カンボジア海外旅行・シェムリアップ便りfromアメミル

アンコールワットのある街「シェムリアップ」より初めてのカンボジア・海外旅行の方に向けてわかりやすく情報をお届けいたします。

中・遠距離の遺跡

プレアヴィヒアへツアーを使わず自力で行く方法!実体験より詳しく説明するよ【行き方編】

更新日:

カンボジア第二の世界遺産プレアヴィヒア寺院

タイとの国境付近にあり絶景が見れるとして人気の高い遺跡ですが、かなりの遠方になるためツアー料金はアンコールワットなどに比べ高額になっています。

安さを求めるならば乗り合いツアーで割り勘するのが一番安いですが、一人旅の方やローシーズンで人が集まらないこともあるでしょう。

その場合、自力で行こうと考える人もいると思います。

カンボジア第二の世界遺産プレアヴィヒア

それではシェムリアップからプレアヴィヒア寺院へ自力で行く方法を実体験をもとにどんな様子だったのか、総費用はいくらかかったのか、など詳しく説明していきます。

↓長くなるので三つに分けています。

  1. 【行き方編】
  2. 【遺跡観光編】
  3. 【帰路・総費用編】

まずはプレアヴィヒア寺院観光の拠点となるスラエムの街へ向かいましょう。

 

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①プレアヴィヒア最寄りの街は「スラエム」

1、スラエム行きのローカル乗り合いバンを探す

プレアヴィヒア寺院の最寄りの街は「スラエム」という街です。
まずはスラエム行きの乗り合いバンを探しましょう。

長距離バスに「プレアヴィヒア行き」というのがありますが、これは「プレアヴィヒア市」行きで、「プレアヴィヒア遺跡」ではないのでお間違えのないように。
「市」から「遺跡」はかなり遠いです。

 

2、乗り合いバンの乗り場と料金

乗り合いバンの乗り場はシェムリアップの国道6号線
プサー・ルーから東へ200メートルくらい行った道路の北側です。(信号まで行くと行きすぎです。その手前)

シェムリアップからプレアヴィヒアへ自力で行くための乗り合いバン

乗り場が遠いのが少し難点なのですが、最近流行りの配車アプリ「PassApp」を試してみたところ4kmほどの距離を$1.75で行けました。

私もはっきりとピンポイントで乗り場が分かってたわけではないのですが、近くまで行くと「スラアエム?、プレアヴィヒア?」と向こうから声をかけてきてくれ助かりました。

乗り場といっても店を構えているわけではなく、ただ車が停まってるだけです。
最初は道に立ってる看板が目印かと思いましたが、これは乗り合いとは関係ないですね。

シェムリアップからプレアヴィヒアへ自力で行くためのローカル乗り合いバン乗り場

もちろん料金表示なんてないので尋ねると最初$10と言われましたが、交渉するとすぐに$8でOKになりました。

出発は9時ごろと聞いていたので9時前に到着しましたが、出発するのは10時とのことで時間をつぶします。道にただ車が停まってるだけの場所なので1時間はけっこうな暇です。とりあえずプサールーでもぶらぶらすることにします。

乗り合いバンは一般の荷物の配送もかねているらしく、出発待ちしている間もたくさんの地元カンボジア人がバイクにのって荷物だけ預けにやって来ていました。

 

3、川沿いのバン乗り場

バン乗り場がシェムリアップ川ぞいの少し北のところにもある情報がありましたので、事前に下見に行きました。こちらの方が市内からのアクセスは楽なんです。

近くにとまってたトゥクトゥクのドライバーに聞いただけなので正式な情報ではありませんがこちらはプレアヴィヒア市行き、もしくはストゥントレン行きとのことでした。

プレアヴィヒア市はプレアヴィヒア遺跡とは80キロほど離れています
※ストゥントレンはラオスのドーンデッドやパクセーに抜ける場合に通る街。

プレアヴィヒアの遺跡に行きたいんだと言うと一度プレアヴィヒア市まで行って($6.25)そこで乗り換えろ言っていました。(乗り換えがたぶん$5くらいとのことでした。)

