海外に長期間で滞在していると、パスポートの有効期限がなくなってくる場合があります。
日本に帰って更新するのもありですが、他国にある日本大使館でパスポートの更新をすることができます。
カンボジアでは首都プノンペンにある日本大使館で申請する必要があります。
この記事では私が以前にカンボジアでパスポートの更新をしたときの体験をシェアしたいと思います。
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目次
①在カンボジア日本大使館で更新の申請をする
カンボジアでパスポートの更新をするには、まずプノンペンにある在カンボジア大使館まで行って更新の申請をする必要があります。
※２０１８年初旬に在シェムリアップ領事事務所ができましたので、現在はシェムリアップでも更新可能かもしれません。できたころはまだ準備が整ってないため取扱い不可と記載されていましたが、シェムリアップにいる方は問い合わせてみたらよいでしょう。
・在カンボジア大使館の場所・営業時間など
日本大使館はプノンペンのボンケンコン・エリアの南側、ノロドム通り沿いにあります。
独立記念塔をまっすぐ南へ1.5kmくらい下がって行くと左手に見えます。
- 住所：No.194, Moha Vithei Preah Norodom, Sangkat Tonle Bassac, Khan Chamkar Mon, Phnom Penh, Cambodia
外から見ると殺風景で堅苦しそうな雰囲気を放つ、まっ白の建物です。
- 開館時間・窓口 月～金 8:00～12:00 14:00～16:30
※土日・祝日：休館
②パスポート更新に必要なもの。費用や日数
- パスポート（有効期限内のもの）
- 更新料金 10年 570,000リエル（150ドル弱くらい）
5年 395,000リエル（100ドル弱くらい） - 写真１枚 4.5cm x 3.5cm
パスポートは残存期間が１年に未満になったら、切り替え申請が可能になります。
料金の支払いはリエル払いのみ受付可能。米ドルでは支払えません。
※事前に料金ぴったりのリエル札を用意しておきましょう。
なかなかこれだけの大量のリエル札を手にすることも珍しく、おもしろいですよ。
写真はシェムリアップだとラッキーモールのシバタ通りをはさんだ向かい辺りに、写真屋さんがあります。１００００リエルくらいでいっぱい印刷してくれます。
- 必要期間：交付には土日・休館日を除く、開館日で3日ほど必要
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③実際に更新したときの様子
１、プノンペンへ向かう（１日目）
私はシェムリアップに住んでいましたので、まずプノンペンまで向かいました。
ここで注意しておきたいのが、大使館の窓口は16:30までということ。
※よく見ると受け付けは午前のみって書いてありますね。午後は受け付けは不可かもしれません…
少し余裕を持って朝8:30のバスを予約しました。（プノンペンまでは６時間くらいの予定です。なので14:30ころに着く予定でした。）
はい、余裕を持ったつもりだったのですが利用したのは格安のローカルバスです。
時間通りには行きません。（ある意味予定通りか…）
まず出発から乗客が少なかったのか１時間後の9:30発のバスにまわされ、さっそく予定がくるいます。
さらに時間が掛かったのがプノンペン中心部に入ってから、バス停までが非常に時間がかかりました。混んでるうえに広くもない道を大型バスで進むもんだから、なかなか進みません。
バス停に到着後、すぐに近くにいたバイタクで日本大使館へ向かいます。
なんと大使館の到着時刻は16:28！
残念ながらこの日は門前払いを受けました。
２、更新の申請が終了（２日目）
気を取り直して次の日の午前中に日本大使館へ向かいます。
日本大使館は外観から厳かな雰囲気を放っていました。
カンボジアの日常的な服装（T-シャツにビーチサンダル）だった私は非常に場違いなところに来てしまったような気分で足取りが重くなりました。
入り口のとても重そうな金属の扉を開けて中に入ります。
中に入るとすぐ右側に受付がありました。
そこで日本のパスポートを提示して、名前等を記入して入館許可証をもらいます。
次には荷物チェックがあります。ここで持ち物は全て預ける必要があります。
※スマホや携帯も一切持ち込むことができません。
荷物チェックを終えるとその先の受付のある建物へ向かいます。
私が行ったときはけっこう混んでいました。前方に窓口が数カ所あり、その前にイスが並んでいます。銀行と病院を合わせたような雰囲気でした。
イスには座ってる人がたくさんいたのですが、待っているのかどういう状態なのかさっぱり分かりません。重苦しい雰囲気も重なり若干とまどいました。
すいてきてから窓口へ進み呼び出しボタンを押します。
そこで申請用紙をもらい窓口で記入しました。
用紙の記入が終ると準備してきた写真とパスポートといっしょに申請します。
引換券のようなものを受け取ってその日は終了です。
せっかくリエルの札束（570,000リエルってけっこうな札束になるんですよ）をおそるおそるポケットにしまい込んできたのに、料金の支払いは受け取り時のようです。
日本人の職員の方が一人おられて、最初は忙しそうにされていましたが、手が空くと話しかけて来て下さいました。
通常は発給に３日ほど必要なようですが、シェムリアップから来てる旨を話すと明日にはできるようにしてもらえるとのことでした。
この日に新しい宿に移動しようとしてる人はご注意ください。
パスポートが大使館に預けてて自分の手元にないのでチェックインの時にあやしまれます。
３、パスポートの受け取り、支払いに行く
発給・受け取りは午後となっていたので、次の日の午後になってから受け取りに向かいました。
前日と同じ手順で入り口から大使館へ入館します。この日はすいていました。
窓口で支払いを済ませて新しいパスポートと旧パスポートの二つを受け取ります。
※私が申請したときは更新料金が595,000リエルでした。
新しいパスポートはキレイでなんか気持ちがいいですね。
古い方のパスポートには穴があけられて返ってきます。
④パスポートは日本国からの借り物
余談なんですけど、パスポートって「日本国から借りてるもの」であって「自分のものではない」ってご存知ですか？
国のものなので勝手に捨てたり破ったり落書きしたらダメだそうですよ。
ダメなのは知っていたけど借りものだとは思わなかったですね～
以上、いかがだったでしょうか。
カンボジアでパスポートの更新が必要な人は少ないかもしれませんが、私も最初はどうやって更新するのか分からなかったので、誰かの参考になればうれしく思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
