本日は「市内からプノンペン空港へバスで行く方法」、
および「プノンペン空港から市内へバスを利用して移動する方法」についてです。
空港への移動にバスを利用するメリットはなんといっても料金の安さ。
安すぎるくらいの破格の料金です。
ただ、旅行者の方に公共の市バスを利用しての移動はあまりおススメいたしません。
その理由や実際の乗車レポートも交えつつプノンペンの空港と市内間で利用できるバスについてご紹介いたします。
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目次
①プノンペン空港と市内の移動方法
プノンペン空港と市内を移動するには複数の選択肢があります。
- タクシー
- トゥクトゥク
- バイクタクシー
- 電車
- 市バス
さらにタクシーやトゥクトゥク、バイタクは見つけ方が三つに分かれます。
- ホテルや旅行会社で申し込む
- 配車アプリを利用する
- 道端でつかまえる
電車はプノンペン駅で乗車。
バスは市内にあるバス停にて乗車。
空港から市内中心部までは約9kmです。
プノンペンでは交通状況、渋滞にはまるかどうかがけっこう重要なポイントだったりします。
この記事ではこの選択肢の中で料金が最安値となるバスでの移動を取り上げます。
②市バスの乗車料金
バスを利用したときの乗車料金は空港まで片道1500リエルです。
約0.375ドル(40円くらい)となり1ドルもかかりません。
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③プノンペン空港専用のバスではない
1、空港はバス停のひとつにすぎない
プノンペン空港と市内間で利用できるバスですが、空港専用のバスというわけではなくて市内を走りまわる公共の市バスになります。
そのため空港が到着点や出発点ではなくて、運行ルートの中のひとつの通過点になります。
ぼやっとしているとそのまま通り過ぎてしますので、しっかりと注意して降り場を確認しておきましょう。
2、シェムリアップには空港バスはない
シェムリアップには空港と市内の間を走っている市バスはありません。
たまに「バスでの行き方を教えてください。」という方がいるのですが、空港への移動にバスが利用できるのは「プノンペン」だけです。
※ちなみに空港間のみにかぎらず市バス自体がシェムリアップにはありません。
④バス停の場所や運行時間
1、バス停の場所・スマホアプリ
市内を走っている公共バスになりますのでバス停はプノンペン市内にたくさんあり、必ずどこで乗らなくてはいけないという場所はありません。
バスには路線ごとに番号が決められており、空港と市内を走るバスは「3番」になります。
バスの正面に数字が書いてありますが、表記がクメール語の場合もありますので注意が必要です。
料金はどこで乗っても一律で1500リエルです。
またプノンペン市内のバスの路線・バス停に関しては「Stops Near me」という便利なアプリがありますので、市バスを利用する予定のある方はダウンロードしておくといいでしょう。
2、バスの降り方
バスを降りる時は車内に「次降りますボタン」みたいなものがあるので、それを押すと次のバス停で停まってくれます。
料金は先払いなので、停まったらそのまま降りて大丈夫です。
3、バスの運行時間
バスの運行時間は5:30~20:30までで、約15分間隔で走っているそうです。
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⑤空港への移動にバスはおススメしない
料金が破格なので節約志向の方はついバスで移動しようと考えるかもしれませんが、旅行者の方にはあまりおススメいたしません。
なぜなら上記でも書きましたが、空港への移動で利用できるのは公共の市内を走っているバスです。
地元プノンペン市民であるカンボジア人たちが日常的に利用しているバスなんです。
大きなカバンを持っていたり、土地勘のない旅行者向けではありません。
↓具体的におススメできない理由をあげると
- スーツケースを置くようなスペースはありません。
- バス停のアナウンスはないので、自分で判断して降りなければいけません。
- 英語はほとんど通じないくらいに思っておいた方が良いです。
- 時間帯によっては満員になります。
ゆったりなんてできないし、大きなカバンを持ってたら降りるのにひと苦労します。
あとで実際の乗車レポートも書きますが、通勤・通学用などまさに運行ルート上に生活圏がある人むきといった雰囲気でした。
