それなりに規模も大きいが観光客がほとんど訪れない「チャウスレイビボル遺跡」。
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目次
①チャウスレイビボル遺跡
「チャウスレイビボル遺跡」(ប្រាសាទចៅស្រីវិបុល)は11世紀ごろスーリヤヴァルマン1世によって建設されたとされているヒンドゥー教の遺跡です。
外濠の広さは東西に1,500m、南北に1,050mもありアンコールワットとほぼ同じくらいの大きさです。
その中心部は高さ約30メートルほどの小高い丘のようになっており、その上に寺院が建てられています。
②場所、行き方
「チャウスレイビボル遺跡」はシェムリアップ中心部より北東へ約30kmくらいの場所にあります。
辿り着くための道はいくつかありますが、だいたい片道40~50分くらいでしょうか。
国道6号線沿いから行けば、まだ未舗装の道路は遺跡周辺だけですので車やトゥクトゥクでも行くことができます。
アンコールワットから東へずっと伸びる古道沿いにあり、ちょうど「アンコールワット」と「ベンメリア」の間くらいに位置しています。
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③入場料・パスチェック
アンコールパスのチェックがあります。
④遺跡観光
チャウスレイビボル遺跡観光の様子。
観光の所要時間は40~50分くらい。
他の観光客はひとりも会いませんでした。
1、外濠を越えて内部へ
まず主要道路沿いに遺跡付近まで行った後、さらに遺跡付へと近づくには西側と北側からの道があります。
チャウスレイビボル遺跡用の案内看板などは見当たらず、西側の道からはこの石の門をくぐって進んでいくと行けました。
アプサラ機構の看板が見えてきます。
水路は確認できませんでしたが、おそらくここが外濠にあたる場所ですね。
さらに進むと左手に学校があります。
壁には日本語が書かれていました。
この学校のすぐ斜め前あたりにチャウスレイビボル遺跡はあります。
アンコールパスのチケットチェックありです。
2、西側から丘を登っていく
パスチェックを済ますと遺跡の西側から観光します。
西側の門。
この門だけ妙にキレイなような、少し雰囲気が違うような気がしましたが、最近修復されたのでしょうか。
西門をくぐると丘を登る階段が続いてます。
そんなに長くはありません。
3、現代寺院
階段を登ると遺跡の手前に現代寺院の建物が見えてきます。
内部はとてもキレイにペインティングされていました。
4、中央祠堂と図書館
遺跡の中央部分はかなり崩壊しており瓦礫の山となっています。
瓦礫の山の上に建つ中央祠堂。
見晴らしのよい景色が見えるような見えないような。
中央祠堂の手前、南北に二つの経蔵と見られる建物がたっています。
南側はけっこう良い状態でした。
小さなお猿の彫刻が可愛かったので写真を一枚パチリ。
北側は激しく樹木が絡みついています。
5、大きな門のある東側
中央部の東側へ回るとなだらかな斜面が続いており、崩れたシンハーの像などが残っていました。
東側が本来の入り口でしょうかね。
もう少しなだらかな斜面を進んで行くと丘の下に立派な大きな東門が見えました。
斜面がかなりきつかったので、下までは降りていません。
6、南側の十字型の建物
南側へまわると珍しい十字型の回廊を持つ建物が丘の下に残っています。
この建物は「倉庫」のような役割を担っていたんじゃないかと考えられているそうです。
7、丘の下・北側
最後に丘を降りてから北側に行ってみるとこんな入口もありました。
左右にならぶ4体の細長い動物は何でしょう?鹿?
8、アンコール時代の古道を通って帰路へ
ライチとサトウキビジュースをお供にアンコール時代の古道である赤土の道を通って家路に着きます。
以上、いかがだったでしょうか。
全体的にレリーフ・彫刻類はあまり残っておりませんでした。
まだまだ不明のところも多い遺跡なので、今後もっと詳しいことが分かっていくのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございます。