「プノンクーレン」はシェムリアップの北に広がる山岳地帯です。
たくさんの寺院や遺跡、そして自然あふれる観光名所です。
地元カンボジアの人たちにとっても神聖で大切な場所であり、たくさんの人が訪れます。
この記事ではその中でも有名な「プノンクーレン3大観光ポイント」を中心にご紹介いたします。
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目次
①プノンクーレンへの行き方・場所
プノンクーレン(Phnom Kulen)はシェムリアップから北東へ約50kmのところに位置しています。簡単にいうと「山」であり国立公園に指定されています。
山のふもとにある入場チケット売り場までで市内から片道70分くらいです。そこから観光ポイントまで山道を30~40分くらい登ります。
合計で片道1時間半~2時間くらいを目安にしておくといいかと思います。
プノンクーレンへ訪れる場合はツアーを利用して行くのが無難。
※プノンクーレン行きの公共バスとか電車とかはありません。
途中から山道となるためトゥクトゥクも不可です。
そのため基本的にツアーに参加するか、車もしくはバイタクのチャーターとなります。
↓英語ガイド付きの現地オプショナルツアー(外部サイト)
②プノンクーレンの入場料
プノンクーレンの入場料は20ドルです。
※「アンコールパス」とは別の専用のチケットが必要です。
チケットは山のふもとで購入することができます。
このチケット売り場をすぎた辺りから、トゥクトゥク不可も納得の山道へと変わっていきます。
・入場時間
プノンクーレンは山頂への道が狭いこともあり、入山できるのは午前中(お昼の12時まで)のみとなっています。
観光で何カ所かまわる場合は、早めに到着するようにしましょう。
お昼からは下山タイムです。
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③プノンクーレンの概要
プノンクーレンはアンコール王朝の発祥の地ともいわれており、地元の人たちにとってはとても大切な場所であります。
広大な敷地の中にはたくさんの寺院や遺跡が点在しています。
とても信仰深い場所であるとともに、憩いの場所にもなっています。
地元カンボジア人の方たちも休日や何か特別な日など、たくさんの人が訪れます。
「プノン(ភ្នំ)」が「山」、「クーレン(គូលែន)」が「ライチ」で「ライチの山」という意味があります。
観光で訪れるのはその大きな山のほんの一部です。
↓チケット売り場にあるクーレン山の地図。
主に観光で行くのは左上にある「滝」「1000本リンガ」「大きな仏像のある寺院」の三つです。
・雨季と乾季
プノンクーレンは雨季と乾季によっても、見える表情が違ってきます。
必ずしもどちらがいいとは言えないのですが、以下のようなメリットやデメリットがあります。
【雨季】
滝に迫力があり(ありすぎても危険)、山全体に緑がしげしげと美しい。
川底の彫刻がよく見えない。足元がわるくなる。観光中に雨が降る。
【乾季】
川底の彫刻がよく見える。
写真で見たド迫力の滝はどこへやら…(になることも)
このページの写真は雨季も終わりかけの11月半ば、そしてコロナ禍の普通の平日と人の少ないときの様子です。
・スラードムライ
観光ポイントよりさらに山の奥へ奥へ進んだところに「スラードムライ」という場所もあります。
アクセスは厳しいですが、美しく大きな象の像がたっている神秘的な場所です。
↓ご興味ある方はこちら記事をどうぞ。
④1000本リンガ
山頂まで来るとチケットのチェックポイントがあり、そこから右側の道へ、橋を越えたあたりにあるのが「1000本リンガ」。
ふつうの通り道のような場所の横の方にあります。
気づかずに通り過ぎてしまいそうな雰囲気。
川底に彫られた無数の「リンガ」を目にすることができます。
時期によって水の量が違うため、はっきり見えたりあまり見えなかったりします。
ところどころに大きな「リンガ」や「ヨニ」を発見することもできます。
※「リンガ」は男性器、「ヨニ」は女性器をあらわしています。
この無数のリンガの上を通って聖なる水となって流れていくそうです。
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⑤涅槃像のあるプレアアントン寺
大きな涅槃像があるのがプレア・アントン寺院。
入り口には階段が続いており、階段を上っていきます。
※階段はそんなに多くないです。たぶん5分もかからないくらいの距離。
バラエティー豊かな像たちが出迎えてくれます。
象とか鹿の像もありました。
また階段前には食べ物屋などのお店がたくさん並んでいます。
階段を上っていったところで靴を脱ぎます。
左に見える大きな岩の上に大きな横たわる仏像があります。
岩脇のせまい階段を上がっていくと、岩上に小屋ができています。
この中に、大きなプレア・アントン涅槃像があります。
※こんな高いところにあるのが、最初はすごい意外でしたね~。
目は少し開いておられました。
神聖な場所なのでしっかりお参りしていきましょう。
⑥滝つぼで泳げる大きな滝
最後は気分的にプノンクーレンのハイライトとなる大きな滝。
駐車場からお土産屋さんや食べ物屋さんが並んでいます。
滝で遊べるように水着なども売っています。
聖なる山らしいパワーストーン(みたいなもの?)や自然の薬(みたいなもの?)も、たくさん売っています。
はじめはなんで生姜ばっかり売ってるんだろうと思ったら、生姜じゃなかったです…
家族で食事をしながらゆっくりできる小屋もたくさん並んでいます。
この日は全然人がいませんでしたが、日によっては人でいっぱいになります。
少し歩くと滝が見えてきます。
プノンクーレンには滝が二つあって、まずは上の方の小さい方の滝。
高さは3メートルくらいでしょうか。
この滝の上のところには川底に彫られたビシュヌ神のレリーフがあります。
よく見えませんが柵で囲まれてるので分かりやすいです。
川の対岸にはちょっとした遺跡もあります。
お目当ての大きな滝はもう一つ下にあります。
ちょうどこの流れの下ですね。
川沿いを少しくだって行くと、下へ降りる階段があります。
足元が濡れてるととても危ないので、気をつけて降りてくださいね。
轟音とともに大きな滝が見えてきます。
森の奥にひそむ滝のようでワクワクしてきます。
写真右下の花の付いたかわいらしい吊りイス。
ところどころにこういう可愛らしいオブジェがあったりします。
すごい迫力です。高さは20メートルくらいだそうな。
観光シーズンだと欧米人の方たちがこの滝つぼでたくさん泳いでるんですが、この日はカンボジア人の方たちがチラホラいる程度。
滝も季節によってド迫力だったり、そうでもなかったりです…
滝まわりにはレンタル浮き輪や簡易更衣室みたいな場所もあります。(有料)
⑦見晴らしのいい崖
プノンクーレンには見晴らしの良い崖があります。
山頂への通り道にあるので、せっかくなので寄って行きましょう。
わりと最初の方にあって、道のわきある看板が目印です。
看板にある通り50mほど歩くと、ばっと視界がひらけます。
壮大なカンボジアの自然を感じることができますよ。
雨季ということもあって緑がしげしげでございます。
他にもプノンクーレンには珍しい「赤いバナナ」を売ってるお店もありますよ〜
以上、いかがだったでしょうか。
プノンクーレンは遺跡観光というよりは山の国立公園へのピクニック気分といった感じに近いかもしれませんね。
しかし見どころも多く、地元カンボジアもたくさん訪れる聖なる山「プノンクーレン」を体験しに行きましょう!
↓川底のレリーフ「クバール・スピアン」
↓こちらから英語ガイド付きの現地オプショナルツアー(外部サイト)の予約可能です。
最後までお読みいただきありがとうございます。