みなさん旅行に行くときはホテルに泊まりますか?それともゲストハウスですか?
日本で旅行する場合は多いのが「ホテル」もしくは「旅館」ですよね。
残念ながら海外では旅館の選択肢はなくなります。まぁあたりまえですよね。
でも海外での宿泊ではもうひとつ人気の高いカテゴリーがあります。
海外旅行が初めてというの方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、「ゲストハウス」と呼ばれる宿泊施設があります。
この記事ではそんなゲストハウスとホテルとの違いや、それぞれどういうメリットやデメリットがあるのかをご紹介いたします。
スポンサードサーチ
目次
①ゲストハウスとホテルの違い
ゲストハウスとホテルとの違いで分かりやすいところでは、まず宿泊料金です。
ゲストハウスはホテルに比べ、格安の料金に設定されていることが多いです。
そのかわりに設備やサービスの豪華さはなくなります。
↓これはホテルですね。
↓こちらは一泊$15くらいだったゲストハウス(十分キレイですが)
またゲストハウスでは宿泊者同士の交流が、ホテルに比べ多いです。
施設内にはだいたい共有スペースがあって、そこで宿泊者同士で情報交換したり、世間話をしている様子がよく見られます。
週末にはイベントやパーティーを開催しているゲストハウスなんかも多いですね。
ちなみに「ゲストハウス」に似た施設である「ホステル」や「バックパッカー」と呼ばれる宿もあります。
厳密にはそれぞれ違いがあるのでしょうが、具体的な境界線や定義はあいまいなのでこの記事内では「ゲストハウス」としてまとめさせていただきます。
呼び方としてはお国柄による差も大きいと思います。
カンボジアでは「バックパッカー」と呼ぶことはほとんどないですね。
それでは料金や施設の違いをもう少し詳しく見ていきましょう。
②料金がホテルに比べ格安
ゲストハウスだとホテルに比べ宿泊料金がだいたい半額、もしくはそれ以下で泊まれます。
※もちろんホテルにもピンからキリまであるので一概には言えませんが。
カンボジアのゲストハウスだと個室で一泊$15前後(1000円~2000円くらい)くらいで泊まれますね。
また料金の違いによって部屋の種類や、宿泊者の客層も少し変わってきます。
1、ドミトリー(相部屋)が多い
ゲストハウスには個室よりさらに格安で泊まれるドミトリーと呼ばれる共有部屋があることも多いです。
ホテルではほとんど見かけることはありませんね。
ひと部屋の中にベッドがたくさん並んでいて、他の宿泊者の方と相部屋のように利用します。
シャワーやトイレも共有です。(お風呂のようなバスタブが付いてることは、まずないですね。)
長期滞在で申し込むとさらにお得に泊まれる宿も多いですね。
初めての方はイメージがつかみにくく貴重品の管理など、かなり不安だと思いますのでこちらの記事も合せてご参考ください。
2、宿泊者の客層
ホテルが家族ずれのファミリーが多いのに比べ、ゲストハウスでは学生や旅人が大半となります。
世界一周中や数か国を周遊している旅人は、ほとんどこういうゲストハウスを利用している方が多いですね。
交流がしやすいので一人旅の方には、特におススメです。
もちろん年配の方で泊まってる方もおられます。
少し注意が必要なのが、料金が格安なためにあまりよくない方(表現がむずかしいですが)が宿泊していることが多いのも事実です。
スポンサードサーチ
③ゲストハウスでは設備やサービスには期待しない
ゲストハウスでは料金が安いだけに施設やサービスにはあまり期待してはいけません。
ホテルのように何でもかんでもというわけにはいきません。
詳細は各ゲストハウスによって異なってきますので事前に確認しておくといいでしょう。
タオルやアメニティなど一切ついてない宿もありますので、ない場合に備えてひととおり自分で用意しておいたほうがいいかもしれませんね。
全体的な清潔感もホテルとは比較しない方がいいでしょう。
1、朝食は別
ホテルでは朝食が付いているのが当たり前のようになっていますが、ゲストハウスでは朝食が付いていないことも多いです。(特にドミトリーにはほとんど付いてない。)
