金利が良いことでも注目されているカンボジアの銀行。
定期預金をしておくと1年で平均5%前後の利息を得ることができます。
この度はカンボジアの銀行である「ABA Bank」で新しく口座開設をしてきましたので、そのときの実体験のレポートです。
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目次
①口座開設に必要なもの・所要時間など
大事なところだと思いますので、最初にまとめておきますね。
1、必要だった書類
- パスポートのみ
2、聞かれたことなど
- ビザの種類
- 電話番号
- 住所
- 仕事
住所や仕事は尋ねられましたが、口頭で答えただけで居住証明書や雇用証明書などは必要ありませんでした。
3、所要時間
- 口座開設に要した所要時間 約30分
②カンボジアの口座開設のメリット
なぜカンボジアでの銀行口座開設が注目されているのか、そのメリットを簡単にお伝えいたします。
1、金利が良い
金利が良い。
これが何よりもの理由だと思います。
銀行や期間によって若干の差はありますが、
カンボジアの銀行で定期預金に入れておくと平均で約5%前後の利息がつきます。
そこから税金なども少し取られますが、日本の銀行の金利と比べればその差はあきらかですよね。
仮にカンボジアの銀行で100万円を定期預金に入れておくと、一年で5万円の利息がもらえます。日本だったら100万円入れていても、銀行に行く交通費だけで一年の利息はなくなってしまうでしょう。
カンボジアだともし1,000万円預けると一年で50万増えます。
2、米ドル建てで預金できる
もうひとつのカンボジアの銀行を選ぶメリットが米ドルで預金できるところです。
カンボジアは東南アジアの発展途上国のひとつですが、通貨は米ドルが使用できるんです。
リエルというローカルの通貨もありますが、どちらが主要通貨かなのか分からないくらいに国内では米ドルが流通しています。
ちなみにリエル建てで預金すると米ドルよりも少し金利がよくなりますが、通貨の信用度もふくめ、ほとんどの方は米ドルで預金しています。
3、カンボジアの口座開設のデメリット
残念ながら、ひとつ注意しておかなくてはいけないデメリットがあります。
それはカンボジアの銀行が破綻した場合に保証がないという点です。
万が一のことは考慮したうえで預金した方がよいでしょう。
あと、あまりマイナーな銀行は避けた方がいいですね。
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③新しくABA銀行に口座開設した理由(銀行選びの参考に)
今回、新しく口座開設したのは「ABA Bank」という銀行です。
すでに他にも二つのカンボジアの銀行口座を持っていたのですが、新たに「ABA Bank」の口座開設をしに行った理由を書いておきます。
銀行選びの参考にしてくださいね。
- ABA Bankがなかなか便利らしい。
- 新規の口座開設が簡単にできる。
- 口座開設が今後は難しくなる可能性がある。
- シェムリアップ市内にATMが多い。
- 外国人在住者にも利用者が多い。
- モバイルアプリが便利で使いやすい。
- ATMから入金できる
(通常カンボジアでは支店の窓口まで行かないと入金できない。また切れ目の入ってるお札もATMで入金できるという噂。) - 支店の機能・対応もしっかりしていて待ち時間も少ない。
(他の銀行で店の中がどうなってるのかわからなかったり、めちゃくちゃ待たされた経験あり) - 金利が良い(ABAが特別よいわけでもないですが。ちなみに金利は1年米ドル定期預金で4.75%)
④実際に口座開設したときの流れ
1、ABA銀行のシェムリアップ支店の場所
シェムリアップのほぼ真ん中あたりにABA銀行の支店があります。
パークハイアットのあるシバタ通りの交差点のすぐ東側20mくらいのところです。
2、すぐに窓口での対応にたどりつけた
入り口の扉をあけると目の前に順番待ちの紙が出る機械と受付があります。
受付のピシッとした格好のお姉さんに新規の口座開設をしたいと伝えると、
まず「長期のビザを持っていますか」と聞かれました。
持っていると答えると「○番の番号押してください。」と言われ機械のボタンを押します。
出てきた紙を取ったら「そのまま○番のカウンターに行ってください」と、すぐに窓口の対応にまでたどり着くことができました。
