やっととれた休暇、なかなか行けない海外旅行。
日常から解放されついつい楽しくなって気が緩んでしまいますよね。
シェムリアップは特に比較的に治安もよく、南国で暖かいうえにゆる~い雰囲気が漂ってるだけに油断してしまいがちです。
そんな時に被害にあいやすいのがスリや盗難です。シェムリアップの街でもスリや盗難はたまに発生することがあります。
その時の対応方法を簡単にまとめましたので、ご参考ください。
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目次
①盗難にあったらツーリスト・ポリスへ
シェムリアップで旅行者が盗難にあった場合は盗難届や証明書の作成はツーリスト・ポリスになります。
1、ツーリスト・ポリスの場所
ツーリスト・ポリスの場所はアンコールワットへ向かう道の途中にあります。(旧アンコール・チケット売り場の隣)お店が周りになくなり、木々の間のとおる一本道に入るいっぽ手前です。
ドライバーに言えば連れて行ってくれるでしょう。片道10~15分くらいです。
ただ日本のように公的な機関だからといって安心できないのがカンボジアです。
盗難証明書を作成してもらうのに、ひどく手間のかかる場合があります。
2、英語で状況説明が必要
シェムリアップのツーリスト・ポリスは日本語は不可ですが、英語が可能です。
まず盗られた時の状況などを一通り英語で説明する必要があります。
英語が苦手な人は、だれか話せる人間を連れてこいと言われるかもしれません。
以前に聞いた例では「盗られた時にいたドライバーを連れてこい」みたいなムチャぶりを言われたという方もいました。
良い方の例では(警察は関係ないですが)盗難証明書を作成してもらえなかったけれど、「保険会社に連絡して事情を説明したら証明書なしでも大丈夫になった。」
という方もおられました。
3、数日かかるのは覚悟しておく
上手く状況が説明できても、テキパキとすぐには作ってくれません。
だいたい「明日もう一度来い」とか言われます。
ですので、残念ながら日数に余裕がない方はあきらめた方が早いかもしれません…
2泊3日の海外旅行が半分くらい警察への往復でなくなる可能性も起こりえます。
どうしても早く作って欲しい方は、その旨を必死で伝えたら早くなるかもしれません。
その代わりに(非公式な)エクスプレス料金のようなものが必要になる可能性が高いです。
※すぐに作ってくれない理由の一つに「中には保険金詐欺のような連中もいるため」というのもあるそうですが、本当に盗難にあった人からするといい迷惑ですよね。
②クレジットカードを停止しましょう
クレジットカードも失くした場合はすぐにカード会社に連絡して止めてもらいましょう。
緊急用の連絡先などは前もってどこかにメモっておくのがよいですね。
電話ができない方は貸してもらいましょう。
国際電話の場合は最初は貸してくれないかと思いますが、カンボジアの一般的な電話でだいたい通話はできますので、ちゃんとその分のお金は払うということを伝えられれば貸してくれるかと思います。
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③特に注意したい正月のパブストリート
シェムリアップでスリ・盗難が起こりやすいのは、やはり人が集まる混雑する場所です。
特に注意したいのが正月のパブストリート。
最近は減りましたが、数年前は正月のたびに誰かがパブストリートに遊びに行ってスマホや財布をなくしたという話がよくありました。
その頃はかなりの確率でiPhoneが狙われてましたね。昔のエアーマックスのように(分かる人だけでいいです)ブランドになってましたんで。今でも最新のiPhoneを持っている方は要注意ですよ。
④実際に体験した2つのお話
ここからは私が実際に見た、体験したお話を2つご紹介します。
ちょっとグダグダしますので暇な方だけ読んでください。
1、目撃したひったくり現場
シェムリアップで実際にひったくりが起きる瞬間を目にしたことがあります。
その時のお話をどうぞ。
時間帯は夜10時すぎくらいでした。
少し細い道に入ったようなところで、街灯も消えはじめ辺りは暗くなってきています。
私はお店の中でぼーっとしながらドリンクを飲んでいました。
するとお店の前に中国人のような若者のカップルがやって来ました。
入り口には見栄えの良い看板があったので二人は写真を撮り始めました。
女性の方はいかにも無防備な様子で、片方の肩にカバンをぶら下げています。
心の中で私は危ないなーと思いました。実はこの前の通りは以前にもひったくりがあったんです。
カメラを構えていっぽ道路側にでます。
その瞬間、横からバイクが走って来てバッっと女性のカバンをひったくって行きました。
ひったくられた女性は一瞬なにが起こったか分からない様子でした。自分の身にそういうことが起こると想定してなかったんでしょう。
バイクは人の集まる明るい方から来て、暗くなる細い道の方へ逃げて行きました。
女性はハッと我に返り追いかけようとしましたが、もう手遅れです。
しばらくその場に立ちすくんでいました。
2、自転車の前のカゴには荷物をいれない
個人的なツーリスト・ポリスの思い出といったらこれ。
私が以前に働いていた職場では旅行者の方に自転車の貸し出しをしていました。
ある日のこと自転車を貸していたお客さんが前のカゴに荷物を入れていて、ひったくりに遭いました。
そのお客さんは行動力もあり自分でツーリスト・ポリスに行き自分のことは上手く解決したそうですが、なんと私達の貸し出していた自転車が返ってきません。警察が預かっているというのです。
なぜかと言うと、「自転車の前のカゴに縛りもせずに荷物を入れるのは盗られてもしょうがない行為」で、貸し出し時に注意を喚起しなかった私達にも非があるというのです。
自転車は預かっているから自分たちで取りに来いというのです。
ツーリスト・ポリスって近くないんですよね。
最初に私が取りに行くと日本人はダメだ、カンボジア人を連れてこいと言って返してくれません。
次に新人のカンボジア人スタッフに行かせると、これも何か返してくれないといいます。
最後に慣れたスタッフが行って、ようやく返してくれました。
結局ツーリスト・ポリスまで3往復したことになります。
しかも最後に行ったのは盗難が発生してから数カ月たっていたため、私達の自転車はもうなくなっており別の違う自転車が返ってきましたとさ。
何それ。
以上、いかがだったでしょうか。
盗難にあうとなにかと手間がかかります。何よりも気持ちが悲しくなりますよね。
被害にあうときは気のゆるみから来ることが多いです。
まずは最低限、荷物や貴重品の管理には忘れずに気を配っておきましょう。
お恥ずかしながら過去に私が財布を盗られた体験談です。かなり詳しく書きましたのでご参考にどうぞ↓
最後までお読みいただきありがとうございます。