■今年2023年の各正月は以下の予定です。
- 西暦正月 → 1月1日
- 中華正月 → 1月22日(注意:例年より早めです!)
- クメール正月 → 4月14日 ~ 4月16日
※上記の日程の前後も含めて正月気分になる。
突然ですがカンボジアでは正月が1年の間に3回もやって来ます。
え、なんで!?じゃ3回も年変わるの?ってことは1年に3歳も歳とるのかな。。
いえいえ、ご安心くださいませ。1年の長さは通常通りでございます。
正月期間はお店が閉まる、旅行には不向きという話を聞いた方もいるかと思います。
実際はどうなのか。
この記事ではカンボジアにやって来る三回のお正月についてお案内していきます。
スポンサードサーチ
目次
①カンボジアでの三回の正月と時期
カンボジアでは以下の三つの正月があります。
- 西暦による国際的な正月 1月1日
- 中華正月(旧正月) 2月ごろ
- クメール正月(カンボジアの正月) 4月半ばころ
※2020年はコロナウイルスの影響でクメール正月が8月17日~21日へと日程が延期されました。
②一般的なカンボジアの正月の様子
各正月の時期は休日・祝日になったりイベントが行われます。
中でも一番盛り上がるのがカンボジアの正月であるクメール正月です。
一般的にはカンボジア人は田舎へ帰郷し家族で過ごす人が多く、お店も閉まるところが増えます。
ただしシェムリアップに関しては観光地ということもあり、観光客も増え、
地元カンボジア人の人達もアンコールワットを訪れに地方から集まって来るので、他の街とは少し様子が違います。
以下、この記事では主にシェムリアップの様子をご案内させていただいております。
1、シェムリアップの街の様子・お店の営業
- ローカル向けのお店は閉まる店がでる。
- 夜中はパブストリートを中心にお祭り騒ぎになる。
まずお店が閉まるという情報がよくありますが、
シェムリアップに関していえば、観光客向けのお店は開いているところが多いです。
ローカル向けのお店や他の街ではたしかに閑散とする傾向があります。
お店は営業していて観光客も多いのですが、従業員としてのカンボジア人は休みを取っている場合もあり、営業的には人手不足になっていたりします。
もしお店で待たされても寛容なこころを持ってやり過ごすようにしましょう。
2、正月のパブストリートはお祭り騒ぎ
パブストリートは正月になるとデコレーションされ、ステージなども用意されたりで夜は盛大に盛り上がります。
パブストリート全体がクラブのようになり、通るだけでも一苦労、夜通しで盛り上がります。
※パブストリートとはレストランやクラブが並んでおり、通常から車も入れなくなっています。
ちなみに昼間は案外ふつうで閑散としています。
↓パブストリートについてはこちら
↓こちらは2018年から2019年のパブストリートでのカウントダウン瞬間の映像です。
特にパブストリートで年越しするつもりでもなかったのですが、23時ころからパブストリート周辺へ行くと人が多すぎて思うように動けず、結果パブストリートのほぼ中心でカウントダウンの瞬間を迎えることになりました。
年を越した瞬間には上からビール(たぶん)やら風船やらがたくさん降ってきました。
まわりのレストランには2階や屋上もあって、そこの人達がビールを降りかけてくるんですね。
風船は中央にたくさん用意されていたのですが、思うように網が開かずにずっと揺ら揺ら、揺ら揺らしている風船も多かったです。
近年、流行っていた粉(ベイビーパウダー)の掛け合いは一切なかったです。
カンボジアにも西暦の正月が浸透してきたのか、カンボジア人も非常に多く盛り上がっていたのが印象的でした。
グループで来てる人達はみんな離れないようにムカデ競争のように前後で肩を持って移動してましたね。
深夜2時すぎに近くを通りましたが、まだまだ盛り上がりは続いてました。
3、中華正月
中華正月はカンボジアだとあまり関係ないかと思うかもしれませんが、シェムリアップでは毎年人でいっぱいになって盛り上がります。
特別に中国人がおおく訪れているのかよく分かりませんが、観光のハイシーズンと時期的にも重なりホテルなどもあっちこっち満室になります。
ちなみにカンボジアでは中華正月は公的には休日ではないのですが、全体的に正月のお休み気分の雰囲気になります。
スポンサードサーチ
③正月期間の注意点
- ホテル宿泊施設の予約はお早めに
- スリやひったくりに注意
- 事故にも注意(飲酒運転など)
あらゆるホテルやゲストハウスで溢れかえっているシェムリアップですが、
この正月の時期だけは満室で予約を取るのが難しくなります。
事前に正月の日付はチェックしておいて、日程がかぶる場合は早めに予約をしておきましょう。
また正月の時期はカンボジア人も休日となり、そのお金欲しさに
スリやひったくりが増えると言われています。
特に人でごった返すパブストリートでは携帯や財布など細心の注意を払いましょう。
交通量も増え、お祭り気分で危険な運転をする者も出てきます。
隙間から出てくるバイクや、飲酒運転などに気を付けてください。
④クメール正月(アンコール・ソンクラン)
1、アンコールワット周辺ではイベントが行われる
カンボジアの正月であるクメール正月は主に3日間です。
毎年詳しい日程や、年の明ける時間は異なります。
年明けの時間はある占い師によって決められるそうです。
※次回2022年は4月14日から16日の3日間
クメール正月はアンコール遺跡内にてイベントが行われます。
主にアンコールワット・アンコール・トムあたり。
それにより交通に影響が出る場合があり、観光に行かれる方は注意が必要です。
トゥクトゥクなども料金が高くなったり、人が多すぎるため拒否するドライバーも出てきます。
2、水かけ祭り
隣国タイでは「ソンクラン」というイベントが行われており、
カンボジアも「アンコール・ソンクラン」として近年水かけ祭りがヒートアップしてきております。
街中で水鉄砲が売られ、あちこちで水鉄砲の打ち合いがはじまります。(なかにはバケツをひっくり返してくる強者も。)
基本は彼らも相手を見てやってますが、たまになりふり構わずやってくるものもいますので、帯や財布など濡れては困るものは袋などに入れておきましょう。
小学生くらいの子供がダメと言っててもニヤッと笑ってピュってかけてきたり。
パブストリートからシバタ通り周辺は全体的にすごいことになります。
もちろん小道に入ったところに水かけ隊が待ち構えていることも。。
(近年では水の使い過ぎか水が止まったなんてことも。。)
以上、いかがだったでしょうか。
カンボジアの正月、三回分のご案内でした。
観光には不便が出ることもありますが、正月の時期にしか味わえない特別な雰囲気があります。
是非みなさんも正月のカンボジアに遊びに来てくださいね。(特にクメール正月がおススメ!)
最後までお読みいただきありがとうございます。