※けっこう待たされることを予測していたのでびっくりです。
ただ指定された番号のカウンターには、まだ他のお客さんが座っていて対応中です。
横から入っていいもんだろうかと思いつつ、そっと声をかけてみると「隣の隣の窓口に行ってください。」とのことでした。
3、流暢な英語での説明
あらためて新規の口座を開設したいと伝えると、まずパスポートとビザの確認がありました。(おそらく短期ビザと長期ビザで対応が変わるのかもしれません。)
パスポートとビザの確認が終ると、次は作りたいカードの種類をたずねられました。
私はとりあえず口座が作れればよかったのですが、クレジットカードやデビットカードなどの説明をしてくれます。
丁寧に説明してくれるのですが、情報量が増えるほどだんだん分からなくなってきます。
※もちろん説明は英語。
ところどころ単語が分からないとスマホの翻訳機能も交えて教えてくれました。
とりあえず今回はクレジットカードを作る気はなかったので、クレジットカードはやめておきました。
クレジットカードは1年の利用で$10必要だそうです。
カードの種類が決まると、あとは店員さんが先導して進めてくれます。
店員さんがパソコンでいろいろと入力している間、こちらはほとんど待っているだけでした。
途中でいくつか質問されたのですが、聞かれたのは電話番号・住所・仕事(ポジションなど)くらいです。
入力が終ると、内容を確認して数カ所にサインをします。
4、モバイルアプリのインストール
ひととおり終わると「ABA Bank」のモバイルアプリをインストールするように言われました。もちろん銀行にwifiとんでいます。
インストールが完了するとその場でアプリの使い方を説明してくれました。
便利だなと思ったのがアプリを使って銀行のカードが手元にないときでも、ATMから現金が引きだせる機能があることでした。(悪用されるのがこわいですが。※機能に制限はあり)
5、口座開設の終了
ATMのカードは7~10日後にSMSで完成の連絡を送りますとのことで、通帳だけ先にくれました。
最後は店員さんといっしょに店内にあるATMに行って、使い方の説明を聞きながら必要最低限の入金をします。
これで本日の新規口座開設の行程は全て終了。
6、後日カードの受け取り
カードは7~10日後とのことだったのですが、連絡(SMS)が来たのは約一か月後でした。
※実際はもっと早くできてたのかもしれませんが。カンボジアの連休を挟んでたのも遅くなった原因かもしれません。
- ABA銀行 シェムリアップ支店
- 住所:#01-04, St. Samdech Tep Vong
- 電話:(+855) 98 203 829
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④その他の銀行口座開設のプチ情報
その他のカンボジアの銀行での口座開設に必要だったものを挙げておきます。
新規口座開設のために特別用意したものなど。(パスポートやビザは除く)
※数年前の情報なので、変更されてるかもしれませんがご参考程度に。
1、「ACLEDA銀行」
カンボジア国内で最大手の銀行である「ACLEDA Bank」。
新規口座開設をするために在住証明書のようなものを、当時空港近くのイミグレーションまでつくりに行きました。
2、「PPCB銀行」
「Phnom Penh Commercial Bank」略して「PPCB」です。
日本語だと「プノンペン商業銀行」です。
以前はSBIホールディングス株式会社が筆頭株主でしたが、現在は韓国の会社に変わっています。
※このまえシェムリアップ支店に行くと韓国語で話しかけられました。
とはいえ、プノンペンのオルセー支店にはジャパンデスクがあり日本人の方もおられるようです。
口座開設するためには数年前は特に何も必要なかったですが、現在はいくつか書類が必要になっているようです。
以上、いかがだったでしょうか。
この記事はあくまで私の体験談なので、詳しいことは各銀行の公式ホームページで確認してみてくださいね。詳しい金利なども載っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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