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中・遠距離の遺跡 シソポン

バンテアイチュマールで千手観音のレリーフを見る!

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千手観音のレリーフが有名な「バンテアイチュマール遺跡」

崩壊がひどくまだ訪れる観光客も少ないですが、沢山の見どころの詰まった遺跡です。
整備もどんどん進んでおり観光しやすくなってきています。

そんな観光地化してしまう前の今しか見れない「バンテアイチュマール」に出会いに行きましょう。

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①バンテアイチュマール遺跡・概要

バンテアイチュマール遺跡

バンテアイチュマールは12世紀後半にジャヤバルマン7世によって建てられた仏教寺院で、カンボジアの北西の端の方に位置しており5大遺跡のひとつと言われたりもします。

※○大遺跡とかっていうのはおそらく誰かが言いだしたものであって、正式なものじゃなさそうなので「たりも」としておきます…

真ん中にある中央寺院は東西約700m、南北約600mある外濠にまわりを囲まれており大きな土地を持っています。また各東西南北には小さな寺院が複数配置されています。

観光の目玉となっているのは観音菩薩の千手観音のようなレリーフ

またバンテアイチュマールは過去に何度か組織的な集団による盗掘被害にもあっています。
その盗掘被害から助け出されたといわれる千手観音のレリーフのひとつが、現在プノンペンにある国立博物館に展示されています。

バンテアイチュマールは遺跡の紹介で崩壊がひどいとの記述がよくされていますが、2019年末に訪問したところ主要な観光順路には木造の歩道が設置済でした。
その順路さえはずれなければ、それほど足場が悪いというイメージは受けなかったです。
※あくまで主要どころ。瓦礫の中を進まないと見れないレリーフなどもあります。

名前につく「チュマール」は「」であるとか違うとか、いろいろ説はあるようです。
※カタカナでは「チュマール」と書かれますが、発音的には「チマー」って感じ。英語では「Cat Temple」なんて紹介されてたりもしますが、たぶん猫ではないらしい。

②バンテアイチュマールの入場料

バンテアイチュマールへの入場料は5ドルです。
※チケットというのはたぶんないです。

私が行ったときはバイタクで入り口付近の料金所のようなところを素通りしていって、遺跡の正面に到着したあとで係員が5ドルを徴収しにきました。

バンテアイチュマールの入場料

↑チケットが欲しいといったら「あとで渡す」といわれ、あとでもらったのがこれ。ふつうの手書きレシートでした…

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③バンテアイチュマールへの行き方

シェムリアップからバンテアイチュマール遺跡への行き方は、別記事で詳しく書きました。

↓こちらの記事をご参考ください。

 

④バンテアイチュマール遺跡の観光

それでは観光当日のバンテアイチュマール遺跡の様子をご紹介していきます。

1、シソポンから遺跡へ向けて出発

前日にシソポンのゲストハウスに宿泊していたので、シソポンからバンテアイチュマールに向けて出発します。

宿の前にいたバイクタクシーと交渉して、バンテアイチュマール(バンテアイトープ込み)まで往復で$15でした。

シソポンの中心部から56号線に入って、あとはひたすら北上です。

バンテアイチュマールへの行き道で見た朝日

まだ朝日のような淡い日差しを浴びながらのどかな一本道を走ります。
道の左右には地元の子供たちが学校へ登校する様子が見えます。

1時間くらい走ったところで遺跡が見えてきました。

バンテアイチュマールの外濠

バンテアイチュマールはまわりを外濠にかこまれており、まるでアンコールワットの外濠のところに出てきたような感動を覚えます。

遺跡への入り口となる東側まで回っていきます。
最終的にシソポンからバンテアイチュマールまでは約1時間10分でした。

2、東側のテラス

バンテアイチュマールの東テラス

東側にまわって料金所をこえると大きなテラスがあります。
ここから遺跡の中へ入っていきます。

奥は木に埋もれており遺跡自体の高さもないので見た目では何があるのか、どれくらいの広さなのか想像がつきません。

欄干はナーガかと思いきや、ガルーダさんがナーガにまたがっているようです。
バンテアイチュマール東テラスのガルーダ

ずっと左手の方へ進むとトイレもあります。
わりとキレイそうなトイレがあるなと思ったのですが、鍵が閉まっていて入れませんでした…

バンテアイチュマールのトイレ

 

3、東の方に多いレリーフ

バンテアイチュマールの遊歩道の入り口

それでは遊歩道から遺跡内部へと入っていきましょう。
なぜか入り口には「ここで食べるな」の看板。

遊歩道を歩いて行くと、さっそく見ごたえのあるレリーフが次々とあらわれます

まず正面にあらわれるのがこれ。
中央に座るのがブラフマー神で、左右に楽器を持った方と鳥がいます。

バンテアイチュマールのブラフマー神

瓦礫の上に造られた遊歩道を歩いているので視点が高くなっており、レリーフまでの距離がとても近いです。そのためかすごく迫力を感じます。

バンテアイチュマールのレリーフ

こんな至近距離で並んで見つめられるとドキッとしますね(笑)