 

4、スラエムの読み方

最寄りの街「スラエム」ですが、「スラ・アエム」の方が通しやすいと思います。

※カタカナで表記する場合は「スラエム」が一般的になっているようなので、この記事でも「スラエム」に合わしました。「アエ」を早く言うことで「エ」になったんでしょう。

英語では「Sra ‘em」などと表示されています。
クメール語は「ស្រអែម」です。やっぱり「アエム」ですよね。

 

②いざシェムリアップ出発!

1、バンは満席、ローカル感満載です

やっとこさシェムリアップ出発です。10時10分くらいでした。

着いた時だけ向こうから声をかけて来てくれましたが、その後は全くのほったらかし主義ででしたね。

結局スラアエム行きのバンは満席となり12人くらい乗ってたと思います。(私以外は全員カンボジア人)
空調はおそらくついていましたが、窓も開いているためエアコン感はなかったです。
でも暑くも寒くもなくちょうどよい温度でした

乗り場に着いた時は車の中に現地人がぐうたらしており、あまり環境よくないかもと思いましたが、出発してからは特に問題もなく乗り心地も悪くなかったです。

車内真ん中にテレビまでついていました。(もちろんクメール語ですが。)
運転手さんが私を韓国人だと思って気にかけてくれたのか韓国語の字幕つきでした。

スラアエム行きの乗り合いバンの車内

走り出してからはローカル車にありがちな途中で人が何回も乗り降りしてきました。
もう席もないので子供はお母さんの膝上に座ります。

ちょうど私の隣に座ったカンボジア人が昔日本語習っていたと言い、なんと道中で水とお芋のお菓子をおごってくれました。(よくありますよね。私もこういうことをすっとスマートにできるようになりたいもんです。)

到着するまで途中で休憩らしい休憩はなかったです。

途中で停まった草むらトイレタイム

人が降りたついでに草むらでのトイレタイムが一回。女性はどうしてるのかわかりません。
リクエストすればトイレの場所など教えてくれると思います。

 

2、道はアンロンベン経由

道はシェムリアップよりアンコール遺跡エリアを抜けて、67号線から66号線に入りそのまま真っ直ぐに北へアンロンベンという街まで向かいます

このアンロンベンで乗客のほとんどのカンボジア人が降りて行きました。
ここから右折し東へスラエムまで向かいます。

※このアンロンベン経由の場合はベンメリアやコーケー遺跡によることはできません。

 

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③スラエム到着

スラエムに到着したのが14時50分。所要時間は約4時間半でした。
やはり途中での人の乗り降りに時間がかかりましたね。

スラアエム到着、市場前

結局最後のスラエムまでバンに乗っていた乗客は私一人だけでした。

スラアエム街の様子

 

④スラエムでゲストハウス探し

乗り合いバンが停まったのは、街の真ん中にあるマーケットのすぐ前。

降りた瞬間にバイタクが声をかけてきました。(詳しく言うと降りる前ですね、車の外からもう声をかけてきました。)うっとうしいので断ります。

ホテルなどは予約してなかったので少し歩いて今夜の宿を探します。マーケット付近で見つけた宿が3つ。

 

1、名前不明

マーケットの中にあった名前不明のローカル・ゲストハウス
マーケットの間というか中にあった、どローカルな地元カンボジア安宿。
(照明は暗く、エアコン・ホットシャワーなし、手桶式のトイレ)

1泊25000リエル($6.25)

部屋見せてもらいましたが、写真とっていいかと聞くと「ダメ」といわれました。
想像してみてくださいね。

最初はロケーションも便利そうなのでここでもいいかなと思いましたが、今考えるとここにしなくて良かったです。

 

