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アンコールワット周辺の遺跡

アンコールトム(バイヨン)の回り方や所要時間など【観光ガイド決定版!】

投稿日:2019-02-08 更新日:

本日はシェムリアップにある数多くの遺跡の中でも「アンコールワット」についで、二番目に有名なくらいに重要な遺跡「アンコールトム」のご紹介です。

とにかく広いので、後で
「ここ行ってない~!」「これ見てない~!」となりやすい特徴もあります。

思わぬ見落としや後悔がないように事前に「アンコールトム」の回り方や見どころを確認して観光に行きましょう!

後半では通常は観光しないマイナーな場所まで詳しくご紹介しておりますので、一般的な旅行の方は前半だけ読んでいただいたら十分です。

 

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①アンコール・トムの観光の回り方や見どころ

アンコールトム(バイヨン)の回り方や所要時間など【観光ガイド決定版!】

まず「アンコールトム」ですが、これはひとつの遺跡の名前というよりは、「アンコールトムという城壁に囲まれたひとつのエリア(王都)」を指しており、その中に沢山の遺跡や見どころが詰まっています。

そのため全部は見てられないので、ツアーでは必ずどこか省略されます。
といっても有名どころは決まっているので、主要な観光ルートを見てみましょう。

 

1、アンコールトムの回り方

  1. バイヨンのみ
  2. 南大門 → バイヨン → 象のテラス → ライ王のテラス
  3. 南大門 → バイヨン → バプーオン → ピミアナカス → 象のテラス → ライ王のテラス
  4. 時間のある限り全て見てまわる!

アンコールトムを観光する時はだいたい上記4種類の回り方のどれかになります。

大型バスなどで行く団体ツアーなどは、1番目のバイヨンしか見ないツアーもあります。
もう少しじっくり観光するツアーだと2番目のルート。

ガイドが付いてるツアーは1番目か2番目のルートが多いですね。
※観光してると分かるんですけど、マイナーな場所に行くとガイドの姿を見かけなくなります。

トゥクトゥクのチャーターなどで遺跡内は自分の意思でまわる場合は3番目のルート。
自転車やバイクをかりて自力で行く遺跡好きの方は4番でしょうか。

私のおススメでは2番目のルートの象のテラス、ライ王のテラスぐらいは見てほしいですね。

 

2、アンコールトム観光の所要時間と地図

上記で書いた通り、どこまで観光するかで所要時間は大きく異なります。

バイヨンだけ(しかも見所のみ)、だと最短で30分くらいで終わるでしょう。
逆に4番目のすみずみまで全部見たいという方は丸一日かけても終わらないです

平均的には約2時間くらいを目安にしておけばよいかと思います。

アンコールトムの観光順路のパネル

遺跡の中にはこのようにアンコールトム全体の地図に観光順路がしるされたパネルが何カ所かおいてあります。矢印に沿って徒歩で観光できるようになっています。

バイヨンの北出口のあたりにもパネルがあるので、写真をとっておくと便利だと思います。

 

3、アンコールトムでの集合場所

アンコールトムの駐車場は大きく2カ所あり、バイヨン周辺とライ王のテラスの前です。
ドライバーによって集合の仕方も違いますので、しっかり確認しておきましょう。

おススメはバイヨンで降ろしてもらい、その後は自分の足で歩きながら北上してライ王のテラスの前で待っていてもらうのがおススメです。

それでは観光ルートも分かってきたところで各主要な見どころから順番に見て行きましょう。

 

②南大門【South Gate】

アンコールトムの最初の入り口となるのが「南大門」です。アンコールワットの前を過ぎ、まっすぐ進むとまず見えてきます。

アンコールトムの南大門

門の前で写真を撮っている人達も多いですね。

左右にはナーガを筆頭にたくさんの像が並んでいます。
これは阿修羅と神々がナーガを引き合う乳海攪拌の様子が表現されています。

 

