シェムリアップには「ロータス・ファーム」(Lotus Farm)と呼ばれる蓮の花畑が広がる場所があります。
ゆったりとハンモックに揺られながら食事をすることもでき、隠れ癒しスポットとなっています。
この場所はあまりガイドブックなどには載っていませんが、写真映えのする地元カンボジア人に人気の場所です。
カンボジア人のSNSなどを見ていると、ピクニックのようなほんわか楽しそうな写真が流れてきます。
この癒しスポットの「ロータスファーム」はコロナ前くらいに注目され人気が高まったのですが、コロナ後は外国人観光客にとっては「ロータスファーム」というと「Lotus Silk Farm」のことを指すことも多くなったようです。
「Lotus Silk Farm」のことも記事の後半につけ足しましたので、気になる方は後半部分へ。ガイド付き・蓮の花畑のボートツアーとかしている所です。
この記事ではそんなシェムリアップの「ロータス・ファーム」のご紹介をいたします。
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①ロータス・ファームへの行き方、場所
「ロータスファーム」(蓮の花畑)は市内より南の「トンレサップ湖」方面にあります。
シェムリアップ川にそって「トンレサップ湖」に向かう道を進んでいくと途中にあります。
「プノンクロム」よりも少し手前ですね。
距離的には市内中心部より8kmくらい南へ下がったところになります。移動時間は中心部からトゥクトゥクで約20分、自転車で30分くらいです。
ロータス・ファームの周辺まで行くと左右に蓮の花畑が見えてきます。
それにともなって道の両端に「蓮の実」を売るおばちゃんや子供の姿が見かけられます。
②ロータス・ファームとは
まず「ロータス・ファームって何?」って話をいたしますと。
蓮の花がたくさん植えられているところに小屋が建てられており、ご飯を食べながらみんなでのんびり過ごし、蓮の花を観賞しながら、素敵な写真を撮りましょうってな感じの場所です。(書きながら思ったけど日本の花見のようなものなのかもしれませんね。)
周辺はビルなどの人工的な建物もあまり目に入らず、辺り一面に緑が広がります。外国人は写真を撮るのが目的で来たりもしますが、地元カンボジア人にとってはご飯を食べてのんびりする方がメインのようですね。
今回はご飯は食べずに見学だけで入ったのですが入場するのに2000リエル(0.5ドル)必要でした。
※上記のような「ロータスファーム」はシェムリアップにひとつではなく複数個所ありますが、今回は実際に訪れた蓮の花畑を中心にご紹介いたします。
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③ロータスファームでのんびり
道を進んでいくとこのような小屋がたくさん建っているのが見えてきます。
入り口付近で蓮の実を売っていたおっちゃんに、まず入場料の2000リエルを支払って下へくだっていきます。
ちゃんとバイクを停める場所もあります。
上から見ると全然人がいなそうだったのに、駐車場にはけっこうバイクがたくさん停まっていました。
まっすぐ進むと最初に小屋があり、そこがキッチンのようになっていました。ここで料理を注文することができるようですね。
注文したものは、店員さんが各それぞれの小屋まで料理を運んできてくれます。
水車がいい雰囲気を醸し出していました。
背後の後ろ遠くにはアンコール三聖山の一つである「プノン・クロム」が見えます。
のんびりのんびりゆっくりと。
水車の動きに心をあずけてひと息つきましょう。
肝心な「蓮の花」なのですが、残念ながら行った時期がよくなかったようで花はほとんど咲いていませんでした。(後で聞いた話では、時期もあるけど花が開くのは主に午前中、朝早いほうがいいそうです。)
遠くから見るとぜんぜん人がいないように見えたのですが、花畑の中を回っていると各小屋はほとんど現地カンボジア人の人たちで埋まっていました。バイクがたくさん停まっていたのも納得です。
小屋の中にはハンモックも用意されており、食べた後はハンモックに揺られながらお昼寝ですね。みなさん気持ちよさそうに過ごしています。
④蓮の実を食べる
ロータス・ファーム周辺では蓮の実が売られており、購入して食べることができます。
みなさん蓮の実は食べたことありますか?
