カンボジアにはトンレサップ湖という東南アジア最大の湖があります。
その大きさは約2500平方キロメートルにもおよびます。
雨季と乾季で大きさも変わり、雨季のときは乾季の大きさの3~4倍にもふくらむとされています。
そしてこのトンレサップ湖の周りではたくさんの人達が水上生活をおくっています。
シェムリアップからは比較的近く、その様子をボートに乗って見学に行くことができます。
何カ所かボートクルーズができる観光ポイントがあるのですが、この記事では一番近い「チョンクニア」を中心にご紹介していきます。
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①トンレサップ湖で水上生活を見る
シェムリアップから行けるトンレサップ湖の水上生活が見れる場所は主に下記の2カ所です。
- チョンクニア
- コンポンプルック
ここから観光するためのボートに乗ることができます。
市内から一番近いのが「チョンクニア」で、片道約30分で行けます。
「コンポンプルック」は片道約1時間程度ところにあります。
他にも「コンポンクリアン」やもっとマイナーな場所もありますが、今回は省かせていただきます。通常はじめてトンレサップ湖に行く方は上記のどちらかになります。
②トンレサップ湖のクルーズ・ボート代
トンレサップ湖に観光に行く場合、以前より問題になりやすいのがこのボート代です。
※特にチョンクニア
1、ボート代に定価がない
まずクルーズのためのボート代の定価が決まっていません。
次々と発展してきているカンボジアですが、このボート代だけはいまだに定価が作られておりません。
料金の決め方もボート1台当たりいくらではなく、乗客一人あたりいくらでもありません。
なのでややこしいのです。
人数が増えれば一人当たりの料金は安くなりますが、割り勘というわけではありません。
例えば以下のようになります。
一人だと$30。二人だと$20 x2。三名だと$18 x3
このような感じです。あくまで上記料金は例えです。
平均的には一人あたり$20くらいと考えておいたらよいかと思います。
2、トンレサップ湖へはツアーの利用がおススメ
ボート代でぼったくられることが多いため、トンレサップ湖へは特にツアーの利用がおススメです。
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なぜならツアー代にボート代が最初から含まれていることが多いからです。
ツアー会社が支払いをするので私達は余計な心配をする必要がありません。
またツアー会社は独自のつながりを持ってることが多いので自分たちで払うよりも格安になる可能性が高いです。
現地の英語のツアーだとボート代と往復の車代、ガイド付き(英語)で一人あたり$18くらいであります。個人で行くより圧倒的に安いですよね。
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③チョンクニアへのアクセス
↑チョンクニアのボート乗り場。背後には「プノンクロム」が見える。
1、行き方
チョンクニアはシェムリアップ市内から一番近くアクセスも便利な場所です。
行き方は非常に簡単で、シェムリアップのメインストリートとも言えるシバタ通りに沿って南へひたすら真っすぐに進めばたどり着けます。
また途中で夕日スポットでもあるプノンクロムを右手に通り過ぎます。
2、トゥクトゥクの相場
市内からチョンクニアまでのトゥクトゥクの相場は10ドル~15ドルくらいです。
※もちろんボート代は別途必要。
時間は片道30分くらい。
自転車でも行けます。片道1時間くらいですかね。
ただし帰り道はけっこう暗くなるので注意です。
④ぼったくり詐欺に注意!
