が名前の人もいますね。
以前見かけたのでは「私は偽物」って名前もありましたね。ついつい「なんやねん、それ!」て言いたくなりますよね。
プロフィールもだいたい適当です。
誕生日や仕事場など。
※Facebookで働いてる人、たぶんいっぱいいます(笑)
しかもマネージャークラスで。
2、「いいね」や「シェア」はしまくり
「いいね」や「シェア」しまくります。
とりあえず知り合いの投稿には「いいね」おしとけ。みたいなね。
「いいね」3ケタついてる人とかいっぱいいます。
↓ふつうの個人の自撮り写真です。
その分友達の数もめっちゃ多いですけどね。
友達の数が「4ケタ」いるのふつうです。
シェアもよくして、話題になってるニュースとかは一気にシェアされます。
カンボジアではこのシェアによる広がりがテレビや新聞のような役割を果たしてるようにも感じます。
「コメント」も多いですね。
これもあまり意味もなく「かわいい」「ありがとう」みたいなやりとりが何回も続きます。
3、タグの付け方
タグの付け方も違います。
ふつうは写真に写っている人をタグ付けると思いますが、全く写ってない人でもタグ付けたりします。
↓化粧品の宣伝的な投稿
タグ付けが95人です。
宣伝ですからね、拡散が大事なのは分かりますが(笑)
他にも仲のいい友達や、家族をとりあえずタグ付け。とか
適当にタグ付けたり。
自撮り写真にタグ付け50人とか。
4、モザイクのないグロイ写真がバンバン流れてくる
上でも書きましたがみんなシェア大好きなので、事故現場とかの画像がシェアされて自分のタイムラインにも流れてきます。
モザイクのかかってない血だらけで倒れている人の写真とかです。
基本的にモザイク処理はほとんどされないです。
事故や事件があると写真を撮る人は多くて、なんなら事故現場を動画でとってる人もいます。
それをみんなシェアするんですよね。なんでか知らないけど。
見たくないけど、気になるような。で、結局見てしまうことも良くあります…
あとモザイクなしといえば、個人情報なんかもモザイクなしで流れてきます。
パスポート情報とかがそのまま。
5、セルフィー大好き、自撮りだらけ
セルフィーや自撮り大好きですね。
正直これをアップすることこそがFacebookの醍醐味のような。
特に説明もなく自撮り写真をアップして、それにコメントがくる。
コメントの中身はひたすら「かわいい」の繰り返し。
↓「Sart」っていうのはクメール語で「かわいい、キレイ」とかって意味です。
初めのころは、「何この無意味なやり取り」とか思ってましたが、今では「なんか平和だな~、健康だな~」なんて思ったりもしています。
だって日本で自分の写真だけポンってアップして、みんなが褒めてくれるなんてないですよね…
他にちょっと自撮り褒めに近いもので誕生日。
「Happy Birthday to me」
って自分で書いて「イエーイ!」って投稿して、みんながキレイとかおめでとうって言ってくれる。とかもあります。
カンボジア人たちが心の奥でどう感じてるかは分からないですけど、微笑ましいというか、やっぱ平和だな~健康だな~って思うわけですよ。
日本でやったら、「あいつ自分で言ってるよ、バカじゃないの」なんてなりがちですよね。
でもなんで日本だと↑こうなるんでしょうね。
なんかだんだん感覚が分かんなくなってきます。
SNSカルチャーショック!
以上、いかがだったでしょうか。
まぁ国や人によって使い方は様々ですね。
別に正解もないですから。
あと、「クメール語を英語(アルファベット)で書く」っていうのもありました。
どういうことかというと、日本語をわざわざアルファベットで書かないですよね。
(例:日本人同士のやりとりなのに「konnichiwa」とか)
カンボジアだとこれかなり多いです。
しかも書き方(つづり)に正解があるわけでもなくて人によって違うし、略したりもするんで慣れないとなんのことかさっぱりでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
↓カンボジアに関する基礎知識