ベンメリア遺跡の東側にはバライ(貯水湖)があったとされ、その周囲にいくつかの遺跡が残っています。
本日はそのバライ跡の南側にある「プラサット・チュレイ」と東側にある「プラサット・コン・プルック」をご紹介します。
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①プラサット・チュレイ(បា្រសាទជ្រៃ)
「プラサット・チュレイ」はベンメリア遺跡の南側出入口より東へ2kmほど進んだところにあります。
未舗装の赤土の道ですが、まっすぐ進むと案内看板が立っていますので分かりやすく、アクセスもそんなにわるくありません。(雨季はどうなるか分かりませんが…)
案内看板より南へ数十メートル中に入るとまず見えてくる北側の塔門。
見事に傾いてます。
南側。
なぜかこの部分だけ建物が崩れずにしっかり残っていました。
破風の部分に確認できたレリーフ。
ここだけ見るとまるで「ベンメリア遺跡」のようですね。
②プラサット・コン・プルック(បា្រសាទគងភ្លុក)
さきほどのプラサット・チュレイよりさらに1kmほど東へ進むとあるのが「プラサット・コン・プルック」です。
こちらも未舗装の道ですがベンメリア南側よりまっすぐなので分かりやすいです。
入り口に民家が建っているので入っていいものか少し戸惑いますが、その民家の奥手あたりに遺跡があります。
ピラミッド型のようになっている箇所。
シンハの像でしょうか。足だけが残っています。
落ちているナーガのような形の彫刻。
ちなみにメール語の「プルック」には「象牙」という意味があり、この遺跡は昔から伝わる「白い象」の伝説の話に関係するようです。
「コーケー遺跡」にはこの伝説の「白い像」の像が祀られている場所もあります。
おそらく外壁にあたる部分。
外側から見るとけっこう規模は広かったのかなと思わされます。
名前がトンレサップ湖の「コンポンプルック」に似ていますが、こちらは「コンプルック」なのでお間違えのないように~
以上、いかがだったでしょうか。
↓他にもベンメリア周辺には「オートモーダップ」という見所もあります。
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