
カンボジアの北東部に位置するラタナキリ州。山岳地帯が大半を占め、多数の少数民族が生活している地域です。
そんなラタナキリで有名な食べ物のひとつが「チャナン」と呼ばれる料理です。
本日はその「チャナン」という食べ物について、およびラタナキリのバンルン市とシェムリアップのチャナンの食べられるレストランのご紹介です。
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目次
①ラタナキリ料理「チャナン」
ラタナキリ料理の「チャナン(ចាណាង)」は、もともと少数民族から現代へと伝わる伝統的な料理だそうです。
1、なぜスープが黒いのか

チャナンは分かりやすい特徴としてスープが黒いことがあります。
黒色のスープを見て「体に悪そう」とか「美味しくなさそう」と思っていませんか?
それは違います!!!
自分もはじめは「この黒色は何の色なんだろう?」と疑問に思いました。それでお店のおばちゃんに聞いてみると「チャナンの葉」の色だということです。
※少し調べてみるとチャナンの葉というのはあだ名のようなもので植物的には他にも名前があるようです。
このチャナンの葉はもとは緑色だけど手間暇かけて調理する(乾燥させたり火にかけたりいろいろ工程がある)ことによって黒色になるそうです。
実はスープの黒色の由来は植物経由の色だったなんて分かると、今度は逆に「体に良さそう!」な気がしてきませんか?
2、筍が盛り沢山
黒いスープに浮かぶ具材の中で目を引くのが「タケノコ」です。
他にも店によって「ベイビーコーン」や「ナス」などが入ってます。
3、麺・ヌードル入り
スープの具材の下にはヌードルが入ってることが多いです。
最初はオプション的に入れるものかと思いましたが、どうやらどの店もヌードルはデフォルトで入ってるっぽいですね。
※ただ予測ですがヌードルを入れるのは現代風のアレンジで、昔は入ってなかったんじゃないかって気がしてます。
4、ライムやチリ
付け合わせで出てくるのがライムとチリを使った辛いタレのようなもの。
どのお店でもお供に付いてきました。
チャナンのスープ自体には辛みや酸味は特にありません。お好みに合わせて入れるようです。
そしてインスタントヌードルに入ってる調味料。

これもいっしょに出てきます。そしてどのお店も絶対に同じ調味料の袋なんです。どうやら同じインスタント麺を使っているようですね。
②ラタナキリのチャナンのお店
ラタナキリ州の首都バンルン市で食べたチャナンのお店を二つご紹介します。
1、ចាណាង ដំរី(チャナン・ドムライ)
まずは「ចាណាង ដំរី(チャナン・ドムライ)」です。
初めて「チャナン」を食べたお店で、ここのチャナンが美味しくて気に入ったがためにその他のチャナンのお店を巡ることになった記念すべき1店舗目です。

店内はちょっと薄暗く小汚い(失礼)が、でも味は抜群な隠れ食堂みたいな雰囲気。
冷たいお茶も出してくれます。

料理を待っていると大きな黒い犬が入ってきました。おとなしい犬だったので怖くはなかったですが、ヤギなのか犬なのか…はたまた他の動物なのか最初分かりませんでした。
※ラタナキリには見知らぬ動物もいるのかなとか思ったり

さて、出てきましたラタナキリ・フードの「チャナン」です。

野菜はシンプルに筍のみ(たぶん)。
肉は牛肉を使用していて、牛筋になるんでしょうか噛み切りにくいですが骨などはついていません。
具材の下に麺が隠れています。
この店のスープが味わい深くてめっちゃ美味しかったんですよ。最後までスープ飲み干しました。

この記事でも4店舗を紹介するのですが、結局ここのお店のチャナンが一番美味しかったです。
少ない滞在日数の中で2回食べに行きました!もしラタナキリに行ったらまた食べに行くと思います。
家族経営っぽい雰囲気でしたが、今どき風の若いお兄さんが少し英語も話せて厨房のスープを見せてくれました。

