本日は「ワット・アトヴィア」という遺跡です。
おそらくシェムリアップ市内より一番近い位置ある遺跡なんではないでしょうか。
それなのに訪れる観光客が非常に少ない遺跡。
なぜかというとアンコール・パスが必要なうえに、アンコールワットなど沢山の遺跡が集まるエリアと反対側にあるからなんです。
そんな希少な存在である「ワット・アトヴィア」をご紹介いたます。
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①ワット・アトヴィアへの行き方・場所
「ワット・アトヴィア」はアンコール遺跡群が集まるシェムリアップ市内の北側ではなくて南側にあります。
市内とトンレサップ湖のちょうど真ん中あたりに位置しています。
距離的には約5kmほどで、トゥクトゥクだと15分くらい自転車でも30分あれば行くことができます。
「ワット・アトヴィア」へ行くための道は主にふたつあります。
ひとつめはシバタ通りから続く63号線を道沿いに南へくだる方法。
ふたつめがアンコール・ナイトマーケットの前の道をプサー・クラオムの方へまっすぐ進み、プサーを越えてさらにひたすらまっすぐです。
地図上だとこちらの道の方が行きやすそうに見えますが、道のコンディションはよくないです。
途中から未舗装のデコボコ道になります。
車やバイクが通るとかなり砂ぼこりが舞いますのでそれだけ注意が必要です。
(細い田舎道なのにいがいとトラックが通ったりする。)
カンボジアらしい赤茶けた土の道に田園風景がつづきますので、田舎風景を楽しみたい方はこちらの道をどうぞ。
②遺跡の入場料
「ワット・アトヴィア」に入場するためにはアンコール・パスが必要となります。
ちゃんとチケットチェックの係員がいます。
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③ワット・アトヴィア観光の様子
今回は未舗装のデコボコ田舎道をとおって遺跡へと向かいました。
遺跡のまわりにはお寺があります。
あざやかなオレンジ色の袈裟が掛かっていました。
本来の遺跡としての入り口は西側のようですが、現在の観光のための入り口は北側にあります。
入場時間の書かれた看板が建っていて、そこだけ外壁が壊れたようになっています。
人が少ないからと他のところから勝手に入場しないようにしましょう。
※チケットなしで入場すると罰金が科せられます。
訪れる人の少ないマイナーな遺跡ですが、規模はそこそこの広さがあります。
全体的にレリーフなどの装飾は少なくほとんど見かけられません。
左右にある経蔵は崩壊がすすんでおり、木材でしっかり支えられています。
中央祠堂の中だけはいろいろと装飾もされており、デバターが彫られています。
その隣にはうっすらとひと回り大きいデバターの下書きのようなものが確認できます。
柱にはたくさんの文字と象などの動物が刻まれています。
訪れる人も少ないのでネコも無防備な姿で熟睡していました。
人がおらずほとんど物音も聞こえない中で、一人で遺跡の中で佇んでいるとネコと共に当時の時代へタイムスリップしてしまいそうな感覚にとらわれます。
中央祠堂の一番上に立っているタケコプターのようなものは何なんだろうと気になります。
こちらは本来の入り口と反対側になる東側の出口。
せっかくなので本来の入り口である西門の方へも行ってみました。
こちらの方も装飾などは何もなく大きな四角い石を中心につくられています。
これは何の跡でしょうか?石の壁に謎のでっぱりがたくさんありました。
壁にはカビが生えて緑色に変色しています。
人がいないので、こういうところもじっくりと鑑賞できます。
ネコがいればイヌもいっしょに共存しています。
西側の正面から見るとこんな感じ。
なかなか立派な外観をしています。
端の方に大きな柱が転がっていました。
遺跡内にこのサイズの柱は見かけなかったので、本来はもっと他の建物も建っていたのでしょうか…
それではお寺のにわとり(?)さんに別れを告げて、街へ帰りましょう。
帰りぎわに西の方に、少し高くなっている場所がありました。
西側から見るとテラスのようにも見えます。
位置的にもちょうど遺跡の延長線上にあるので、ここも昔はつながっていたのかもしれませんね。
以上、いかがだったでしょうか。
アクセスもしやすいので、アンコール・パスの日数が残った方はぜひ行ってみてくださいね。
合わせていっしょに行きやすいのは「プノンクロム」や「トンレサップ湖」ですね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。