よく見ると東と西でそれぞれ像の顔が違うのがわかります。

門の上部には大きな四面仏の顔がつくられており、まるで侵入者を見張っているかのようです。

アンコールトムの南大門③

ついつい四面仏に視線がいってしまいますが、門の左右には象のテラスのようなゾウの彫刻もあり門全体がたくさんの彫刻で埋め尽くされています。

南大門からバイヨンへ続く道は午前中の7:30~11:30の間は一方通行になっており、北側からは通れないので注意しましょう。

南大門は午前中は逆走禁止

この南大門のあるアンコールトムの城壁は一辺が約3kmと言われており、全部で5つの門があります。

 

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③バイヨン【Bayon】

南大門の先に見えてくるのが、アンコールトムのメインとなる「バイヨン寺院」です。
城壁に囲まれたアンコールトムのちょうど真ん中に位置しています

バイヨンに関する資料の展示された小屋

バイヨンの南東側の道を渡ったところにばバイヨンに関するたくさんの資料が展示されている小屋があります。

日本語で読むことができますので、興味がある人は事前によって知識を深めるのもいいでしょう。

アンコールトムのバイヨン寺院

バイヨンの入り口は東側になりますが、時期にもよるのかもしれませんが現在は東西南北すべての方向から出入り可能のようです。

一番外側にある第一回廊はレリーフでぎっしりです。

バイヨン寺院の第一回廊のレリーフ
ぐるっと一周すべてにレリーフが施されているのですが、見どころとなるのは南東周辺のレリーフ
ハッキリと彫刻が確認でき、上から下までびっしり埋め尽くされています。

その中でも個人的におススメなのは南面の東側。
トンレサップ湖で暮らす人々の様子が描かれています

バイヨン寺院のレリーフ

写真の中央下は赤ちゃんが生まれる様子だとされています。
他にも魚が泳いでいたり、ワニに噛まれる人などが描かれています。

人気の南東周辺とは対照的に西面などのレリーフは、時間の経過によって消耗されたのか初めからなのか分かりませんが、変色していたり不鮮明になっています。

バイヨン寺院の西面のレリーフ
レリーフの量も上の方はなく、びっしりという感じではありません。
その分観光客は少なくなるのでじっくりと鑑賞することができます。

ひとつ上の第二回廊にもレリーフがぐるっと一周残っているのですが、見ている人はかなり少ないです。

第二回廊から少し急な階段を上がると、お待ちかね「クメールの微笑み」四面仏との対面です。

バイヨン寺院の四面仏像

数えきれないくらいのたくさんの四面仏が並んでいます。

かなり間近によれるものや、角度によって複数の顔が並ぶポイントなど、たくさんのシャッターチャンスがありますので、良い記念写真を撮っていってくださいね。

バイヨン寺院の四面仏像

こちらのバイヨンさんは非常に整ったキレイな顔立ちをしてると思います。

バイヨン寺院の中央祠堂に中に祀られた像

真ん中の中央祠堂の中には仏像が祀られています。
外から見ると高くなっており登れるのかと思いますが、塔の中を登ることはできません。

 

③バプーオン【Baphuon】

バイヨン寺院の見学が終ると北側から歩いて次の遺跡へ進めるようになっています。
左手には大きな大仏があり、その先に「バプーオン」が見えてきます。

バプーオンの空中参道

けっこう高さのある建物であり、遺跡正面には約200mある空中参道と呼ばれる道が遺跡まで続いています。

アンコールトムのバプーオン

急角度な階段を登って行きます。
順路は南側から登って北側から降りる一方通行です。

バプーオンからの眺め

細かな見どころなどは少ないですが、高さがあるので見晴らしがいいです。
頂上の柱の陰で景色を見下ろしながら休んいる人も多かったです。

バプーオンの横たわる仏像

北側から下へ降りた後に西側から遺跡全体を眺めると大きな仏像が横たわっている姿を発見することができます。

 