チョンクニアでは最近あまりよくない噂を耳にすることがあります。
以前はシェムリアップから近くアクセスが便利なので人気が高かったのですが、悪評のせいか近年はコンポンプルックの方へ人気が移っていってる気がします。
行く場合はガイド付きのツアーなどで行くのをおススメします。
耳にする内容といたしましては…
1、ボート代が高い
上でも書きましたがボート代の定価がないため、通常より高額な料金を提示される可能性ある。
2、チップの要求
現地の人間が勝手にボートに乗って来て、勝手にガイドをやりだす。
そして降りる際に高額なチップの要求をしてくる。
自称ガイド以外にも最初はいい顔して近づいてくるが、後で何かと「チップ、ワンダラー、プリーズ」とチップの要求。
例えば写真をとったら、1ドルとかね。
※もちろん自分が楽しませてもらったしすごいためになった、チップをあげる価値があったと感じる場合はチップをあげてくださいね。
ただ強制的に払う必要はないということです。
3、寄付の話を持ちかける
「米を買って寄付してくれ」などと、しつこくせがませる。
他にもいろいろ言われるかもしれませんが、特に無理やり買う必要はありません。
買う気のないものにはきっぱりと「NO」といいましょう。
※お米に関しましては、必要性がないとは私にははっきり言いきれませんが、観光客からお金をせびる決まり文句のようになっているようなので、寄付をされたい場合は違うルートでした方がよいと思われます。中には合計で$100くらい払わされたという方も。
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⑤チョンクニアのボート・クルーズの様子
こちらのボートに乗ったのは数年前なので少し古いですが、その時の様子をご紹介いたします。
なおクルーズの所要時間は1時間半くらいです。(夕日鑑賞をする場合はその時間にもよる)。ツアーではなく個人で行きました。
1、ボートは独占、ガイドも乗ってくる
一人で行ったのですが、ボートの乗客は私一人だけでした。
なのでボートは一人で独占状態でした。
すると現地の若者がひとりいっしょに乗り込んできました。
案の定、勝手にいろいろとガイドしてくれます。
その日は朝からの観光で疲れてたので、ちょっとうっとうしかたです。
「運転してみたい?」と言ってボートの運転までさせてくれました。(ちなみにそのころの私はいち観光客でまだカンボジアのことはよく分かっていません。)
2、水上生活を垣間見る
ボートが出発すると周囲にたくさんの水に浮かぶ小屋のようなものが見えてきます。
生活感あふれる家々が水上に浮かびます。
魚を獲っている人達もいました。
最初の方は少し大きめの川をクルーズしているようですが、しばらく進むと景色のひらけた大きな湖の上へ出ます。
看板にはベトナム語が書かれています。
チョンクニアにはベトナム人が多く住んでいるそうです。
エリアでひとつの村のようになっており、学校や交番なんかもあります。
クルーズが進むと、どこかの小屋に立ち寄ります。
レストランになっていて食事ができたりお土産が売っていたりするので、しばらくここで自由時間になります。
3、タライにのった子供とヘビ
悪名だかき(?)タライに乗りヘビを操る子供たち。
(見えますかね?写真右の小さな子供の首にヘビが巻かれています。まだいるのかなこの子達)
私も後でヘビを首に巻いて写真を撮らせてもらいましたが、やはり後で「チップ、チップ」と言ってきました。
何気にワニも見れます。
4、ガイドのチップ請求
そんなこんなでクルーズは終了。
最後に自称ガイドがチップを要求してきました。
トンレサップ湖まで連れて行ってもらったドライバーが「後でチップを要求されても払わなくても大丈夫」と教えてくれていたので、申し訳ないが払わずに降りさせていただきました。
自称ガイドは睨んできましたが、しつこい感じとかはあまりなかったです。
そのころはまだ観光客からお金を(だまし)取るのがそこまで定番化してなかったんだと思います。
⑥トンレサップ湖で夕日鑑賞
トンレサップ湖は夕日鑑賞の場としても人気があります。
もちろんボートに乗って水上から夕日を見るのがメインなのですが、チョンクニアではボートに乗らなくてもボート乗り場から夕日鑑賞を楽しむこともできますよ。
以上、いかがだったでしょうか。
シェムリアップは素敵な遺跡がたくさんありますが、一日くらいは遺跡観光とは雰囲気ががらりと変わるトンレサップ湖へ水上生活を見に行くのも非常におススメです。
↓もうひとつの観光ポイント「コンポンプルック」の現地ツアーに参加した様子はこちら。
↓トンレサップ湖のそばにある隠れ夕日スポット「プノンクロム」
最後までお読みいただきありがとうございます。