シェムリアップの夕日スポットといえば「プノンバケン」がもっとも有名です。
ですがプノンバケンは観光客で溢れているうえに入場制限もあるため、気持ち的に何かとゆっくりしにくいところがあります。
そこでこの「プノンクロム」です。
アンコール遺跡群とは反対のシェムリアップ市内の南側、トンレサップ湖の近くにあります。
人も少なくおススメの穴場の夕日スポットです。
この記事ではそんな「プノンクロム」をご紹介いたします。
スポンサードサーチ
目次
①プノンクロムへの行き方・場所
シェムリアップの南、トンレサップ湖のすぐ手前にあります。
市内からは片道約7km程度です。
行く道順は簡単で、シバタ通り沿いをひたすら道沿いに南へまっすぐです。
※途中で道はくねくねと曲がりますが、同じ道沿いに行けば着けます。
近づいて来ると、先の方に小さな山のようなものが見えてきます。
それがプノンクロムです。
もう向かう途中から夕日鑑賞が始まっているような景色ですね。
シェムリアップ市内からの時間は
- トゥクトゥクで20分くらい。
- 自転車だと40~50分くらい。
※プノンクロムの入場にはアンコールチケットが必要です。
②雨季と乾季で景色が変わる
プノンクロムからの夕日の面白さのひとつが雨季と乾季で景色が変わることです。
雨季で水が多い時期にはトンレサップ湖が広がり、プノンクロムの周辺は水に覆われます。
逆に乾季は水が引き緑の草原が見わたせます。
※この記事では雨季の10月末の景色を中心に、乾季の2月初頭の景色を混ぜながらお届けいたします。
スポンサードサーチ
③入り口の階段を登る
プノンクロムのふもとに着くと階段あり、そこから登っていきます。
※横の道から回ってバイクなどで登ることも可能。(トゥクトゥクはたぶん無理)
階段はそこまで長くありません。
階段を上り切ったとこから見た景色がこの写真くらいの高さです。
ヤギ(?)みたいな動物がいました。
この階段を上がったすぐ先でチケットのチェックがあります。
その先は山道を徒歩でしばらく歩いて行くことになります。
意外に遠く、山頂までおそらく15分くらいは歩くかと思います。
登り道の途中からはトンレサップ湖の周辺に住む人々の村が見わたせます。
下記、同じ角度で撮った乾季と雨季の景色の違い。
↓こちらは雨季の写真。
↓こちらは乾季。
方向的にはトンレサップ湖のある南側を向いた写真です。
あきらかに水の量が違うのがわかりますね。
④山頂には寺院がある
登り坂をのぼっていくと、石の階段道が見えてきます。
※バイクの人は右の登り坂を進んでいきます。
この短い石階段を進むと、寺院があり少し広場のようになっています。
バイクや車はここまで上がってくることができます。
マウンテンバイクであがってくる強者もいました。
遺跡まではあともう少しです。
スポンサードサーチ
⑤三つの祠堂が並ぶ
寺院を通り越してその奥へ進むと3つの祠堂が見えてきます。
急に遺跡っぽい雰囲気になります。(これのためにチケットが必要なのでしょうね。)
こちらで写真タイムで一息つきます。
崩壊も進んでおり、中へは入れずレリーフなどもほとんどありません。
夕日を見に来た方たちは、スルーして奥の方へ進んでいました。
祠堂にコウモリが住みついているのか、上の方から「キーキー」鳴き声が聞こえてきました。
不思議なのが、なぜか壁の側面がチョコレートが溶けたみたいになってるんですよね。
夕日の熱さで溶けたのでしょうか!?
山頂の遺跡を見て満足気分にひたっていてはいけません。
夕日スポットはこの三つの祠堂のさらに奥にあるんです。
⑥夕日スポットに到着
祠堂のまわりは木に囲まれてよく見えないのですが、さらにその後方を奥へ進むと視界のひらける場所があります。
ついにお待ちかねの夕日鑑賞スポットに到着です。
1、雨季(10月)の夕日
まずは雨季の景色から。
夕日鑑賞スポットはふつうに山の斜面のような場所です。
下の方まで降りることもできますが、危ないのでほどほどにしましょう。
日が落ちる方向はほとんど水で覆われることが分かります。
この日は残念ながら曇っており夕日は見えませんでした。
雨季は曇ることが多いですが、おそらく雨季で晴天の日がいちばんキレイな夕日が拝めると思います。
2、乾季(2月)の夕日
では次は乾季にあたる2月の景色です。
2月はハイシーズンということもあって、雨季に比べ人も多かったです。
みんな山の斜面に座りながら、ゆったりと夕日が落ちるのを鑑賞していました。
雨季とは違い、景色はほぼ一面緑の草原に覆われています。
オレンジ色に輝く夕日が素敵ですね。
穏やかでやわらかな時間が流れていきます。
ずっと座っていると警察(?)のような人が追い出しにやって来ます。
⑦暗くなるので早めに帰りましょう
※雨季の話に戻ります。
夕日は残念ながら見えなかったのですが、帰り道ではなんとお月様が出始めていました。
なんともキレイです。
まるでお月様鑑賞に来たかのような気分になりました。
お月様に見とれていると、知らぬ間に帰り道が大変暗くなっていました。
いわば郊外の小さな山ですので、夕日鑑賞後はあまりゆっくりせずに早めに帰りだした方がよさそうです。
※特に自転車で来ている方は市内までの帰り道もけっこう暗くなりますのでご注意ください。
以上、いかがだったでしょうか。
まだ人も少なく隠れ夕日スポットである「プノンクロム」。
アンコール・チケットが必要なのが少しネックですが、まだチケットがある方にはぜひおススメしたい場所です。
最後までお読みいただきありがとうございます。