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アンコールワットのある街「シェムリアップ」より初めてのカンボジア・海外旅行の方に向けてわかりやすく情報をお届けいたします。

アンコールワット周辺の遺跡 基本情報

カンボジアの遺跡観光の持ち物や服装など【基本情報】

更新: 初回投稿:2019-02-05

カンボジアの遺跡観光の持ち物や服装など【準備編】

本日はアンコール遺跡群へ観光へ行くための準備編です。カンボジアでの遺跡観光が初めての方は何かと不安になるかと思います。

服装は?どんな格好していけばいいんだろう?」
持っていくものとかあるのかな?」
ご飯とかトイレはどうしたらいいんだろう?」

などなど。

こういう細かな不安を出発前に解消できるように、事前に知っておいた方がよい遺跡観光に関する基本情報をまとめました

この記事を読んで、準備万端にして行ってくださいね。
それでは最高の旅にする第一歩です!

 

【※この記事にはPR広告が含まれています】

 

 

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①アンコール遺跡群の基本情報

1、「アンコール遺跡群」で世界遺産

まずは基礎知識として、カンボジアでもっとも有名な遺跡「アンコール・ワット」が世界遺産なのは皆さんご存知だと思います。

「じぁ、アンコール・トムはどうなんだろう?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

世界遺産はアンコール遺跡群の全体

答えは「アンコール・トム」も世界遺産のひとつです。

ひとつひとつの各遺跡が個別に登録されているわけではなくて「アンコール遺跡群」全体として世界遺産になっているのです。

アンコールワット」のまわりは大きなビルや建物もなく豊かな自然に囲まれていますが、これも世界遺産のエリアとして守られているからなのです。

 

2、遺跡への入場料・チケット

アンコール遺跡群へ入場するためには「アンコール・パス」と呼ばれるチケットが必要です。

  • 1日券 → $37
  • 3日券 → $62
  • 7日券 → $72

この「アンコール・パス」は複数の遺跡の共通の「入場パス」となっていて、一度入場すると「回収されて終わり」ではなくて、さまざまな遺跡を何度も出入りすることができます。

アンコールパスの購入方法は年々多様化してきており、現在いくつかの購入方法がありますが、通常「アンコールワット」の入り口で購入することはないのでご注意ください。

↓詳しくはこちらをご覧ください。

 

3、遺跡内での禁止事項

アンコール遺跡群の注意・禁止事項

遺跡内ではマナーを守るための禁止事項が定められています。各遺跡の入り口にわかりやすく看板が立っていたりします。

喫煙やゴミのポイ捨て、彫刻などのレリーフに触れることは禁止です。上記は「バンテアイスレイ遺跡」の看板。遺跡によって禁止されている項目が、少しずつ異なる場合もあります。

※アンコールワット第三回廊や、階段が急で高さのある遺跡は12歳未満は入場不可になっています。

現在、アンコール遺跡群の管理を行っているのはアプサラ機構という組織で、写真の中央上部にある5つのフニャッとした線のあるマークがアプサラ機構のマークです。

 

4、遺跡の入場時間

一般的な遺跡の入場時間は「朝の7:30~夕方17:30になっています。

朝日や夕日鑑賞のスポットになっている遺跡は例外です。

・アンコールワット → 5:00~17:30
・プノンバケン、プレループ → 5:00~19:00

【追記】
2024年8月ごろより遺跡の入場時間が変更されています。
以下の通り。・一般的な遺跡 → 朝6:00~18:30まで
・アンコールワット、スラスラン → 朝5:00~18:00まで
・プノンバケン、プレループ → 朝6:00~19:00まで

 

②遺跡観光の服装

カンボジアでの遺跡は寺院でもあり「神聖な場所」とされています。そのため遺跡への入場には服装の規制があります。

 

1、肌の露出はひかえましょう

肌の露出はできるだけ控えましょう。
タンクトップやキャミソールなど肩が出る服、短パンやミニスカートなどは禁止です。

具体的には「上は肩は隠れるように、下は膝下まで隠れる服装」にしましょう。
(普通のTシャツや膝が隠れる長さのハーフパンツやスカートは大丈夫です。)

特に神聖な場所(アンコールワットの第三回廊など)に入る場合はチェックも厳しくなり、帽子やサングラス、土足なども禁止になる場所もあります。(※帽子などは入るときに取れば大丈夫です。)

 

2、動きやすい服装で

カンボジアの遺跡観光は敷地も広く数も多いため、けっこうな距離を歩くことになります。そのため足元は履きなれた運動靴やスニーカーがおススメです。

「ビーチサンダル」や「ヒールなど踵の高い靴」は、遺跡では急な階段をあがったり、デコボコした足場のわるい箇所も多いので動きやすい靴がいいでしょう。

 

