シェムリアップには「キョンギュウ」と呼ばれる地元カンボジア人なら誰もが知っている有名なローカル・スポットがあります。
簡単にいうと遊具つきの夜市・屋台街のようなもんです。
夕方から夜にかけてのみのオープンとなり、昼間に行っても何もありません。
観光客はほとんど見かけずに地元のカンボジア人で毎晩たいへん賑わいをみせます。
この記事ではそんなシェムリアップのローカル・スポットである「キョンギュウ」についてご紹介いたします。
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①キョンギュウへの行き方・場所
場所はシェムリアップ市内の北東エリアの60ストリート沿いにあります。
「アンコール・チケット売り場」のすぐ前の道です。
ただキョンギュウが賑わうのはチケット売り場が閉まった後なので、あまり観光客とはかち合わないんですね。
トゥクトゥクで行くと片道15分くらい。ドライバーに言えば誰でも場所を知っているでしょう。自転車でも30分くらいあれば行けますよ。
②「プラウ・ホクサップ」とも呼ぶ
「キョンギュウ」ですが別名「プラウ・ホクサップ」とも呼ばれます。
理由は所在地が60ストリートにあるからで、カンボジア語で「プラウ=道」で「ホクサップ=60」という意味になります。
略して単に「ホクサップ」とも呼ばれます。
「どこにいるの~?」
「60」
と言われたらこの「キョンギュウ」のことです。
※ちなみに発音は「キョンギュウ」より「キュンギュウ」に近い気がします。
カタカナで表記する場合は「キョンギュウ」と書くことが多いようなので、記事内ではそちらに合わせておきます。
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③キョンギュウとは
「キョンギュウ」と呼ばれますが、実際に「キョンギュウ」という名前の施設やお店があるわけではありません。漠然と賑わっているエリア一体のことを指します。
毎晩このエリアには屋台がたくさん連なり、地元のカンボジア人が集まります。
昼すぎくらいからボチボチと屋台の準備がはじまり夕方からのオープンになります。
小さな川(のような)ものが間に流れており、大きく三本の道があります。
雰囲気は日本のお祭りの屋台コーナーのような、どこか懐かしさや人間味を感じられる場所です。
ただし日本のように歩行者天国にはならず、賑わう屋台の間の細い道には車やバイクが通っていきます。
天候がよい日には時間帯によって、とてもキレイな夕日が見えることもありますよ。
④食事と買い物。ときにはゴーカート
キョンギュウでできることは大きく分けると三つあります。
1、食事
地元のカンボジア人が集まるメインの目的はこれが多いでしょう。
食べ物には焼き鶏や焼き魚など、ビール片手にみんなでワイワイと和やかな時をすごします。
テーブルやイスではなく地べたにゴザなどを敷いてみんなで囲い合うように食べるスタイルのお店も多いです。まさにカンボジア・スタイルといった雰囲気ですね。
カンボジア版のたこ焼き、お好み焼きなんて言われることもある「ノムクロ」や「バンチャエウ」もこのキョンギュウに多いです。
周辺には果物をよく車で売りに来ており、帰り際などに買って帰るのもいいですね。
その時期の旬の果物がよく山積みにされています。
2、買い物
ショッピングには衣類やカバン、靴などの屋台もたくさん出ています。
これを目当てに来る人もいれば、食事をしに来てあいまにふらっと買い物することもできます。
お買い得価格のものが多く、ブランド品(本物)のような高い商品は置いていません。
お土産用のアンコールワットをプリントしたT-シャツなどもありません。
まさに地元のカンボジア人たちが普段に着ているような服が売られています。
3、遊園地
60ストリートの南側に子供用の遊具がならぶ遊園地のようなエリアがあります。
キョンギュウに来る人のなかには家族ずれも非常に多く、小さな子供がいる方はこちらに遊びに来るというわけです。
数年前まではこれぞザ・東南アジアといった感じの小さくて速い観覧車などたくさんの遊具がありましたが、現在は残念ながら多くの遊具はなくなっています。(今後、復活するのかどうかは謎です…)
以前はシェムリアップの遊園地といえばキョンギュウだったのですが、「新しくできたナイトマーケット(←コロナ禍に閉鎖)」などにも遊具が置かれているため、こちらはもう復活しないのかもしれませんね。
※現在は危険な乗り物はほとんどなくなりましたが、遊ぶときは自己責任で遊びましょう。
もうだいぶ経ちますが過去に日本人の方が被害にあわれる事故が起こっています。
コロナ禍をへても地元民の「キョンギュウ」は健在でございます。
遊具などもまた復活してますよ~。

以上、いかがだったでしょうか。
ぜひみなさんもカンボジア・ローカルの雰囲気を楽しんでみてくださいね。
↓カンボジアの屋台ローカルフード
↓シェムリアップの繁華街ストリートといえば「パブストリート」
最後までお読みいただきありがとうございます。