⑥プノンペン空港と市内のバス移動【乗車レポート】
1、市内からプノンペン空港へのバス移動
まずはプノンペン中心部からプノンペン国際空港までのバス乗車レポートです。
1、セントラルマーケット付近でバス待ち
今回はセントラルマーケットのすぐ西側にあるバス停から乗車しました。
セントラルマーケットの近くなので場所は分かりやすいのですが、バス停には案内の標識が一本たっているだけでベンチなどはありません。
英語も少し入っていますが、ほとんどがクメール語で表記されています。
バス停の目の前には関係ないバス(ツアーバスか何か)が数台ずっと停車していて、非常に分かりにくかったです。
そのバスのせいでこちらからは来るバスが見えないし、バスからは待っている人が見えないだろうし、バスが停車する場所もないというような状態。
そのままバスが素通りしてしまいそうでかなり不安になる…
2、バスに乗車
しばらく待っていると、近くにいたバス待ちっぽいカンボジア人がトコトコ歩いてどこかに行ってしまいました。
まさかと思いついて行くと、かなり離れたところに3番のバスが来ていました。
離れたところで他の乗客を乗せ始めています。
バスには基本前方の扉から乗車して、運転席のすぐ近くにあるボックスに料金を入れます。
お釣りはありませんので、細かいお金を準備しておきましょう。
座席は決まってないので空いている席に座って大丈夫です。
お昼の3時ごろに乗ったのですが、車内は和気あいあいとしており前方はご近所さんの井戸端会議のようになっていました。
運賃用の細かいお金がない方は、他の乗客に両替をお願いしてるひともいましたね。
3、プノンペン国際空港に到着
プノンペン国際空港前に到着です。
見た目だけではけっこう分かりずらいかもしれません。
所要時間は約50分くらいでした。
空港前で降りたのは、おそらくお客さんのお迎えに来たガイド服のカンボジア人ひとりだけでした。
いかに空港用のバスではないってことが、実感できます。
空港の正面につくのですが、大きな空港の入り口は端にしかないので左右のどちらかまでグルッと歩かなくてはいけません。
出発ゲートがあるのは正面を向いて右側(南西側)、到着ゲートは左側(北東側)にあります。
2、プノンペン空港から市内へのバス移動
次はプノンペン空港から市内へとバスで移動するときの様子です。
1、空港到着ゲートからバス停へ
プノンペン空港は到着ゲートを出ると、お迎えの人達が集まっている空間があり真ん中に小さな橋なんかがあります。
右手には携帯・SIMカードの販売所、左手にはレストランが並んでいます。
タクシーの手配や電車のチケットの販売窓口もありました。
バス乗り場は空港の外側の中央あたりにあります。
来るときと同じで出口は空港の左右にしかないので、端から出たあとで中央まで歩いて戻る必要があります。
バス停への道も細くて小さな歩道しかありません。
場所はグーグルマップにもでます。(Line 3というところです。)
バス停にはなんの表示もなく(落書きはたくさんあった)、朽ち果てた休憩所のようになっていました。
この日は運休中でしたが、すぐ裏手には電車の線路があります。
2、けっこう込み合ったバス車内
3番のバスが来たので乗り込みます。
いま写真をみると数字の「2」ってかいてありますね。
何の数字か分かりませんが左に書いてあるのがクメール語の「3」です。
日本から送られてきたバスなのか、日本の国旗が描かれていました。
キレイな車内でした。
途中から定期のようなものを首からぶら下げた若者がたくさん乗車してきました。
常連のような方ばかりで、入り口でお金を払っている人はほとんどいません。
夕方の5時くらいだったのですが、座席は満席になって通路で立ってる人も多くかなり込み合いました。
あらためてこのバスは彼らの日常の生活風景の一部なんだなと感じました。
3、バスを降車
セントラルマーケットの近くで降りました。
プノンペン空港のバス停を出発してからセントラルマーケットまで約50分でした。
以上、いかがだったでしょうか。
ながながと書きましたが、初めてのカンボジア、プノンペンなんて方には市バスの利用は不安と疲れがたまるだけだと思います。
空港への移動はバス以外の方法をおススメいたします。(特に大きな荷物がある方)
手ぶらで空港に知人を迎えに行くようなときなら市バスもありかもしれませんね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。