カンボジアでは蓮畑の周辺に限らずよく目にすることができます。お店よりは歩きながら売っているおばちゃんとかが多いですね。
蓮の実はそのまま生で食べることができ、皮は手で簡単にむけます。
まず三角の形になっている葉から実を取りはずします。それから皮を剥きます。
中には白い豆のようなものが入っており、味や香りはあまりありません。
固くはなくてプリプリした感じで、個人的にはこの食感が好きでついつい止まらなくなってしまう食べ物です。(ピーナッツとかより断然やわらかいです。固さは枝豆くらいですかね。)
※少し苦みがあると感じる方や、美味しくないっていう方もいますが、このうすい苦みがちょうど美味しいんですよね。
今回は茹でたものが売られていた(写真左)ので、それを購入してみました。
茹でたのも美味しかったです。そら豆のような味でした。
(少し苦みとクセがある感じで、生で食べるよりもその傾向が強くなった感じでした。)
生の蓮の実も、茹でたのも一袋で0.5ドルでした。
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⑤蓮の話
蓮の花は仏教と深く関わりがあるようで、お寺や遺跡のレリーフなどでも見かけることができます。(カンボジアは仏教の国)
お寺に参拝する時も周辺には蓮の花が売られており、蓮の花をお供えに持ってお参りいたします。
「蓮」には花言葉や宗教的な意味合いもいろいろとあるようですので、気になる方は調べてみてくださいね。
⑥「Lotus Silk Farm」
冒頭でも追加しましたが、コロナ後は「ロータスファーム」というと「Lotus Silk Farm」(ロータス・シルク・ファーム)をイメージする人も多いようです。
場所は上記の癒しの「ロータスファーム」の近くです。
ロータス・シルク・ファームは「ショップ」と「工房エリア」があり、 その製作工程などを見学できるガイド付きのツアーをしているのが特徴です。
ショップには蓮やシルクをもちいて丁寧に造られた質の高い製品が並んでいます。
「鞄」や「スカーフ」、「アクセサリー」に「ハーブティー」など、たくさんの製品があります。
ツアーで制作過程を説明してもらった後に見ると、興味がわいてついつい欲しくなっちゃいますよね。
⑦蓮の体験・見学ツアー
「ロータス・シルク・ファーム」では英語ガイド付きツアーを行っており、複数のコースがあります。
- 施設内をガイドの説明付きでまわってもらえるツアー
- ワークショップ体験付きのツアー
- 近くの蓮の花畑でのボート乗船付きのツアー
など。
訪れたのが乾季(5月)だったのでボート乗船つきのツアーはやっていませんでした。(水位が低いため)
今回はガイドの説明つきで回ってもらえるツアーに参加しました。
料金はひとり5ドルで特に予約などは必要ありませんでした。(ワークショップ付きのコースなどは予約したほうがいいかもです。)
「ロータス・ハーブティー」と「ロータス・ビスケット」(ココナッツ?)が最初に出てきました。
ひと息ついた後、工房をまわりながら丁寧に説明してくれます。
蓮の茎から、とてもしっかりした繊維ができること初めて知りました。
蓮の花。キレイですよね。
なるほど、蓮の実はそういうふうにできるんですね。(知りたい方はぜひツアーに参加してくださいね)
約30分のツアーでした。
満足、ありがとうございました。
以上、いかがだったでしょうか。
遺跡とは反対方面のシェムリアップ市内の南側もぜひいろいろ探索してみてくださいね。
↓同じ南方面では「プノンクロム」や「トンレサップ湖」がおすすめです。
↓東南アジア最大の湖「トンレサップ湖」。
↓こちらからトゥクトゥクのチャーターを事前予約することもできます!(外部サイト)
シェムリアップの蓮の花畑「ロータス・ファーム」のご紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。