本日はカンボジアとタイとの国境の街ポイペトの街歩き観光についてです。
ちなみに「ポイペト」はカンボジア側の街で、タイ側は「アランヤプラテート」という名前になります。
ポイペトへ観光へ行く人は稀ですが、バンコクとシェムリアップをつなぐ国境なので沢山の旅行者が通り過ぎる場所でもあります。
ポイペトに関してあまり情報がなかったので、国境付近を歩きまわってみました。
その街歩きのときに見たポイペトの様子についてご紹介いたします。
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目次
①ポイペトの観光
ポイペトで有名なものといえば「カジノ」です。
冒頭でも書いたように観光でポイペトへ訪れる外国人はほとんどいません。
行くとしたらカジノ目的の人が多いでしょう。
実際に歩きまわっていても、外国人にはほとんど出会わなかったです。
バックパックを背負って国境へ向かって歩いてる人を数名見たくらいですね。
トゥクトゥクも見かけませんでした。自転車やバイクのレンタルも見なかったです。
※ほんとは自転車を借りて回りたかったんですけど、発見できなかったので今回は歩ける範囲しか行っていません。
②ポイペトの治安
ポイペトは一般的には治安があまりよくないといわれています。
特にバンコクとの国境越えのときに、ぼったくり詐欺に会うという話をよく聞きます。
私もバンコクから格安バスで移動したときには、様々なぼったくりに出くわしました。
↓その時のお話
たしかに国境付近は独自の混沌とした雰囲気がただよっています。
ですがフラフラと街歩きしてみた感想は、治安のわるさは特に感じませんでした。
日中も夜の時間帯(22時くらいまでですが)もカジノ付近と5号線沿いをぶらつきましたが危険な雰囲気はありませんでした。
バイタクがよく声をかけてはきましたが、「No」と軽く首をふるだけですぐにあきらめてました。具体的な怪しい単語も聞かなかったし、しつこいドライバーにも会いませんでしたね。
※これだったらパブストリートの方がよっぽど誘惑が多いんじゃないかと思ったくらいです…
あくまで今回の私のケースですのでご参考程度に。
もしかしたら深夜を越えてくると様子も変わってくるかもです。
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③ポイペトの宿
ポイペトは宿の情報もとても少ないんです。
大手のホテル予約サイトでも数えるくらいしか、宿泊施設がでてきません。
有名なのは「カジノ・ホテル」です。
カジノを利用する場合はいいですが、カジノに興味がない場合はあまり気がすすまないですよね。
街歩きをしてみたところ、普通のホテルやゲストハウスもありましたよ。
↓ポイペトの宿泊に関してはこちらの記事をご覧ください。
④通貨はタイバーツが流通
ポイペトの街中ではタイの通貨であるバーツがひろく使用されていました。
料金をたずねると最初にタイバーツで提示されることの方が多かったです。
もちろんカンボジアの通貨であるリエルやドルも使えます。
ポイペトはまだカンボジアの街なのですがね…タイの影響力の強さがつたわってきます。
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⑤国境の出国審査付近
ポイペトというとここの景色が思い浮かぶ人が多いんじゃないでしょうか。
出国審査付近はロータリーになっていて、タイまで出稼ぎに行く人なども多く人でごった返しています。
バンコク行きのバスもここに停車し、旅行者はそのまま出国審査を抜けてタイ・アランヤプラテートへと移動していきます。
ロータリー付近に建っているホテルはほとんどカジノ・ホテルのようでした。
工事現場の看板を見ると、ここを電車がまっすぐ突っ切る設定だそうな。
なかなか大胆な設計ですね。
・ポイペト国境のオープン時間
このポイペト国境のオープン時間なのですが、けっこう出どころによって若干違ったりするんですよね。
出国審査のところにいた警備員のような人に聞いたところ国境のオープン時間は6:00~22:00とのことでした。
ただちゃんと意図が伝わったか微妙だったので、参考程度にしてください。
(国境をタイまで越えれる時間なのか、一部のエリアの時間なのか…)
⑥カジノと建設ラッシュ
