カンボジアのローカル・フード「バンチャエウ(បាញ់ឆែវ)」
日本語では「カンボジア版のお好み焼き」なんて言われることも。
もしケチャップでもかかっていたら、「オムレツ」と勘違いしてしまいそうな見た目です。
どちらかというとヘルシーなイメージのある「バンチャエウ」。在住日本人にも好きな方は多いんじゃないでしょうか。
本日はそんなカンボジア料理「バンチャエウ」ご紹介いたします。
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目次
①バンチャエウ(បាញ់ឆែវ)とは
「バンチャエウ」とは米粉でつくられた薄い生地の中に、野菜や挽き肉が包まれていて、生野菜といっしょに、タレにつけて食べるカンボジアの食べ物です。
なんでカンボジア風の「お好み焼き」と呼ばれているのかはよく分かりません(笑)
(個人的にはあまりお好み焼きの要素は感じないですが…見た目だけでもカンボジア版オムレツでいいんじゃないかと思ったり。まあオムレツとは違うんですけど…(後述))
値段はローカル屋台などで食べると1枚4000リエル(1ドル)くらいで食べられます。
見た目は大きいのですが、生地が大きく広げられているだけで実はそんなに容量はありません。
ちなみにベトナムでは「バインセオ」と呼ばれている料理とほぼ同じような感じではないかと思います。
②バンチャエウの具材や生地など
1、生地
パッと目に入ってくる黄色く大きな生地は「米粉」をメインにつくられています。
(黄色いのは卵ではありません。)
少しモチっとした食感で、端の薄いところはパリパリになっています。
どちらかというとクレープとかの生地に近いのでしょうかね。
丸い中華鍋に薄く大きく広げて焼かれています。
お皿に盛られて提供されたときはその大きさにビックリするかもしれません。
2、具材・中身
黄色い生地の中には野菜や挽き肉などが包まれています。
作り手によって細かい材料は異なってくると思いますが、まず間違いなく入っているのは「もやし」ですね~もやしは絶対なんでしょうか。
小エビなんかもよく入っていたりします。
3、タレ
生地と具材だけでは味つけは薄いので、ついてくる「タレ」につけながら食べます。
タック・タライ(魚醤みたいなの)に、ニンニク・ライム・チリなどを混ぜものに、細かく砕いたピーナッツがよくはいってます。
このタレがまた美味しんです。
4、生野菜
「バンチャエウ」を注文するとだいたい生野菜もいっしょについてきます。
ローカル屋台だとけっこう大量の野菜がでてきます。
香草系にキュウリ、レタスといったラインナップでしょうかね。
生野菜もいっしょにヘルシーにいただきましょう。
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③オムレツではない
改めてバンチャエウの黄色い生地は、「卵」ではありません。
レストランのメニューの写真だけを見て「バンチャエウ」だと思って注文したら違う場合があるので注意です。
それは卵で包まれた「オムレツ・バンチャエウもどき」である可能性があります。
↓これは私がはじめて(バンチャエウだと思って)食べたもの。
はっきり覚えてないのですが、たぶんこれは卵だったと思われます。
メニューの名前も英語で「カンボジア・オムレツ~」だった気がします…(そうです、オムレツ~と書いてあるのは卵なのでバンチャエウではありません。)
見た目から勝手にこれがバンチャエウだと思い込んでしまったがために、しばらくはバンチャエウのことを卵でとじた料理だと思ってました。
バンチャエウはオムレツではありません!
カンボジア人に「あの黄色いの卵じゃないの?」ってきいたら「違う!」ときっぱり否定されました(笑)
④バンチャエウを食べられる場所
「バンチャエウ」は一般的なレストランではあまりメニューにないことが多く、ローカル風な場所へ行かないとお目にかかりにくいです。
1、「キョンギュウ」(プラウ・ホックサップ)
シェムリアップだと「キョンギュウ」へ行くとよく「バンチャエウ」が売られています。
同じくカンボジアのローカルフード「ノム・クロッ」などもよくありますね。
2、市場の中の食堂
市場でも外側にあるレストランなどではなくて、市場の内部でやっている食堂で見かけることもあります。
「オールドマーケット」にもあるときもあれば、ないときもあります。上の写真はふつうの器にかわいく畳み込まれて入れられた「バンチャエウ」です。
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⑤バンチャエウ・アンコール・レストラン
最後に「バンチャエウ」が名前に入ってるレストラン「バンチャエウ・アンコール・レストラン」(អាហារដ្ឋានបាញ់ឆែវអង្គរ)のご紹介です。
先日久しぶりにバンチャエウが食べたいと言ったら、知人のカンボジア人がこのお店に連れて行ってくれました。
けっこう有名なのかな?はじめて行きました。
「アンコール・チケット売り場」から、まっすぐ北へ遺跡の方へ向かう道の途中にあります。
可愛らしいマンゴーの撮影スポット・オブジェクトもあります。
基本的にクメール語オンリーで、ローカル風レストランといった雰囲気。(エアコンとか効いてないです。)
あとバンチャエウは基本的に手で食べるものだそうです。
このレストランでは料理を注文するとスプーンやフォーク、箸は一切出てこずに、ライムの入った水が出てきました。
手を洗うための水でございます。
いっしょに出てくるレタスなどにうまく包みながら食べるのがグッドだそうですよ。
安かったし、美味しかったです~
ごちそうさまでした!
以上、いかがだったでしょうか。
「バンチャエウ」と「オムレツ」を最初は勘違いしてしまいがちですが、カンボジアに来られた際にはぜひ食べてみてくださいね。「バンチャエウ」美味しいですよ。
↓カンボジアの屋台・ローカルフード24選。
↓クメール料理の代表的に紹介される「アモック」。
最後までお読みいただきありがとうございます。