先日、「バッタンバン」へプチ旅行へ行ってきました。
バッタンバンは旅行者の方にはあまり馴染みがありませんが、カンボジアの中では大きな街のひとつになります。
場所はシェムリアップの南側にあり、直線でまっすぐ行けるとけっこう近いのですが、道の関係上トンレサップ湖を迂回するように遠回りをしないといけません。
バッタンバンは観光だと「バンブートレイン」が有名です。
この記事では、プチ旅行の様子をもとにバンブートレインとバッタンバンの街をご紹介いたします。
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目次
①バッタンバンへの行き方
シェムリアップからバッタンバンへ行く場合はバス(もしくはミニバン)の利用が一般的です。
他にはタクシーやボートという方法もあります。空港はありません。
バスの出発時間は午前中のものが多く、夕方以降に出発するものはほとんどありません。
カンボジアの中では比較的大きな街になりますので、運行しているバス会社は多数あります。
バッタンバンまでの所要時間は片道3時間くらいです。
バスチケットの料金の相場は$4~10程度。
②バンブートレイン(Bamboo Train)
1、観光の目玉「バンブートレイン」
バッタンバンは旅行者に馴染みがないように、観光場所というようなところが少ないのです。
その中でも有名なのが「バンブートレイン」です。
「バッタンバンって何があるの?」って聞いたらだいたいの人は最初に「バンブートレイン」をあげると思います。
※ただなんでこんなに有名なのかは、なにげに不思議であったりします。
バンブートレインとは名前の通りバンブー(竹)を使った電車のように線路を走る乗り物です。
昔は地元のカンボジア人たちが物資を運ぶために使っていたものだそうですが、時代が変わるにつれこの風情ある乗り物は観光客に注目されることになりました。
【追記】このバンブートレインですが、近年大きくリニューアルしたようです。
草むらの中の庶民の乗り物から、キレイになりかなり観光地化っぽくなっているようです。
以前の独自の風情がなくなり嘆いている方もいますが、どちらかといえば外国人向けというよりはカンボジア人向けにリニューアルされたような印象です。
ここからは私がリニューアル前におとずれたときの様子になります。
現在は変わっているところもあるかもしれませんが、ご参考にご覧ください。
2、バンブートレインの乗り場
バンブートレインの乗り場へは、自転車で行ったのですがけっこう迷いました。
スマホで地図を確認しながら行ったのですが、それでもむずかしかったです。
行き道の途中にはドラマにでもでてきそうな、いい感じの橋もありました。
他にも利用されていない線路もたまにありました。
やっとこさ乗り場の近くまで来たときには何もないので間違ったと思って、引き返そうとしたこともありました。
そのときたまたま近くでお店でパイナップルを買って休憩していると、お店のおっちゃんがこの先の道を曲がったところだよと教えてくれました。
このとき教えてもらえなかったら、途方に暮れていたかもしれません。
乗り場はほんと「田舎の細道の先の草むらの中」みたいな場所にありました。
それなりに有名だったのですが、こんなところにあるのかと思いましたね。
乗り場についても質素なもんです。入り口っていうほどのものもありません。
小さなお土産屋がいくつかあるくらい。
最後に外国人を乗せたトゥクトゥクが目印になったくらいで、行くまでの道や乗り場にもバンブートレイン案内の看板は何ひとつ見かけませんでした。
草むらの中に線路がひかれ、ぽんぽんとバンブートレインが無造作に置かれています。
2、いざバンブートレインに乗車
乗車料金を払って乗り込むと(上に座るだけですが)カンボジア人のおっちゃんが一人後ろに一緒に乗ってきます。
なんと彼がドライバーなのです。
モーターのようなものを使ってバンブートレインを走らせていきます。
乗車料金は一人5ドルでした。
加速はゆっくりしたものですが、勢いにのってくるとスピードはなかなか速かったです。
数十キロくらいでしょうか、原付スクーターに乗ってるような感じでした。
まわりは緑にかこまれているので、自然の中を走り抜けているようで楽しかったです。
もちろんリニアモーターカーのようにスーと進むわけではなくて、怖くない程度にガタガタします。
このアナログ感がなんともいい感じです。
3、手動で線路わきによける
線路は一つしかないため、反対からもバンブートレインが来たときは、どちらかが一度止まり線路のわきに避けます。
避けるときも手動で、みんなで「よっこいしょ」です。
分解してみるとほんとにタイヤの上に乗ってるだけなんですね。
線路のわきでお見送りします。
次々と反対方向からもやって来ました。
折り返し地点(片道5㎞くらいでした)に到着し、ここで小休憩です。
お土産にバンブートレインTシャツなんかが売っています。
ついつい一枚買ってしまいました。
帰りは同じ道を通って乗り場まで戻ります。
帰り道ではこちらが優先なのか、行きし側の人が降りてくれるので、お見送られ乗りっぱなしの王様気分でした。
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③ナイトマーケットや食事など
バンブートレインからの帰りに、街の中心部に博物館があるようだったのでよってみました。
着くのが少し遅かった。
閉まっていました、残念。
あたりが暗くなってくるとナッ・マーケットのすぐ近くの川沿いに「ナイトマーケット」が出ており賑やかになっていました。
内容なよくあるような、服屋さんやレストランが並んでいました。
さらにマーケットから少し南へ歩くと屋台風のレストランがたくさん並んでいたので、そこで夕食にしました。
フライドライスで1.5ドルです。
④ゲストハウス「FIRST HOTEL」
宿泊は「FIRST HOTEL」 というホテルを利用しました。
名前はホテルですが、まあゲストハウスですね。
料金は超格安でなんと1泊で5ドルでした。(予約サイトで通常以上に安くなってました。)5ドルといってもドミトリーではなく個室(ファン)でこの値段です。破格ですよね。
部屋は5階で、なんとびっくりエレベーターまでありました。
シェムリアップでは考えられないです。どうやって利益だしてるのか不思議になります。
さらにさらにバス停からトゥクトゥクのフリーピックアップまで付いてました。
ピックアップは頼んでいたわけでもないのですがバスから降りると、なんと名前の書かれた紙を持ったドライバーがバス停で待ってました。
頼んでないので何でいるのか最初はかなり怪しみましたが、名前があるので大丈夫だろうと乗ることにしました。(ホテル関係者じゃなかったら名前を知ってるはずないから)
宿に着いた時にツアーの営業はしてきましたが、しつこくもなく軽く断ったらその後も特に何の問題もありませんでした。
いたりつくせりです。
自転車も宿で借りました。料金はたしか1日1ドルだったと思います。
立地もわるくなく、おススメですね。
→「FIRST HOTEL」予約ページはこちら(Booking.com)
以上、いかがだったでしょうか。
バッタンバンへの旅2日目のワット巡りへ続きます。
最後までお読みいただきありがとうございます。