
カンボジアの国花は「ロムドゥオル」という花です。
「ロムドゥオル」は果実も食べれるそうで、先日初めてその果実を食べる機会がありました。
その記念に本日はカンボジアの国花「ロムドゥオル」についてご紹介いたします。
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①カンボジアの国花「ロムドゥオル」

カンボジアの国花は「ロムドゥオル」という花です。
バンレイシ科の植物で2005年にノロドム・シハモニ国王によって決定されました。
クリーム色の小さな花で、外側に3枚の花びらがひらいており、内側に向かっても小さな3枚の花びらがついています。

花はクメール語で「ផ្កា(プカー)」と言い「ផ្ការំដួល(プカーロムドゥオル)」で「ロムドゥオルの花」という意味になります。
ロムドゥオルの花が咲くのは12月から3月頃です。
とても良い甘い香りを持っており、昔のカンボジアの人はリップバームなどにも使用したようです。
またカンボジアでは様々なところで「ロムドゥオル」の名前が使われていたり、イラスト・デザインなどにもよく使用されます。
②ロムドゥオルの果実

「ロムドゥオルの果実」は黒っぽい紫のような色をしており、見た目はブルーベリーかのようです。
季節もので花が咲いたあとの一時期しか目にしません。(写真は6月のものでした)
スーパーや果物屋などでもあまり見かけなく、郊外に住むローカルの方が道端や市場に売りに来たりするのに出会うことがあります。

皮を剥くと赤い果汁を持った赤い実がでてきます。
真ん中には大きな種が入ってます。
小さな実でありますので、洗って皮ごと食べられます。

味は甘酸っぱい感じです。
予想ではけっこう酸味が強そうかと思いましたが、いがいと柔らかい味でほんのり甘酸っぱいというくらいでした。
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③ロムドゥオルのモニュメント

「ロムドゥオルの花」のモニュメントもあります。分かりやすい形なのがいいですよね。
上記の写真は国道6号線のシェムリアップ市内から「ロリュオス遺跡」へ向かう途中にあるラウンドアバウトにあります。「新空港(SAI)」になってからは通り道にもなってるので、見かけた方もいるかもしれませんね。

市内だと「ロイヤル・ガーデン」にも「ロムドゥオルの花」のモニュメントがあります。
四方を黄金色のシンハが守っており、後方に見える赤い屋根の建物は5つ星ホテルの「ラッフルズ・ホテル」です。
④遺跡のレリーフ

「ロムドゥオルの花」は遺跡のレリーフでも見つけることができます。
(写真の中央のちょっと下あたり)柱の横一列にたくさん並んでいるのがロムドゥオルの花です。外側にむかってひらく花びらがありませんが、特徴的な中央部分でわかりますよね。
※上記写真は「バンテアイスレイ遺跡」。
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⑤ロムドゥオル米

「ロムドゥオル」はお米の名前にも付けられています。
カンボジアでは有名なお米の種類で「ロムドゥオル米」です。
高級米とかではなくて、年中売っているし値段も中くらいのとても一般的なお米の種類です。(エリアとかにもよるかもしれませんが)

⑥マンホールのデザイン

「ロムドゥオルの花」は市内にあるマンホールのデザインにも使われています。
そしてカンボジア版の「マンホール・カード」にもなっています。

以上、いかがだったでしょうか。
カンボジアの国花「ロムドゥオル」。カンボジアでは色んな所で見聞きすることもあり、国民に愛されてる花なんだなあと感じます。印象的でとても可愛らしい花ですよね。
最後までお読みいただきありがとうございます。