宿自体では朝食を提供していることも多いですが、宿泊料金には含まれず各自で注文するスタイルがほとんどです。
ホテルでは多いビュッフェ形式はほぼないですね。
ルームサービスもないです。
食べ物をまったく提供していない宿もありますので、その場合は自分で用意しましょう。
2、サービスの質が違う
ホテルでは始めに出会うであろう「ベルボーイ」さん、そのような人はゲストハウスにはいません。
お部屋の掃除は滞在中は「なし」のところが多いので、そのつもりでいましょう。(掃除してほしいときはリクエストすればしてくれる)
接客もホテルのような礼儀正しさや丁寧さよりも、フレンドリーでラフな雰囲気の宿が多いです。
いろいろと施設の説明など、チェックイン時にはしてくれない場合が多いので、分からないことは自分から聞きに行きましょう。
3、宿泊中の洗濯
宿泊中の洗濯は共有スペースに洗濯機がある宿や、洗濯サービスをやっている宿など様々です。
旅人の人達は自分で洗濯している人も多いですね。
服を干すときのために紐などを持ち歩いてる人もいます。
カンボジアでは洗濯機がある場合は珍しく、ほとんどのゲストハウスでは洗濯サービスを受付でやっていることが多いです。
だいたい1kgで1-2ドルくらい。
4、現地ツアーはフロントで
ゲストハウスではだいたい受付で現地ツアーやバスチケットなどの取り扱いをしています。
現地のフリーペーパーやチラシなどの情報誌も置いてあります。
ホテルよりも便利なところのひとつですね。
なので、事前にツアーの予約などはせずに宿についてから決める方も多いです。
料金も現地ツアーなので日本で申し込むよりも比較的安い場合が多く、前日や当日の申し込みでも受け付けてくれます。
※ただし「日本語ツアー」などは、事前に探しておいた方がいい。
④ゲストハウスの雰囲気
ゲストハウスではホテルのようなかしこまった感じではなくて、全体的にラフな雰囲気です。
大半のゲストハウスでは部屋の外に共有スペースが設けられています。
そこで他の旅行者の方たちと交流や出会いがあり、情報収集や友達ができる人が多いです。
実はこれがゲストハウスの一番の魅力であり、予算に余裕がある人でも他の人との交流・出会いを目的にゲストハウスを選ぶ人がいるくらいです。
イベントやパーティーを催してる宿も多く、欧米人に人気のある宿などでは「パーティーホステル」なんて呼ばれる宿もあります。
こういう宿ではもうまったくホテルとは趣旨が違うといってもいいでしょうね。
「私、人見知りなんで不安です。。」という方がいると思いますが、大丈夫です。
他の人達も交流を望んでいたり、ひとりの人が多いので話しかけると気軽に答えてくれる人が多いです。
もし仲良くなれなくても、気にしないのが一番です。
海外ではそれぞれ違う国々の人が集まっていますので、良くも悪くも寛容と言いますか、
みんなそんなに気にしません。
また交流したくない人はしなくても全く問題ありません。
服装もみなさんラフな服装で各自過ごしています。
パジャマのような服装でウロウロしてる人もいます。
バシッと決める時は「パーティー用」みたいなね。
宿のスタッフも同じくスーツを着てるような人はおらず、Tシャツやポロシャツのような恰好の人が多いです。
スポンサードサーチ
⑤ゲストハウスのメリット・デメリット
1、メリット
- 他の旅行者との交流がしやすい
- 料金が安い
- 現地の情報が得やすい
- 気張る必要がない
2、デメリット
- 施設やサービスは期待できない
- 必要なものは自分で用意
- 清潔感に欠けるときも
- 王様きぶんは味わえない
以上、いかがだったでしょうか。
ホテル、ゲストハウスともにそれぞれ良い点があります。
自分の旅行スタイルに合った宿泊施設を見つけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
↓カンボジアのおススメ高級ホテルはこちら
↓ドミトリー中心のパーティーホステルなど
↓日本人宿