3、日焼け対策

あとは小物類の「帽子」や「サングラス」などの日差しの対策です。

カンボジアの日光はとても強力です。遺跡エリアは影のないところも多いので帽子はあったほうがいいかと思います。

他にトゥクトゥクで郊外の方まで行くときなどは、砂埃などが舞うこともありますのでマスクなどもあってもいいかもしれません。

 

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③遺跡観光の持ち物

遺跡観光の持ち物は、服装さえ気をつけて出発すれば必ずしも必須というほどの持ち物はありません
水や食べ物は現地でも購入可能ですので、対策やおすすめの持ち物をご紹介いたします。

 

1、暑さ対策

遺跡観光時の直射日光に注意

先ほども書きましたが、カンボジアは暑く特に日差しが強いです。

「日焼け止め」や、「帽子」などの小物による日差し対策をしっかりしていきましょう。

暑いとついつい肌を露出しがちですが、暑くても直射日光はできるだけ避けたほうがいいです。
直射日光による刺激は自分でも気づかないうちに大きく体力を消耗させます。

「日傘」は遺跡内での使用は禁止されている場所もありますが、広い場所や移動の際のために用意しておいてもいいでしょう。

あとは汗をふくための「タオル」もあるといいかもしれません。

 

2、虫よけ対策

カンボジアで帰る虫よけ

虫よけ対策もしっかりして行きましょう。
蚊を媒体とするデング熱などの心配もありますからね。

日本で買った虫除けはあまり効かないっていう話もあるので、現地で買ったほうが効果は高いかもしれません。虫よけはシェムリアップ市内のスーパーなどでも購入できます。

また服装の「できるだけ肌の露出をひかえる」っていうのも虫除け対策につながったりもします。

郊外の観光だと草むらを歩くこともあるので、肌を守るっていう役割もふくめてけっこう長ズボンがおすすめです。

 

3、雨季は雨対策

雨季で雨の降ったバンテアイスレイ遺跡

雨季に観光に行かれる方は雨が降ったときのことも考えておきましょう。※雨季はだいたい6月~11月ごろです。

カンボジアにはスコールというものがあり、スコールは突然やってきてバケツをひっくり返したような激しい雨を降らせます。降っている時間は短いですが、雨季だと一日に一度くらいはやって来ます。

カンボジアのスタイルではスコールが降ると屋根の下に避難して「止むまで待つ」、「もしくは弱くなったときに移動」するというスタンスが多いですが、ツアーなどで時間が限られているとそうもいきませんよね。

「傘」を使ってる方もおられますが、平たんで広い遺跡は大丈夫です。ただし階段があったり場所によっては禁止されている所もあります。
その人の観光スタイルにもよりますが傘よりはカッパ(レインコート)の方がおススメでしょうかね。

どちらにしても多少は雨に濡れても大丈夫な恰好や心構えで観光へ出発しましょう。

雨に濡れると足元が滑りやすくなるのでお気を付けください。良いところは他の観光客が少なくなるというメリットがあります。

 

4、その他

他には「チケット・ホルダー」などもアンコール・パスを入れておくのに便利です。

各遺跡に入るたびにパスのチェックが必要となるので、落としたり失くしたりしにくく、かつすぐに出せるようにしておくと便利です。
7日券以外は紙のチケットなので、雨で濡れたりポケットに突っ込んでおくとすぐにボロボロになるので注意しましょう。

朝日鑑賞へ行く場合は、何かしらの明かりになるものも(最近だとスマホのライトでもOK)。

 

5、お金

ひとつ半必須なものがありました…「お金」ですね。

必要ない人もいるかと思いますが、アンコールパスの購入や食事、ツアー代の支払いなどがある場合は忘れずにお金もしっかり持っていきましょう。

 

④遺跡観光中の食事やトイレなど

1、食事・レストラン

遺跡エリアのレストランで食べたフライドライス

主要な遺跡周辺には基本的にレストランや食事のとれるお店があります
そのため事前に買って市内から持っていかなくても食事は何とかなります。

果物でよければ、パイナップルやマンゴーなどは遺跡内の道などにも売ってます。

ただし料金はシェムリアップ市内の二倍くらいの設定になっていることが多いです。
安いお店もあるのはありますが、クメール語オンリーだったり慣れない方には衛生面での不安があると思うので、ご自身のお好みに合わせて食事をとってくださいね。

 

2、飲み物・水分補給

アンコール遺跡で飲むココナッツジュース

遺跡観光時の水分補給は重要な項目のひとつです。

飲み水などは遺跡の入り口あたりの露店で買うことができます。小さな遺跡や道の途中なんかにも売ってます。

赤色の大きなクーラーボックスがあったら、その中にはだいたいドリンク類が入っています。

水分補給におススメなのが「ココナッツジュース」です。

ココナッツジュースは天然のポカリスエットとも言われており、カンボジアでは体調がわるい時などにも好んで飲まれています。

値段もだいたいどのお店でも1ドルで販売されていて、市内で買うのと料金もあまり変わりません。

 

