
先日ラタナキリ州へ行ったときに見かけたこの壺に入ったお酒。
カンボジア東部の山岳地帯に住む「少数民族から伝わる伝統的なお酒」の一種でした。
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①壺のお酒「スラーピエン(ស្រាពាង)」

この壺に入ったカンボジアのお酒「ស្រាពាង(スラーピエン)」といいます。
クメール語で「スラ―」が「酒」、「ピエン」が「壺」です
カンボジア東部の山岳地帯に住む先住民である少数民族から伝わる伝統的なお酒で、現在では「ラタナキリ州」や「モンドルキリ州」で見かけることができます。
飲むときは壺のまま上からストローをたくさん刺してパーティーなどで大人数で回し飲むことが多いようです。お米から作られるお酒で英語では「ライスワイン」です。
※カンボジアには同じく米から作られる有名な「ស្រាស(スラ―ソー)」と呼ばれるお酒があります。
「スラーピエン」も「スラ―ソー」も米から作られるので、英語だと同じく「ライスワイン」になりますが製造過程などは異なるようです。
②ヤクロム湖で発見

初めて「スラーピエン」のことを知ったのはラタナキリの観光地「ヤクロム湖」でした。
入り口付近のお土産ロードにたくさん売られているんです。
最初は「少数民族の伝統工芸品の壺かな」と思ったのですが、聞いてみると「お酒」だとのこと。
興味津々でしたが、自転車で来てたため持ち帰るのが大変なのでこのときは諦めました。
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③バンルン市内で探す
後日、バンルン市内に戻ってからやっぱり「スラーピエン」を一度体験してみたいと思いスラーピエン探しに。
まず庶民のデパート「バンルン市場」へ行ってみたのですが発見できず。
絶対あると思ったんですが、意外とないんですよね。
その後、少し自転車で道を走ってると道端のドリンクショップにあの壺が置いてあるのが目に入りました。

「お、これは!」と思い寄ってみたのですが、壺はただのディスプレイで普通のコーヒーショップとのことで残念。
さらに走ってると発見!たくさん壺が並んでいます。今度こそ間違いなさそうです。

期待通りにここは「スラーピエン」屋さんでした。
あとで調べるとちゃんとグーグルマップにも載っていました。(というか以前に一度チェックしてたお店でした)
ただグーグルマップを見ると情報が薄すぎて、今はもう営業してないんだろうなと思って忘れてました。
※今回はたまたま通りかかった、ちゃんと実在するお店で営業してました!

自分はあまりお酒は強くないので一番小さい壺を希望すると、これが一番小さいとのこと。
最初の言い値は20000リエル、後で(こちらから値切ったわけではないけど)16000リエルになりました。※ヤクロム湖は15000リエルでした
「シェムリアップまで持って帰るの大変だよね」なんて話してると梱包してくれるとのこと。

この長い棒は飲むためのストローです。
飲み方の説明が書いてある紙もくれました。
無事にバンルン市内で「スラーピエン」購入完了。
↓しっかりとこんな感じに梱包してくれました。

「お酒なのにこぼれないの?」って心配になりませんか?
自分もそう思いましたが、一度開けたらテープとか持ってなくて閉めなおせないし、お店の人を信じて中身を見るのはシェムリアップについてからのお楽しみにしました。
④スラーピエンの飲み方

↓お店でもらったスラーピエンの飲み方カードを訳すとざくっとこんな感じ
- 上の袋をとります。
- 水を壺いっぱいにいれます。
- 2分から3分待ちます。
- ストローをさします。
- 水はつねに壺いっぱいを維持してください。
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⑤試飲してみる

さて無事にシェムリアップまで持って帰って来れました。
もらった飲み方の説明カードにそって進めていきます。
上の袋を取ると、お酒のアルコール(?)のいい匂いが漂ってきます。

中には発酵させた籾(?)のようなものが壺いっぱいに詰まっていました。
お酒というかお酒になる一歩手前の状態だったんですね。だから液体じゃないのでまだこぼれなかったんです。
水を壺に注いでいきます。

水はこの壺で1リットルちょっとほど入りました。
壺の口いっぱいまで水を入れて、ストローを刺しておきます。

説明にあったように3分ほどで少し飲んでみます。
うむ、何だか知っている味です。でもまだ水っぽかったのでもう少し置いてみます。
するとだんだん白い色が濃くなってきました。

飲んでみると、だいぶ味がしっかりしてきました。
やはり味はそんな変わった味ではなくて、どこかで飲んだことのある知っている味です。
※自分は基本的にお酒飲めない飲まないで詳しくないので分からないのですが日本だと「にごり酒」とかになるのでしょうか…
壺いっぱいに水を入れましたがそんなに飲めないので、1時間ほど置いてからペットボトルに入れて保存しておきました。

少し置いておくと底の方に白いものがたまってきます。こういうお酒ありますよね。
※お酒分かる人はすぐ分かると思います。おそらくその想像通りの味です。

その後もまた壺に水を入れて1時間くらい置いておくと白くなってきたので、またペットボトルに入れてとっておきました。
とりあえず水をまた入れておいて夕方くらいに見てみるとまたお酒になっていました。
だんだん薄くはなってきてる気はしましたが、いったい「何回飲めるのだろう?」と不思議になりました。
やっぱり「スラーピエン」は長時間のパーティーなどで大人数で飲むのが最適なのでしょうね!
以上、いかがだったでしょうか。
ぜひカンボジアの東部へ来たときは伝統の壺のお酒「スラーピエン」を楽しんでみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
↓こちらは少数民族から伝わる黒いスープの料理「チャナン」
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