シェムリアップでの観光も終わり次の街へ。
移動の際にカンボジアでは長距離バスを使う方が非常に多いです。
なんといっても空路に比べると料金が安い。安いだけに大丈夫なのか!?
そんな不安を解消するべくこの記事ではカンボジアでのバス事情をご案内いたします。
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目次
①長距離バスの種類
シェムリアップ→プノンペン行きはかなりの数の会社がバスもしくはバンを走らせています。中には人知れず新しくできては、なくなっていくバス会社も多々あります。
※会社と言うよりも個人サービスに近いのかもしれませんね。
大きく分けると朝・昼発の通常のバスと夜発のナイトバス(夜行バス・寝台バス)と呼ばれるものがあります。
グレードもローカル向きと観光客向きに分かれます。
②格安バス(ローカルバス)の特徴
格安のローカルバスといっても現地カンボジア人も乗っていれば旅行者も利用しています。
日本から考えるとびっくりするくらい格安のバスチケットもあります。(何百キロも走るのにトゥクトゥクより安いやん。っていうね)
ただし全体的に時間は非常にルーズだと思った方がよいです。
サービス精神なんてものはあまりなく、目的地まで連れて行けば任務完了という雰囲気です。慣れない人には心身ともに疲労するかもしれません。
↑この時は予定してた出発時間の乗客が少なく、次の時間帯のバスと合同となり1時間バス停で待たされました…
特に格安バスに多いのが、道の途中で人を乗せたり降ろしたりすること。
自分が利用する側になれば便利ですが、これのせいでかなり時間が狂います。
また途中でご飯休憩がありますが、バスが停まっても基本的にスタッフは何も言ってくれません。まわりの様子を見ながら行動しましょう。
だいたい30分くらいでみんなが戻りだしたらバスに戻るといった感じです。
自分だけ戻ってないとクラクション鳴らされたりします。
メリット
- 料金が格安
デメリット
- 時間がルーズである。
- バスチケットに書いてある出発時間は目安だと思った方がよい。
- メインの道(国道など)に入るまでに途中で人を乗せたり降ろしたりする。
- 荷物の配送も兼ねているところもあり、途中で荷物を乗せたりする。
- スタッフの英語レベルが低い。(ほとんど通じない場合も)
- 事故率も高くなる。
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③観光客向けのバスの特徴
観光客向けのバスになると料金は格安バスの2倍以上になったりします。
ただ料金が高いだけに接客サービス意識やスタッフが会社・組織としての教育されている感があります。
※もちろん日本レベルで考えないでくださいね。格安バスと比較してです。
メリット
- 全体的にきれい。
- 格安バスにありがちな、よく分からない待ち時間が少ない。
- スタッフも教育されている感がある。(英語レベル・服装・態度)
- バス内でも出発時や・休憩時に英語でアナウンスがある場合もある。
(ローカルバスは基本スタッフからのアナウンスはほとんどない。) - 運転も制限速度が設けられていたり・交代制になっていたりで安心感がある。
デメリット
- 料金が高い
④夜行バス(ナイトバス)の特徴
夜行バスは現地ではナイトバスと呼ばれ、バスの中で寝れるようになっています。
ベッドのようにフラットに平らになっているタイプと少し斜めになっている(席をギリギリまでリクライニングでたおしたような状態)タイプがあります。最近では充電できるようにコンセントが付いてることが多いです。
料金による違いの例
ここで例として格安のバスとお高めのバスの違いの写真をあげておきますね。
↓少しお高めな料金のバス
↓格安だった夜行バス
雰囲気が伝わりますかね。
2枚目の私物のような枕やタオルはバス会社が用意していたものです。
※必ずしも値段が全てではありません。
座席は2列が基本
それぞれ座席は2列づつになっていることが多く、知らない人が隣に来る可能性があるので特に女性は注意が必要です。
お一人様用のシングルレーンを設けているバスもありますので、一人の場合は予約時に確認した方がよいでしょう。
2列の場合も近年では男性は男性同士、女性は女性同士になるように気にしてくれることも
増えています。
ローシーズンなどの場合は隣に誰も来ないで、一人で二人分を独占できることもよくあります。
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⑤バス停までの無料ピックアップ
シェムリアップ発の長距離バスは宿泊先ホテルまで無料でピックアップに来てくれることが多いです。トゥクトゥクやミニバンでピックアップに来て、そこから大型のバスのところへ向かいます。
ピックアップ時間は要注意!
時間は通常1時間前に設定されます。
ここで要注意点です!
購入場所によってはピックアップの時間は「1時間前」と断定して言われることがありますが、1時間前ぴったりに来るわけではありません。
この1時間というのはバス会社がシェムリアップ市内に散らばる何十人の乗客のピックアップを1時間前から始めるということです。何十人の乗客の一人目に選ばれると1時間前ぴったりに来るかもしれませんが(普通に考えて確率低いですよね)、通常は他のホテルも回った後に来ることになります。
そのため出発時間までにこればOKというような感じで、実際15分前くらいに来ることもしょっちゅうあります。10分前になっても来ない場合は一度電話するなり、ホテルの人に電話してもらった方がよいです。
ちなみにピックアップが来た時に待っていなかった場合は自分でバス停まで行く必要があります。※ちなみに乗り場はバス会社によって異なります。
また1時間から待つのが嫌な人は最初からピックアップを断っておき、自分で10分前くらいにバス停に向かうということも可能です。
ネットなどで申し込むとピックアップが付いてないことがありますが、バス会社に直接連絡すればピックアップに来てくれる場合もあります。
⑥注意事項
- 冷房の効きすぎで寒い場合があるので、羽織るものを用意しておきましょう。
- チケット購入時に書いてあった設備は使い物にならない場合もあります。(wi-fi、トイレなど、壊れていたり元からついてないことも。トイレは使えても清潔度から見ておススメできない。)
- 休憩時に席を離れる時は貴重品はいっしょに持っていきましょう。
⑦チケットの購入場所、購入時期
バスのチケットは旅行会社やホテル、インターネットなどで購入できます。
シェムリアップではいろいろな場所で売っているので購入先に困ることはあまりないでしょう。
同じバス会社・出発時間のチケットでも購入場所により値段が異なることがあります。
ホテルでは少し高く設定している場合が多いですが、変更やピックアップが来ないなど問題が起こった時に助けてもらいやすいので不安な方にはおススメできます。
バスチケットの購入時期ですが繁忙期やイベント時でない限りは、だいたい前日でも予約がとれます。
以上、いかがだったでしょうか。
ご自身のスタイルや予定に合わせて、最適なバスチケットを選んでくださいね。
↓シェムリアップからプノンペン行きのバスについてはこちら
↓バンコク方面へ向かう方はこちらをどうぞ
最後までお読みいただきありがとうございます。