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④王宮【Royal Palace】、ピミアナカス【Phimeanakas】

アンコールトム内には観光順路のための看板があるのですが、バプーオンの北側から出て道順に行くと次は「ピミアナカス」があります。

アンコールトムのピミアナカス

「ピミアナカス」は王宮跡の城壁の中に建てられています。

観光情報に「王宮」と書かれている場合などもありますが、王宮自体の建物は残っておらず、ピミアナカスを中心とした城壁にかこまれたこの周辺のことを指します。

現在ピミアナカスは入場不可となっています。

ピミアナカスの北側には、女池・男池と呼ばれる池が残っています。

王宮跡にある女池と男池

写真手前の小さい方が男池、奥に見えるのが女池。
右手に見えるのは王宮の城壁。

 

⑤象のテラス【Elephant Terrace】

先ほどの王宮跡の東側、入り口となっていたのが「象のテラス」です。
テラスは南北に長く伸びており北側はライ王のテラス、南はバプーオンの入り口へと続いています

アンコールトムの象のテラス

王宮方面から出てくると、まっすぐキレイに森の中へ続いて行く道が見えます。
この道の先には勝利の門があり、ここは王のテラスとも呼ばれています。

ここで少し高くなったテラスの上を歩いて行くのは気持ちいいのですが、見どころはテラスの下の側面に彫られた彫刻です。

象のテラスのゾウの彫刻

並ぶ三つのゾウ

象のテラスのガルーダの彫刻

隣にはガルーダとガジャシンハの像が交互に並んでいます。

ひとつ北側のテラスにもレリーフがあり、階段の下にはくっきりとしたレリーフがたくさん見られます。

象のテラスにある5つの頭を持つ馬

五つの頭がある馬や、象の鼻の先には子供が遊んでまとわりついていたり面白い彫刻が残っています。

 

⑥ライ王のテラス【Leper King Terrace】

象のテラスからさらにひとつ北側へ進むと「ライ王のテラス」があります。
ライ王のテラスは壁が2重のようになっており、一面にぎっしり詰まった彫刻が圧巻です。

外側はだいぶ不鮮明になってきていますが、内側にはキレイなレリーフがたくさん残っています。

ライ王のテラス①

写真左側、壁と壁の間のほそい隙間を入って行きます。
中には阿修羅や神々の彫刻で埋め尽くされています。

ライ王のテラス②

よく見ているとナーガがいたり、踊り子がいたりいろんな恰好をしたキャラクターがいて面白いです。

ライ王のテラスの前には広場になっており、レストランやお土産屋が並んでいてトイレもあります。

ライ王のテラスの前の駐車場

一般的に観光でまわるのはだいたいこのあたりまでとなります。

遺跡観光の準備、持ち物や服装に関してはこちらをどうぞ。

 

 

⑦その他のマイナー遺跡

ここからはアンコールトムの中でも一般の観光やツアーでは回らない箇所になります。
「有名どころはもう回ったよ。」という方はぜひお楽しみください。

 

1、勝利の門【Victory Gate】・死者の門【Dead Gate】

アンコールトムの城壁には、東以外の面には北・西・南と名前に付く門が城壁の各中央に一つずつあります。
しかしアンコールトムの正面となる東面だけは二つの門があります。

アンコールトムの勝利の門

現在、一般的な通行に使用されているのはこの「勝利の門」です。
王宮があった場所の正面、直線状にあり小回りコースを観光する時に通過します。

外側には乳海攪拌の像も並んでおり、戦闘に勝利した軍隊の凱旋門だったといわれています。

バイヨン寺院の正面にあたり、城壁東側の中央に位置してるのは「死者の門」です。
死者の門は亡くなった人たちの魂が出て行った場所とされています。

アンコールトムの死者の門

死者の門への道は舗装もされておらず、アクセスはあまりよくありません。
特に門の東側はバイクしか通れないくらいの細い道が続いています。

死者の門

ところどころ崩れていますが左右のゾウが鼻先までキレイに残っています。
また通行もほとんどないため、門の中をじっくり見てみたりいろんな角度で写真を撮ったりできます。