2、2Pゲストハウス

スラアエムにある2Pゲストハウス

マーケットより少し西側にあったゲストハウス。
ゲストハウス外に座ってたおにいちゃんに聞いた料金

  • ファン  $10
  • エアコン $15

3、Chhouk Tep Guest House

宿泊したホテル「Chhouk Tep Guest House」

マーケットの北側にあるゲストハウス。
今回はこちらのゲストハウスに宿泊することにしました。

  • ファン $10
  • エアコン$15

宿泊したホテル「Chhouk Tep Guest House」の部屋

宿泊したホテル「Chhouk Tep Guest House」のバスルーム

シャンプー・石鹸・歯ブラシ・水などひととおりのアメニティは付いていました
ちゃんとwifiもありましたよ。

 

 

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⑤スラエム散策

遺跡観光は明日に予定してたので帰りのバンや遺跡へのバイタクの相場探りも兼ねて、街の散策にでかけます。

ゲストハウスのベランダからのスラアエムの景色
街の見所としてはマーケット以外は特に何もありませんでした。

少し離れるとゲストハウスもいくつかあるようですが、レストランなど食べ物屋もマーケット周辺に集まっています。

途中、殺風景なところに歯医者ばかり何件も並んでたのには驚きました。

スラアエム散策中に発見した植物屋

バスチケットの看板を何カ所か見かけました。
ですがプノンペン行きは何社かあるようでしたが、シェムリアップ行きは見かけなかったです。道端のバイタクのおっちゃんにも「シェムリアップないよー、プノンペンだよ」って言われました。

 

⑥バイタク、帰りの乗り合いの手配

1、プレアヴィヒア寺院までのバイタク

宿に帰って受付のお姉さんに相談すると、プレアヴィヒア寺院へのバイタクは往復$10で手配可能とのこと。道端でバイタクに直接聞いた時も$10だったのでそのままお願いしました。

 

2、帰りのシェムリアップへの乗り合いタクシー

シェムリアップへの帰りの手段もまだ確保してなかったので、ついでに相談してるとこちらも手配可能とのこと。シェムリアップまで乗り合いタクシーで片道$10というのでこちらも受付のお姉さんに手配をお願いすることにしました。

もともと、乗り合いは朝しかないと思っていたので現地2泊も覚悟していたのですが、受付のお姉さんいわく昼もあるよと。時間はたぶん12時か13時くらい。(結果11時半でしたが)しかもホテルまで呼んでくれるらしい。

いやーありがとうございます。
朝プレアヴィヒアへ観光に行って、その日に帰れるというので非常に助かりました。

 

⑦スラエムのレストラン・食事

マーケットまわりにできあいのお惣菜タイプのお店が何店かありました。
他にもヌンパンパテ(フランスパンを使ったサンドイッチっぽいの)などもありました。

実際に私が食べたのはこれ。

1、昼ごはん

ビーフシチュー・ヌードルみたいなの $1.5
これふつうにめっちゃ美味しかったです。

スラエアエムで食べた美味しいビーフシチュー・ヌードル
しっかりと煮込まれており大きく切られたお肉がたくさん入ってました。
シェムリアップでこの値段でこれだけ肉が入ってるのは珍しいと思う。田舎では土地も豊富で肉が多いんでしょうか。

場所はゲストハウスの道を渡った目の前。食べながら泊まってるゲストハウスが見えます。

レストランから見える宿泊中のゲストハウス

 

2、夜ごはん

フライドライス(500mlの水も合せわて) $2

スラアエムのレストランで食べたフライドライス
こちらもいつもシェムリアップで食べてるフライドライスより肉が多かった気がしますね。
目玉焼きのせ、スープ付き
満足です。

宿のすぐ隣の夜まで開いてる屋台レストラン

こちらのレストランはゲストハウスのすぐ隣です。(食べたのは21時すぎでしたが問題なかったです。)

 


 

さぁ明日は6時半にプレアヴィヒアへのバイタクをお願いしてるので、今日は早めに就寝です。

おやすみなさい。

↓【遺跡観光編】へ続く

↓最終話【帰路・総費用編】

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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