現在カンボジアのシェムリアップは街中で道路工事が行われています。
そんな工事中のシェムリアップでコロナによるロックダウンまで始まりました。
もちろんまだ観光客なんてまったくおりません。
少し前までは「観光客で溢れかえってた時代に戻る」と一枚ひっくり返せばに戻るような表現でしたが、もうそんな単純なものではなく随分と遠いところまで来てしまったように思います。
戻るには凸凹道を正して、山を越え川を越え、草むらをかき分けて行かなければいけません。いや戻るのではなく、その先に新たな土地を見つけなければいけないのでしょう。
なんにせよ、最近のシェムリアップ様子ですね。
ざっくりとした大まかなものですが、忘れないようにも少し書いておきます。
スポンサードサーチ
①シェムリアップの道路工事
現在シェムリアップは街全域的に道路工事の真っ最中です。
もともと道路「拡張」工事とよく耳にしましたが、最近は下水管工事(下水管を埋めている?)をやっており、あっちこっち掘りおこしています。
いつから工事やってるんでしょう?
今となってはわからないくらい延々と工事やっています。そして終わる気配はまだ全く見せていません。(むしろちゃんと終わるのか不安になるくらい)
1、道路拡張工事
始まったころは道路拡張工事とのことで、あちこちの道の脇に立つ店や民家などが「何メートル・何センチづつ奥にひっこめ」とのことで、入り口や門などが取り壊されていっておりました。
建物によっては、半分くらい家がなくなっていたり。
(今思うとこの頃は工事時代の序章にすぎなかったのですね…)
あっちこっち壊すだけ壊して、いつ道路キレイにするんだろうと思っていたところ、次は下水管埋め工事が始まりました。
2、下水管埋め工事
新しい下水道管を埋めるらしく、あちこち道路が掘り起こされショベルカーが街の風景に溶け込みました。各道路には大きなパイプなどの材料が散りばめられています。
お店が営業していようともお構いなしに、道のわきを掘り返していきます。
ふつうに「店入れへんやん」ってな感じになっていたり、道も通れなくなっていたりします。
掘り起こすことによって砂埃も一段とひどくなりました。
ちなみにショベルカーは日本製?(日本の文字が入ってる)のがよく活躍してますよ。
3、工事はいつ終わるのか…
この大規模なるシェムリアップの道路工事は、いったいどれくらい計画通りに進んでいるのでしょうか。無事に予定どおりに完了できるのかさえ心配になります。
むしろ「もともと綿密な計画自体がないのかな」なんて思ってしまったり…(観光客が戻ってくるまでに終わらせろ、みたいな。)
壊すのは早いんですよね。日本だったら壊して「まわりに迷惑をかける期間は短く、できるだけ早く直そう」とすると思うのですが、あまりそういう考えはないようです。
ある意味この状況はすごいなとビックリしてしまいます。
観光客はいないといえども、現実に人々が住んで生活してる街で、この街中の掘り起こし。
本来ならば細かく予定を立ててテストなどもやったりしてから始めるものを、現実の街でとりえず始めちゃったような。
シェムリアップ内のお店も次々と閉店・休業していってます。
観光客向けだったお店だけでなく、ローカル系のお店も。
観光業を中心にまわっていた街で、その大本が壊れたことによって回りまわって街全体に影響を与えていたうえに、この道路工事ですからね。
ちょくちょく行ってたお店もなくなったりで悲しいかぎりです。
シェムリアップの人間はとりあえず今はあきらめてひっそりと暮らしておいてくれ、いやならどこか移動しろとでもいわんばかりです。
なんかちょっと愚痴っぽくなってしまいましたね。
ちなみにシェムリアップのこの道路工事は公共事業です。
シェムリアップ内の38本の道路を工事するそうです。(下水管工事は別?)
予算は約140億ドルで、いちおう去年の最後のほうから始まったそうな。(もっと前からやってる気もするけど)
この道路工事事業によって雇用をつくるという意味合いもあるようです。
4、道路工事の様子
パブストリート・エリアも絶賛工事中!(2021年4月末ころ)
↓オールドマーケット横の道
何が変わったのかはっきり分からないけど、視界がすごく広くなった。
↓シバタ通りにあった何とかナイトマーケット(ここはだいぶ前から壊れてるけど)
↓シバタ通りの交差点(パークハイアット前)。信号もありません。
【あとは適当に今年撮ったシェムリアップの道路工事の写真をいくつか~】
↓これは道路工事というか新しく道をつくってましたね。
↓はい行き止まり~
↓アンコールワットへつづく病院前の通り
↓国道6号線
②コロナによるロックダウン
道路工事に加えコロナによってシェムリアップはロックダウンとなっています。
とはいえロックダウンというものが、もうひとつよく分からないんですけど…
どうも国によってロックダウンの内容はさまざまなようですね。
最近カンボジアで発表された禁止令など
※すでに解除されたものや、特定の地域だけのものも含んでいます。
- 夜間外出禁止令
- 酒類販売禁止
- 州間移動禁止
- 地域の封鎖
- 観光地閉鎖
- 店内飲食禁止
- マスクしないとダメ
- 集まってはダメ
今までコロナ感染者も非常に少ないカンボジアでしたが、2月後半にあったプノンペンでの市内感染以来、感染者が増加しており急に厳しくなってきたカンボジアです。
とはいえシェムリアップはまだ感染者数が合計でもたしか30人未満だったと思う。
↓封鎖されたオールドマーケットの所の橋
最近の様子ということでザクっとだけ禁止令などを紹介しました。
今現在カンボジアに住んでいて実際に影響する方は、しっかり大使館の情報など確認してお気をつけてお過ごしくださいませ。
スポンサードサーチ
③2021年のクメール正月
4月半ばにあった「クメール正月」。
カンボジアの一年の中で一番盛り上がる日ともいえる期間です。
去年2020年のクメール正月はびっくり、正月を移動(延期)してしまうという措置でしたが今年はそのままの日程で行われました。
とはいえ、、
- 観光地閉鎖令によってアンコールワットを含む観光地は閉鎖。
- 州間移動禁止で他の都市へは行けない。
- もちろん街中で道路工事の真っ最中。(ちょうど正月前くらいからパブストリートエリアもがっつり工事開始)
- シェムリアップ民、観光崩壊で皆お金もありません
ということで、と~っても静かなクメール正月でした。
以上、いかがだったでしょうか。
今コロナ時代のどのあたりまで来たのでしょうね。
道路工事の進行状況くらいは進んでいてくれることを願います。
↓コロナが始まったころの1年前くらいに書いた記事
最後までお読みいただきありがとうございます。