3、トイレ

アンコール遺跡エリアの公共トイレ

アンコール遺跡エリア内には公共のトイレが設置されています。

アンコール・パスを持っていれば無料で利用することができます。清潔感もそこまでわるくないと言っていいと思います。

遠方の遺跡もアンコール・パスで入場するところは、同じような公共のトイレが設置されています。

 

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⑤宗教やアンコール遺跡に登場する神々

アンコール遺跡の見所のひとつが遺跡内に彫られたたくさんの「彫刻やレリーフ」です。

日本人にはあまり馴染みのないキャラクターも多いので、簡単にご紹介いたします。
多少の知識があるだけでも、遺跡観光の楽しみが増えるでしょう。

 

1、宗教観

現在のカンボジアは上座部仏教が主要ですが、アンコール遺跡群が造られた時代はヒンドゥー教が中心となっていました。

仏教が混ざっている時代などもあり、ひとつの遺跡の中にごちゃ混ぜになっているところもあります。

そういう遺跡ではレリーフが削り取られていたりします。

 

2、彫刻やレリーフに登場する神々や動物

三人のヒンドゥー教の神々

  • 【シヴァ神】破壊の神、だけど創造もするらしい
  • 【ヴィシュヌ神】世界を維持したり、救ったりする神
  • 【ブラフマー神】創造の神

破壊したり創造したり忙しい神々様たちです。
どれがどの神様か分からなくなると思いますが、とりあえずこういう三人の神様がいることだけでも覚えておきましょう。(またこの神々様は姿を変えて登場することもよくあります。)

アンコール遺跡に登場するのはほとんど「シヴァ神」か「ヴィシュヌ神」で、「ブラフマー神」はめったに現れません。

追求するとかなり奥が深いので興味がある人は、いろいろ調べてみてくださいね。

↓こちらは「アンコールワット」にあるヴィシュヌ神の像
アンコールワットにあるヴィシュヌ神の像

その他、神々の乗り物や象徴

【ラクシュミー】ヴィシュヌ神の妻。類まれな美人といわれている
ラクシュミーのレリーフ

【ガルーダ】ヴィシュヌ神の乗り物、体は人間で頭や翼は鳥
ガルーダの像

【ナンディン牛】シヴァ神の乗り物
ナンディン牛の像

【ナーガ】複数の頭をもつ蛇。遺跡のテラスの入り口などに非常に多い。ガルーダの天敵でもある
複数の頭を持つヘビ・ナーガ

【リンガ】男性器の象徴。シヴァ神が姿を変えたものともいわれる
男性器の象徴リンガ

【ヨニ】女性器の象徴
女性器の象徴ヨニ

【デバター】遺跡観光でもっとも多く目にするであろう女性のレリーフ。
だいたいきらびやかな恰好をしており、女神といわれたり、宮廷にいた女性を描いたものだといわれています。ひとりひとり恰好や装飾品が違ってじっくり見てるとおもしろいですよ。
デバターのレリーフ

 

⑥その他、駐車場など

1、露店・お土産屋

遺跡エリアのお土産屋

遺跡周辺の露店にはお土産もいっしょに売ってます。Tシャツやズボン・スカーフ、遺跡の絵なども多いですね。

わざわざ遺跡観光中にお土産を買う必要もないように思いますが、日焼け対策になる帽子やスカーフ、露出の多い服装で来てしまったときには長ズボンなども購入できます。

また小さな子供の売り子さんがポストカードやアクセサリーなどを持って、歩きながら販売してくることもあるでしょう。

 

2、ゴミ箱

アンコール遺跡エリアにはゴミ箱もたくさんある

アンコール遺跡エリア内には緑の服を着た掃除担当の人達がいて、つねに掃除にまわってくれています。

ゴミ箱もたくさん設置されていますので、ゴミはゴミ箱へ。ポイ捨ては厳禁です。

 

3、駐車場

遺跡まわりの駐車スペース

バイクや自転車を借りて自力で来た人が対象になりますが、駐車場所については心配する必要はありません。

遺跡の前には駐車スペースがあります

トゥクトゥクが停まっていたり、他の観光客がとめたバイクや自転車が一台くらいはありますので、同じように停めておけば基本的に大丈夫です。
(盗られても責任は持てません…もちろん鍵はしましょうね。)

 


 

以上、いかがだったでしょうか。

遺跡観光への参考になりましたでしょうか。基本情報を頭に入れてできるだけ不安をなくして出発してくださいね。

↓それではいざ「アンコールワット」へ!

↓有名3大遺跡をめぐる王道ルート「小回りコース」

 

↓こちらは朝日鑑賞から午前中に主要三大遺跡を巡るおすすめのツアー・事前にオンラインで予約できます!(外部サイト)

アンコール遺跡・タプローム寺院・バイヨン寺院 完全走破!(日本語ガイド付き)

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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