シェムリアップで一番有名な夕日鑑賞スポットといえば「プノンバケン」です。
アンコールワットの近くにあり小高い山のようになっています。
たまにアンコールワットで夕日鑑賞すると思われている方がいますが、通常はアンコールワットでは夕日鑑賞はしません。
このプノンバケンが定番となっており、アンコールワット・ツアーなどに夕日鑑賞が組み込まれている場合もだいたいはこのプノンバケンのことです。
この記事ではそんな定番の夕日スポット「プノンバケン」についてご紹介いたします。
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①プノンバケンへの行き方、場所
プノンバケンは「プノンクロム」「プノンボック」と合わせてアンコール三聖山の一つと呼ばれており、高さは約60mになります。
場所は「アンコールワット」と「アンコールトム」という超有名な2大遺跡の真ん中あたりに位置しています。
- シェムリアップ市内からはトゥクトゥクで片道30分くらい。
- トゥクトゥクの相場は夕日鑑賞のみで7ドル~10ドルくらい。
※通常は周囲のほかの遺跡とセットで観光することが多いです。他のツアーにオプション的につけるのであれば少し安くなります。
- 入場料:「アンコール・パス」が必要。
②夕日の時間
時期により夕日の時間帯は異なります。
早い時期と遅い時期では1時間くらいの時間差がありますのでお気をつけください。
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③入場制限
こちらの入場制限はコロナ禍に入ってから廃止されています。
ただし観光客が増加してくると、また急に入場制限が復活することも考えられますのでご注意ください。
プノンバケンは山頂まで登ると一番上に大きな建てもの(遺跡)があります。
夕日はその上に登って鑑賞するのですが、この遺跡の上に登るのには入場制限があります。
一度に登れるのは300人まで。
階段の下で登るためのパスのようなものが配られ、それがないと登れません。
入場制限人数に達している場合は、誰かが降りてくるまで下で順に並んで待つ必要があります。(人が多い時期だと数時間待つだけ待って、結局登れずに帰るということになる可能性もあります。)
この入場制限のためハイシーズンでは、確実に上へあがるためにはかなり早くに到着する必要があります。(できれば16時前には山のふもとに到着したいところです。)
山頂の遺跡には15時半時点ではガラガラだったのに、16時前後をさかいにぞくぞくと人が増えはじめました。
↓ちょうど16時ごろの階段の様子です。(1月)
またこの入場制限のため翌日のアンコールパスを使用して入場する場合は時間的にプノンバケンでの夕日鑑賞には間に合いません。
④いざ夕日鑑賞へ
1、山道を歩く
まん中の正面の道は通れないので右側にある道を進みましょう。
山頂までだいたい15分くらいかけて山道を歩いて行きます。
道のコンディションはさほど悪くなく岩場をすすむような箇所はありませんが、運動靴など歩きやすい靴を履いて行った方がいいかもしれませんね。
歩いていると途中で隣にあるマイナー遺跡「バクセイ・チャムクロン」が見える場所があります。
テラスのようになっており座れるようになっているので、疲れたらここらで休憩して行きましょう。
もう少し上には「西バライ」が見える同じようなテラスもあります。
また現在は廃止となっておりますが、プノンバケンには象に乗って登るというオプション(有料)もありました。
象の乗り場は正面の左側にあって、山頂への道も歩いて登るのとは別のルートを通ります。
2、山頂の遺跡で夕日を待つ
山頂に着くと大きな遺跡が見えてきます。
遺跡の壁に沿ってそのまま真っすぐ進みます。
進むと立派な座った牛の像が見えてきます。
この牛の正面にある南側の階段は、現在は下り専用です。(※入場制限があるころはこの階段がのぼり口でした。)
そのまま遺跡に沿ってもう少し足を進めましょう。
東側にまわるとまた同じような階段があります。
こちらが現在の登り口です。
時間帯によって少し人が並んでいるかもしれませんね。
遺跡の側面に木でつくられた登り階段が設置されています。
焦らずに一歩一歩ゆっくり上がっていきましょう。
上まで登った後は、日没の時間まで各自で思い思いのままに時間を過ごします。
遺跡の上からは360度の景色を見渡すことができ、シェムリアップの様々な観光ポイントが見えます。
↓森の中にたたずむ「アンコールワット」が見えます。
↓こちらは遠くの方に見える三聖山の一つ「プノンクロム」です。
余裕を持って早くから登る場合は、遺跡の上で1時間以上も夕日を待つことになります。
けっこう時間を持て余すことになるかもしれません。
この間にスマホの写真整理でもしておきましょう。
もちろん遺跡の上にはお店もなければトイレもありません。
3、夕日鑑賞タイム
日が傾いてきているとはいえ、ずっと日向にいると暑いので日陰で腰をおろしている方も多数。
もちろん日が落ちる夕日側も場所取りの人でいっぱいになってきます。
山頂の遺跡も夕日に照らされて黄金色に染まっています。
とてもキレイですね。
だんだんと夕日が沈んでまいりました。
最初は人が多くてちょっと嫌かなっと思う時もありましたが、
異国の土地で多種多様な人種の人達といっしょに眺める夕日というのも感慨深いものがありなかなか良いものでした。
4、下山
日没後は余韻にひたらずに早めに下山しましょう。
帰り道がかなり暗くなります。念のためライトを用意しておくといいかもしれません。
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⑤遺跡前にレストラン・トイレあり
プノンバケンは有名な夕日スポットということもあり、遺跡前(山の下)の駐車場にはレストランやお土産屋があります。
山道を歩くので、ここらでココナッツジュース休憩を入れたり、トイレに行っておきましょう。
⑥その他の夕日鑑賞スポット
シェムリアップにあるプノンバケン以外の夕日鑑賞スポットをご紹介しておきます。
詳しくは別ページに書いておりますのでご確認ください。
↓アンコール大回りコースにあるピラミッド型遺跡の「プレループ」
↓アンコール小回りコースにある「スラスラン」で湖ごしにみる夕日
↓トンレサップ湖方面にある「プノンクロム」(雨季と乾季で景色が変わる)
以上、いかがだったでしょうか。
遺跡観光の1日の締め、夕日鑑賞!
素敵な夕日に出会えると、とても充実感に満たされます。
みなさんも素敵な夕日が見れますように♪
最後までお読みいただきありがとうございます。