写真だとあまり美味しそうに見えませんが(笑)、ここで長時間コトコト、コトコトと煮込んでるんだと思います。
それであのコクのある深い旨味がでるのでしょう。
2、យ៉ាលី ចាណាង ជើងជ្រូក(ヤリー・チャナン・チューンチュルーク)
2店舗目「យ៉ាលី ចាណាង ជើងជ្រូក(ヤリー・チャナン・チューンチュルーク)」です。
バンルン憩いの湖「コンサエン湖」の北側にあります。
グーグルマップには12時からの営業となっていましたが12時半ころに訪れるとまだ開いてませんでした…
気を取りなおして16時ごろに再訪問。無事開いてました。

お店としてはこちらの方が有名っぽく、地元の人もけっこういっぱい食べに来ていました。
無料の冷たいお茶がでてきました。
珍しめな緑色です。(でも緑茶ではありません)

チャナンが出てきました。なかなか大きな器でやってきました。
※後で気づいたのですが、これヌードル大盛りみたいになってたかもです。ヌードルはオプションだと思ってたので…

肉はおそらく豚肉で骨付きでした。※ちなみに店名の「チューンチュルーク」は「豚足」という意味です
野菜はタケノコ以外にもフキのようなものなど何種類か入ってました。

美味しかったのですが、1店舗目のような「あ、旨いわ」ってしみじみするような感動はなかったです。
あと何か「変な外国人が入ってきたぞ」的なスタッフの雰囲気を感じたり、
メニュー見せてもらって値段が9000リエルって書いてあるの見ながら指さして注文したのに、会計時に10000リエルって言われたり。
「9000リエルだったよ」っていったら「あ、間違った」って。明らかに確信犯やったし…
1店舗目が気に入っただけにちょっと残念でした。
でも人気あるようなのでぜひ皆さんも訪れてみてくださいね。
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③シェムリアップでチャナンの食べれるお店
シェムリアップに戻ってきてから調べてみると、シェムリアップ市内でも「チャナン」を提供してるお店が数店舗あるようでした。
その中から2店舗へ食べに行ってみました。
味は「チャナン・ドムライ」にはかないませんでしたが2店舗とも美味しかったです。
値段はどちらも10000リエルで、ラタナキリのお店に比べスープが少なかったなと感じました。
ラタナキリはスープに麺が入ってる感じで最後にスープを飲んで楽しんでたのですが、こちらの店舗はスープに麺がつかってる感じで麺を食べ終わるともうスープがあまり残ってませんでした。
1、ចាណាងផ្ទះខ្ញុំ(チャナン・プテア・クニョム)
1店舗目「チャナン・プテア・クニョム」。
自宅の空いてるスペースに作ったようなこじんまりとした小さなお店。

停まっている白い車のさらに奥にあります。
看板があるのでよかったですが、入っていいものか迷ってしまいます。

肉は牛肉で骨はなし、野菜はタケノコの他にベイビーコーンなども入ってました。
無料の冷たいお茶はなかったです。

ご自宅での個人ビジネスみたいな雰囲気だったので、そのうちに営業やめちゃってる可能性もあるかもです。
2、គុយទាវ ឡាវ ណយ(クイティウ・ラオ・ノイ)
2店舗目「クイティウ・ラオ」、ラオス・ヌードルのお店ですね。
「アンコールワット」へ向かう道の途中にあります。

チャナン専門のお店ではないですが、「チャナンあります」の張り紙が店内にけっこう貼ってあって「チャナン」を推してるようでした。

無料の冷たいお茶ありで、肉は牛肉。でも骨が付いてる部分もあり。

野菜はベイビーコーンや茄子などいろいろ入っていました。
↓分かりやすく具材を掘りかえしてみるとこんな感じ。

料理とは関係ないんですが、客席に対しての扇風機の数や位置がちょっと微妙で風がほとんどあたらず暑かったです…
以上、いかがだったでしょうか。
写真を見てもこの黒いスープの味を想像するのが難しいと思います。そして実際に食べてもその味を言葉で説明するのは難しいのです(笑)
ということで、ぜひ皆さんもどこかのお店に「チャナン」を食べに行ってみてくださいね。
↓ラタナキリの森の中の火口湖
↓シェムリアップからラタナキリへの移動
最後までお読みいただきありがとうございます。