カンボジアの出国審査場からタイとの国境までは300mほどの距離が空いており、その間に大型のカジノが並んでいます。
そして国境までの直線状の道から北側へ向けて、さらにカジノエリアが広がります。
ギラギラネオンの輝く夜の街ですね。
昼間にこの付近を歩いてみると建設ラッシュといでもいうのか、次々と新しい建物がつくられていました。
あれもこれもカジノになるのかコンドミニアムなのか分かりませんがシアヌークビルのようになっていくのでしょうか…
「貸し出し中・カジノ用・合法」みたいな看板のかかってる建設ビルもありました。
決まってから建てるのかと思いきや、先に建ててしまえというパターンですかね。
またこの周辺では中国語の看板をよく見かけました。
莫大な金が動いているであろう大型建設ビルの周囲にはスラムのような小屋が並んでいます。
下の写真では建設中の二階部分が現場作業をしている人達の仮部屋のようになっています。
おそらく低所得層の人達が住み込みで朝晩働いているのでしょう。
※カジノの話を期待してた人はすいません、今回カジノには入っておりません…
⑦鉄道の駅もある国道5号線沿い
ポイペトのメインストリートになる国道5号線。
ゲストハウスや銀行、レストラン、バス会社さまざまなお店が並んでいます。
コーヒー屋台で一服。
一杯1ドル以下で飲めます、安いですね。
そういえばカンボジアで人気のミーハル(辛いラーメン屋みたいな店)もありました。
国境のロータリーから200mほど歩いたところにはポイペトの鉄道の駅があります。
開通したみたいなニュースもあったような気がしましたが、現在動いてはないようです。
駅は無人状態でした。
駅の裏の方にはカラフルな電車がとまっていました。
⑧市場など生活感あふれる国道まわり
国道5号線から少し中に入って行くと、日常的なカンボジアの様子がひたすらつづきます。
食堂にランドリー屋、携帯ショップにコーヒー屋台などなど。
キャピトルのオフィスの北の方にあった市場。
直訳したら「新しい市場ポイペト」という市場らしい。
屋根が高く広々していましたが、時間帯のせいかお店はほとんど閉まっておりガランとしてました。
市場の中よりも周辺が賑わっていましたね。
適当にはいった食堂でたべた「クイティウ」(5000リエル)
なかなか美味しかったです。
お店の人にタイ人かと思ったと言われました。
なにげにタイ人って言われたのはじめて。
「他に何人だと思う?」って聞いても「日本」という言葉がなかなか出てこなかったです。
このあたりをフラフラ歩いてる日本人ってほとんどいないんでしょうね。
夜ごはんは定番の「フライドライス」(6000リエル)
肉の指定をしなかったら、大きなエビが三つもはいってた。
シェムリアップで何も言わずにこんなエビがはいってたことないな~。
⑨バイタクで観光、橋へ行く
ひととおり歩き回ったのですが、特に何も見つからなかったので道端のバイタクのおっちゃんに聞いてみることにしました。
「ポイペトって何がありますか?」と聞くと「橋」という返事。
最近タイとの間に大きな新しい橋ができたって耳にしてたので、連れて行ってもらうことにしました。
まっすぐ国境へ向かって走って行くので、こんなところにあるのかなと不思議に思っていると到着したのはいつもの国境のところの橋でした。
「新しい」「大きい」橋って何回も確認したんだけどな…
ちなみにこの橋(このあたり全体?)クバールスピアンって言うそうです。
※シェムリアップにもクバールスピアンという観光地があります。
「この橋は知ってるよ」と言って、スマホで検索して新しい橋の写真を見せると「遠い、遠い」との反応。
結局、新しい橋がどこにあるのか分からなかったです。
戻って来て「ほかにポイペトって何かないの?」と聞いても「プサー(市場)」しかでてこなかったので、食堂に連れて行ってもらってバイバイしました。
ゲストハウスのお兄さんにも聞いたんだけど、「スカイバー」とかそういう場所しか出てこなかったです。
以上、いかがだったでしょうか。
他に日本食の美味しいレストランもあるようですが、歩きだと少し遠かったので今回は行きませんでした。
↓シェムリアップからポイペトへの行き方はこちら
↓プノンペンには政府公認の「カジノ」があります
最後までお読みいただきありがとうございます。