 

2、北大門【North Gate】・西大門【West Gate】

あと北大門と西大門がありますが、基本的にアンコールトムにある五つの門は上部に四面仏の像が配置され全て同じような造りになっています。

北大門は大回りコースへ向かうときに通過します。
西大門は車も通行禁止になっており、観光客が使用することはほとんどなくひっそりとしています。

アンコールトムの西大門

崩壊も進んでおり、門の前後ともに赤茶けた砂の道が続いています。

西大門の外側に散らばる彫刻

入り口となる外側には南大門のような乳海攪拌の像があったと思われ、赤茶色になった石造のかけらが散らばっています

また各門の左右からは上へ上がれるようになっており、城壁の上には道があります

アンコールトムの城跡の上の道
森の中の小道のような道が続き訪れる人もほとんどいませんが、外堀を眺めながら移動することができます。

南大門を上から見下ろすような景色が眺められます。

南大門を城壁の上から見る

 

3、プラサット・チュルン【Prasat Chrung】

アンコールトムの城壁の上、四つの角にある遺跡
写真は南西の角にある「プラサット・チュルン」

プラサット・チュルン

城壁の上にあるため、そぐ側からはアンコールトムの外濠が見下ろせる。

 

4、プレア・パリライ【Preah Palilay】

王宮跡の北側にある遺跡。
踊るような大きな三つの木が遺跡の前に根を下ろしている。

アンコールトムのプレア・パリライ

祠堂の中は崩れた岩で埋まっており、何も残っていません。

東側には仏陀像。

プレア・パリライ東側の仏像

その近くにはテップ・プラナムというお寺もあります。

 

5、プレア・ピトゥ【Preah Pithu】

アンコールトムの北東にある遺跡。
ピラミッド型の遺跡が数個あり、全部見るとわりかし広いです。

アンコールトムのプレア・ピトゥ

東側にある一番大きい建物の中にはしっかりと彫られた仏陀のレリーフがある。

プレア・ピトゥの仏陀のレリーフ

ライ王のテラス前のお土産屋が集まる駐車場の近くなので、時間が余ったら足を延ばしてみてもいいでしょう。

トイレに行くとチラッと見えるのがこのプレア・ピトゥです。

 

 

6、プラサット・スオ・プラット【Prasat Sour Prat】

象のテラスを歩いていると正面の道をへだてた東側に見えてくる、赤茶色の十二個の塔。

アンコールトムのプラサット・スオ・プラット

レリーフや塔の内部にもほとんど何も残っておらず、何のための建物なのかいまだ不明のよう。

プラサット・スオ・プラット

ひとつひとつの石材も大きく、バイヨンやテラスの繊細なレリーフを見た後では、ひどく大雑把な造りに見えてしまう。

 

7、クリアン【Khleang】

プラサット・スオ・プラットの隣に立つ、北クリアンと南クリアン。

北クリアンは全体的にレンガ色をしており、内部の端っこの方に閻魔大王の彫刻がポツンと地面に落ちている。

アンコールトムの北クリアンにある閻魔大王の彫刻

南クリアンは灰色で整頓された雰囲気で内部も何も残ってなくガランとしている。

アンコールトムの南クリアン

 


 

以上、いかがだったでしょうか。

広くて奥のふかい「アンコールトム」でした。
ちなみに「トム」はカンボジア語で「大きい」を意味しています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

合わせて読みたい記事はこちら

絶対はずせない人気No.1「アンコールワット」

アンコールトムも含む王道ルート「アンコール小回りコース」

遺跡観光の持ち物や服装・食事など【まとめ】

アンコール・チケットの料金や購入場所など

 

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