シェムリアップでは夕日鑑賞も人気のツアーのひとつですね。
鑑賞するための夕日スポットはいくつかあるのですが、漠然と夕日もアンコールワットで見るものだと思っている方もおられます。
しかし、アンコールワットは「夕日スポット」としてはあまり有名ではありません。
一番有名なのはアンコールワットの近くにある小高い山の「プノンバケン」という場所になります。
では実際アンコールワットで見る夕日はどんな感じなのか、一般的な入り口である西側からと、裏門的な東側からの二方向からの景色をご紹介いたします。
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①アンコールワットで夕日を見る
漠然と夕日をアンコールワットで見ようと思っていた方は、どこかで見た朝日の写真と勘違いしているかもしれません。
アンコールワットの頭上や背後で太陽がひかり輝いている景色は、朝日の写真です。
アンコールワットは西向きに建てられているので、夕日は反対方向になるんですね。
なので通常はしずむ夕日とアンコールワットのシルエットはかぶらないんです。
だからといって、夕日が楽しめないわけではありません。
通常とは逆の東門からの景色や、夕日に照らされたアンコールワットを見ることもできます。
それでは各方面からひとつひとつ見て行きましょう。
②夕日に照らされたアンコールワット
まず一般的な入り口である西側からの様子です。
正面から夕日が照るかたちになるので、少しずつオレンジ色に染まっていくアンコールワットを楽しむことができます。
↓こちらは外濠の淵にすわって、ゆっくりのんびりと楽しんでいる人達です。
なんかいいですよね、心が清められそうです。
↓お次は遺跡の中に入って、あいかわらず人気の高い聖池の前です。
この日は照らされ具合があまりよくありませんでしたが、それでも常に誰かが写真を撮っていました。
↓西参道からみた夕日。
アンコールワットは入場時間が17:30までなので、中にいた方は外壁のむこうに落ちてゆく夕日を眺めながら帰路につきます。
西参道のまわりはゆったりとしたスペースがあるので、経蔵まわりでゆったりしている人もいますね。
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③東門から見るアンコールワットの夕日
「夕日を見るのに西側が反対になるなら東側にまわったらいいんじゃないの?」
と思う方もいるでしょう。
ということで東側からの景色を見てみましょう。
ちなみにアンコールワットは東からも入ることができます。
アンコールワットはまわりを高い木に囲まれているため、近くまで行かないとその姿を見ることができません。
↓東門から中へ入り、裏参道から見たアンコールワット。
左右は木に覆われているため、中央祠堂しか目にすることができません。
木々の隙間から夕日が差し込んできてます。
裏参道を抜けると、こんな景色!
いがいとキレイ!
個人的には思ってたよりも、ちゃんと見えました。
といっても、この日東側で夕日を見てた人は全部で三組くらいでした。
やっぱり東側はマイナースポットであることが分かります。
↓さらに夕日がしずむとこんな感じ。
↓東門をでた帰り道では、外濠のむこうに沈む夕日が見えました。
これくらいになると帰り道はもうまっくらになりますので、早めに帰りましょう。
④遺跡の入場時間を過ぎたら
アンコールワットは入場時間が17:30までになっています。
夕日スポットである「プノンバケン」や「プレループ」は19:00までなので、やはりアンコールワットは夕日スポットと考えられてないのが分かります。
そこで「入場時間をすぎたらどうなるのか?」というのをご紹介いたします。
まず入場時間をすぎると入り口のチケット・チェックのところで入れなくなります。
すでに中にいる人はどうなるかというと、「時間だから今すぐ出て行け。」とはなりませんが、じわじわと追い出されていきます。
奥の方から人のいないエリアの最後尾に係員がついて、それ以上先へ進めなくなっていきます。
青いシャツを着た人が係員です。
日本だと「ポケットに手をつっこむな」と怒られそうですが、そんなことはないようです。
広いエリアだとバイクに乗ってまわっている係員もいます。
こんな様子で少しずつエリアが狭くなっていき、入り口まで追い出されるといった感じです。終演後のコンサート会場のようですね。
この日は最終的に18時ごろには観光客全員が外にでていました。
なので、アンコールワットの中では最後までゆっくりと夕日鑑賞はできないと思っていいでしょう。
※夕日の時間帯も早い時期と遅い時期があります。
事前に時間もチェックしておくといいですね。
以上、いかがだったでしょうか。
アンコールワットで夕日を楽しめる時間は短いですが、それはそれで良いものがあります。
裏参道がある東側も人が少ないので、穴場っぽい場所が好きな方にはおススメです。
↓一番人気の高い夕日スポット「プノンバケン」はこちら
↓「アンコールワット」全般についてはこちら
最後までお読みいただきありがとうございます。