カンボジアの気候ってどうなの?服装は?
みなさん「なんとなく暑い!」ってことはご存知かもしれませんが、漠然としたイメージの方が多いと思います。
でも実際に自分がその国に旅行に行くとなると何かと不安になりますよね。
この記事ではカンボジアの気候や一般的な服装・遺跡観光時の服装などに分けてご紹介いたします。
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①カンボジアの気候
みなさんのご想像の通り1年を通して基本的にずっと暑いです。
常夏の国です。熱帯モンスーン気候というカテゴリーになります。
日中の気温は常に30度を超えてきます。
気温が暑いのはもちろんなのですが、特にカンボジアは日差しが非常に強いです。
直射日光を受けているのと、日陰にいるのとではまったく体力の消耗度が変わってきます。
日よけ対策は万全にしておきましょう。
(証拠に洗濯物は日の当たるところに干しておくと驚くくらいに一瞬でかわきます!)
一年中常夏の国ですが、そのなかでも変化があります。
11月から2月くらいは朝方や夜間は気温が下がり若干肌寒くなります。
(といってもおそらく20度前後)
あと時期によって日の長さも変わります。
朝日や夕日の時間帯も1時間くらい差がでますので、朝日鑑賞や夕日鑑賞の予定を入れている方は事前に時間も確認しておきましょう。
→アンコールワットでの朝日の時間や事前に知っておくべき知識
→シェムリアップ随一の夕日スポット【プノンバケン】入場制限に注意!
②乾季と雨季がある
カンボジアには四季がありませんが、大きく分けると乾季と雨季に分けることができます。
1、乾季
乾季の時期はだいたい12月~5月あたりです。
※各年によりズレがあります。
乾季は雨季の時期とは異なり、ほとんど雨が降らなくなります。
また乾季はそのままハイシーズンともかぶり、12月~3月あたりがカンボジアで最も観光客が多い時期ですね。
雨が降らないので気温も「乾季=暑い時期」だと思いがちですが、必ずしもそうではなくて12月や1月は涼しい時期に当たり、4月や5月は一年の中でも最も暑くなる時期だといわれています。
2、雨季
雨季の期間はだいたい6月~11月です。
雨季になると毎日のように雨(スコール)が降ります。
時間帯に限らず降りますが、午後や夕方に降ることが多いです。
上で書いたように「雨季=涼しい」というわけではないのですが、雨が降ると気温は少し下がり過ごしやすくなります。
多量の雨が降った後は、街中では排水設備が不十分で道が川のようになっている場所がところどころにあらわれます。
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③スコール
日本では聞きなれませんが、カンボジアでは「スコール」と呼ばれる雨が降ります。
短時間に激しく集中的に降る雨です。だいたい1時間もあれば止みます。
ただし激しいときはまさにバケツをひっくり返したような雨がふり、それも突如降りはじめるためにビッショ濡れになります。
雨季に遺跡観光へ行く場合は、このスコールに備えてスマホやカメラ、財布など濡れると困るものをどうするか対策をたてておきましょう。
※ポケットに入れるだけでは不十分になる場合もあるので、水を通さない小さなビニール袋でもひとつ持っておくとよいです。
1、スコールを予測する
スコールは降りはじめるのは突如なのですが、近づいてくると空を見上げればだいたい予測ができます。
あきらかに黒い雲が集まっていたり、空が全体的に暗くなってきます。
それに合わせて冷たい風が吹き始めます。
地元のカンボジア人は分かっているので、彼らの様子を見ていれば分かりやすいです。
彼らの予測はかなりの高確率で当たります。
また、この兆候があらわれるとバイクなどが急いでスピードを上げだすこともあるので、身のまわりの交通にもご注意ください。
ちなみにカンボジア人は傘はあまり持っていません。
レインコート(簡単なビニールカッパ)が主流で、もしくは濡れてもあまり気にしません。
④カンボジアでの服装
1、一般的な服装
基本的に薄着で大丈夫です。
日本の夏の格好でいいです。
特に観光中はたくさん歩くと思いますので、動きやすくラフな恰好がベターです。
追加で日焼け防止や、エアコンの効いた場所に長時間行く予定があるかたは一枚羽織れるものを用意しておくとよいと思います。
ファッション的な観点から言うと、ダサくても問題ありません。
誰も気に留めません。特にシェムリアップだと様々な国の人達がいるので、自分のファッション・センスと相談してくださいね。
高価なアクセサリー類は目立つとひったくりに狙われる可能性が高まりますので、あまりおススメできません。
お洒落な高級レストランに行く予定や、現地カンボジア人の結婚式などに呼ばれている人などは襟のついているシャツ、女性だとワンピースなどを1枚用意しておくとよいでしょう。
足元は市内観光であればビーチサンダルで問題ありません。
ヒールの高いオシャレな靴とかは、使用場所があまりないかと思われます。
何を持っていったらいいか分からない人は、現地のマーケットでT-シャツやズボンを買うのもおススメです。価格も安いし、現地の雰囲気にも合いますよ。
2、遺跡観光での服装
遺跡・寺院に行くときは過度な肌の露出は控えましょう。
基本的に薄着でかまわないのですが、男性も女性も肩は隠れるように足は膝下まで隠れるようにしておきましょう。
※タンクトップやショートパンツはNGです。
ここでも何か一枚羽織るものなどを用意しておくと便利ですね。
遺跡観光時は屋根のないところも多いので、帽子やサングラスも役に立ちます。
※ただしより神聖な場所に入る場合は帽子・サングラスははずす必要があります。
また暑くても肌の露出は控え、長袖などで肌を隠して直射日光は避けた方がよいかもしれません。
肌を隠すことによって虫よけにもつながります。
足元は履きなれた動きやすい靴で行きましょう。
遺跡内は段差なども多く、足場の悪い所もあります。
※ビーチサンダルはNGではないですが、できたら靴の方がいいでしょう。
3、【番外編】現地の人の長袖
現地では非常に暑いのに、長袖・長ズボンのカンボジア人をよく見かけます。
カンボジアでは肌が白いのが美しい・かわいいとみられており、日に焼けて肌が黒くなるのを防ぐのが目的の人が多いです。(主に女性)
あとはほこり対策や単純に習慣、また移動がバイクが中心なのもあると思います。
伝統的にはカンボジア人女性は肌の露出はよくないと見られています。
※ただし近年ではスマホの普及により、海外の文化も広まりその傾向は薄らいできているようです。
髪型も長くて黒い髪が美しいとされていましたが、(そして後ろでひとつくくりが多かった)色を染めたり、短く切る若者も増えてきていますね。
以上、いかがだったでしょうか。
簡単に言うと日本の夏みたいな感じだと思ってもらって大丈夫です。
服装は半袖に一枚羽織るものを用意して、ラフな動きやすい服装をしていればOKです。(足りなければ現地で購入しちゃいましょう!)
最後までお読みいただきありがとうございます。
↓カンボジア観光のベストシーズン
↓その他遺跡観光に関する注意点などまとめ