バンテアイチュマールのレリーフ②

正直、どれが何神なのか分からなくなってくるんですが、バンテアイチュマールには千手観音のような手が何本も描かれたレリーフが多かったように思います。

バンテアイチュマールのレリーフ③

遊歩道のまわりは崩れて瓦礫の山のようになっています。

バンテアイチュマールの崩れた瓦礫

4、四面仏の塔

バンテアイチュマールの四面仏の塔

遺跡の中心あたりまで来ると四面仏の像が見えてきます。
下まで降りられるところもあります。

バンテアイチュマールの四面仏の塔の中

かなり至近距離で鑑賞できる四面仏の像もあります。

バンテアイチュマールの至近距離で見れる四面仏の像

こちらは埋もれそうになっているところにデバター発見です。

バンテアイチュマールのデバター

バンテアイチュマールは全体的にデバターをあまり見かけなかったのですが、ただ崩れて見えなかっただけかもしれません。昔はもっと沢山あったんじゃないかと思います。

 

5、千手観音のレリーフ

バンテアイチュマールの千手観音のレリーフ

道順に沿って西側に出ると、バンテアイチュマールで最も有名な観音菩薩の「千手観音」と呼ばれるレリーフがあります。

バンテアイチュマールの千手観音

すごい。
気づいてら言葉を失ってただ見入っていました。

バンテアイチュマールの千手観音のレリーフの今にも動き出しそうな手

見てください、この今にも動き出しそうな滑らかなる手の動き
何か不思議な術にでもかかってしまいそうです。

手には小さな観音様がのっていますね。

こちらは左側に残っているもうひとつの千手観音のレリーフ。
顔はほとんど消えてしまっています。

バンテアイチュマールの千手観音の像②

6、外壁のレリーフ群

バンテアイチュマールのまわりの外壁にはレリーフがたくさん彫られています

東側のレリーフ群。まるでアンコールトムの第一回廊のようです。

バンテアイチュマール外壁のレリーフ群

チャンパ軍との戦いの様子が描かれています。

バンテアイチュマールの敵の首をささげるレリーフ

おそらく東西南北ぐるっと一周レリーフが彫られていたのかと思いますが、現在はくずれていたりするので壁に沿ってまわることはできません。

バンテアイチュマールの消えかけてる外壁のレリーフ

場所によってはこんな感じで消えかけていたり。

バンテアイチュマールの修復作業の様子

北西のあたりはクレーン車も使ってがっつりと修復作業中で近づけませんでした。

 

7、南参道

バンテアイチュマールの南参道

バンテアイチュマールへの観光入り口は東側ですが、南側の方が入り口正面っぽい雰囲気が残っています。

外濠をわたる橋の左右にはアンコールトムのような神々と阿修羅が並ぶ欄干があります。
※そういえばアンコールトムとバンテアイチュマールは同じジャヤバルマン7世によって造られています。

バンテアイチュマール南の欄干

こちらの神が抱くように持っている先にはナーガがあったんでしょう。
なかなかの大きさだったんだと思われますね。

 

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⑤タプローム寺院

バンテアイチュマールのタプローム寺院への案内板

南側から道を渡って、100mくらい進むとバンテアイチュマールの衛生寺院のひとつ「タプローム寺院」が見えてきます。
※アンコール小回りのタプロームとは別物です。

バンテアイチュマールのタプローム寺院

水に囲まれたところに四面仏を持つ塔がそびえたっています。

バンテアイチュマールのタプローム寺院の四面仏の塔

天候もよくとても気持ちの良い観光日和でした。

訪れる観光客が少ないのか、途中であった子供が見えなくなるまで「ハロー、ハロー」と言ってきてくれました。

⑥バンテアイチュマールでの食事

バンテアイチュマール南東の屋台

遺跡の南東のあたりにローカルのレストランや屋台が並んでいますので、ここで食事休憩をとることもできます。

お昼ごはんに食べたバナナの葉っぱのスープと白ごはん。(お茶付き)

バンテアイチュマールで食べた食事

ボリュームいっぱいで6,000リエルでした。
遺跡のトイレが閉まっていたので、ここでトイレもおかりしました。

ありがとうございました。


 

以上、いかがだったでしょうか。

いろいろな遺跡を彷彿とさせるような、とても魅力が凝縮された遺跡でした。
これからもっと修復や整備が進み、いい意味でもわるい意味でも姿が変わっていくかもしれませんね。

↓シェムリアップからバンテアイチュマールへの行き方

最後までお読みいただきありがとうございます

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-中・遠距離の遺跡, シソポン

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