本日は「バンテアイ・トム」遺跡です。
カンボジアには有名な「バンテアイ・スレイ」や「バンテアイ・クデイ」など、「バンテアイ」と名前につく遺跡が沢山あります。
その「バンテアイ」に「トム」(クメール語で大きいの意味)が付いているものですから、いったいどんな壮大な遺跡なのか期待が膨らんでしまいます。
さてさて「バンテアイ・トム」遺跡の全貌はいかがなものなのでしょうか。
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①バンテアイ・トムへの行き方
「バンテアイ・トム遺跡」はアンコールトムより2kmほど北側のところにあります。
「アンコールワット」や「アンコールトム」の西側にある環状道路を北上して行き、途中で右手の赤土の未舗装の道に入ります。
↑未舗装の道へ入るところ。
ここからまだけっこうな距離があるんです。1km以上はあります。
マイナスイオンが豊富そうな何もない森の小道を進んでいきます。
迷子になりそうな道のくせに途中でわかれ道もありますので、スマホやグーグルマップに感謝を感じないわけにはいきません。(※現地のSIMカード入れて、自分の現在地が確認できるようにしていくのがおススメです。)
またこの細道、途中に水たまりようなものがあれば要注意です!
↓これ。
いたって普通の水たまりに見えて、深さとぬかるみが予想以上にヤバかったです。
深さは膝下くらいまであり、底は沼のようにドロドロ。
サンダルもはまって取れなくなりそうでした。
ほんとバイクも壊れるかと思いました…こんなとこで壊れたら悲惨すぎる。
※遺跡よりもこの水たまりがこの日一番のアドベンチャーとなりました。
他の水たまりには横に迂回跡があったのに、なぜかここだけは迂回道がなかった!
※このときが5月のまだ雨季が始まるか始まらないくらいの時期。
それでこんな状態だったので、雨季中は行くのやめた方がいいと思います。
やっとの思いで遺跡に到着。
最初は遺跡の外壁の南側に到着しますが、外壁沿いに東側へまわると入り口があります。
②バンテアイ・トム遺跡を散策
崩壊していますが参道・テラスのようなものもあり、中もけっこう広そうな予感がします。
破風は壊れていますが、左右にデバターさんがしっかり入り口を見守っていますね。
外壁をくぐると左右に聖池の跡のようなものがあります。
進むともうひとつ周囲をぐるりと囲む回廊状になっている内壁があります。
こちらもかなり崩壊していますが側面にはデバターさんがしっかり並んでおられます。
中心部へ入ると横に三つ並ぶ祠堂と南北にふたつの経蔵があります。
真ん中の祠堂の裏側半分は完全に壊れており鉄骨で支えられています。
内壁の回廊の中。
装飾もなく質素でけっこう狭いです。
沢山の小人が踊ってるように見えておもしろカワイイですね。
他にも破風に細かなレリーフが彫られており興味深いですね。
以上、いかがだったでしょうか。
遺跡までのアクセスは少しわるいですが、訪れる人もほとんどいないので遺跡を一人で独占・満喫できますよ。
↓バンテアイ・トムまで来るなら、まとめて観光したい「ターオウン遺跡」
最後までお読みいただきありがとうございます。