カンボジアで生活していると日本人の旅行者の方が「ぼったくり」という言葉を発しているのを耳にすることがあります。
以前に何でもかんでも「ぼったくられた!」と嘆いてる人を見かけました。
それも大きな差額ではありません、屋台や市場での数ドル単位のものです。
その当時感じたことを殴り書き的に残していたものがあったので、本日はそれをアップしてみようと思います。
※数千ドル・数万ドルの損失みたいな詐欺・事件みたいなものではなくて、数ドル程度のものの話です。
スポンサードサーチ
①そもそも「ぼったくり」って何?
そもそも「ぼったくり」って何なんでしょう?
定価や相場より高く請求され、支払ったらあとで「ぼったくられた」とかって言いますよね。じぁ定価自体が決まってなかったらどうなんでしょう。
相場というのもかなり曖昧です。
すぐに「ぼったくられた」という人は底辺に近い料金を勝手に相場にしていることも多いです。
「ぼったくり」って言葉は自分は被害者で相手を悪くいう印象がありますよね。
「うわっ俺、損した、だまされた…」
②外国人価格は存在するのか
カンボジアでは外国人価格というのが存在する場合があります。
といっても、もちろん全てにあるわけではないですし、
はっきり「外国人価格」という決まりがあるわけではありません。
でも現地カンボジア人と外国人観光客で、料金が少し違うというのは起こりえます。
でも3,000リエル(約80円)が4,000リエル(約105円)とか。
2倍とかになってくると少し高いと思いますけど。
そういう場合は安い方の現地人価格を定価のように従える人が多いですよね。
これはぼったくりなんでしょうか。
「となりの現地人は2ドルだったのに、俺は2.5ドル請求された!ぼったくりだ!」
スポンサードサーチ
③カンボジア人はアンコールワットの入場は無料
外国人はアンコールワットへ入場するのに37ドル(約4,000円・一日券の場合)のチケットを購入する必要があります。
カンボジア人は入場するのにチケットは必要ありません、無料です。
でもこれに関して、ぼったくられたと嘆いている人を私はまだ見たことがありません。
このように差額があっても、事前にはっきりと料金が提示されていれば、ぼったくりと言う人は少ないのでしょうかね。
「ぼったくられた」というのは「だまされた」に近い感情があるんでしょう。
となると日本の料金設定に慣れた自分の勝手な価値観で、ただ不当に相手の悪口を言ってるようなものですね。
④現地人が割引されているのかも
外国人料金が高い設定というよりも、現地人が割引されてると考えてみるのもいいかもしれません。
やはり現地のカンボジア人から見れば、外国人旅行者はお金持ちなんです。
ほんとは外国人料金で売りたいけど、現地人には割引してあげてる。
遠い国から飛行機に乗って観光に遊びにきている時点で、彼らにとってあなたはお金持ちです。残念ながら誰もが平等で公平なんてことはないです。
彼らは毎日毎日休みもなく働いても、日本で同じ労力を使って稼げるほどのお金は得ることはできません。日本まで旅行へ遊びに行きたくてもそんなお金を稼げないんです。
もし彼らが逆の立場だったとしたら、きっと「ぼったくり」とか言わずに少し高く請求されてもすんなり出してくれる気がします。
けっこうそういう人たちなんです。
貧しい人たちの気持ちを知ってるから。
お金ないわりには物乞いに小銭あげたり、見知らぬ人にもご飯を分けてくれたりするんです。困ってる人とシェアする感覚があるんですね。
日本に住んでいると、ほんとにお金の面で貧しい人に会うことはほとんどないかもしれません。(彼らが貧しいと言いたいわけではないですよ。)
まぁ何でもかんでも困ってる人に分け与えてあげるのが必ずしも正しくて、何が優しさだとは言い切れませんけれど…
以上、いかがだったでしょうか。
結局何が言いたいのかよく分かりませんが、すぐに「ぼったくり」と吠えるのはやめた方がいかなと。
「ぼったくり」ってやっぱり相手を悪くいう言葉だと思うので。
何か考えたり感じるきっかけにでもなってくれればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。